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娘のはた当番中に起きた出来事




こんにちは。

言語聴覚士で子どもの発達アドバイザーのタグチトモコです。



小学校入学を控えたお子さんのママは
「ちゃんと朝起きて準備できるかな」
「ちゃんとみんなと登校できるかなぁ」


と不安に思われている方もいるかと思います。




登校に関しては
集団登校やそうでないところ、バス通学の子もいるので
それぞれの登校スタイルによって
うまくいきやすいポイント
つまづきやすいポイントがあるかと思います。



できれば
お子さんに頑張ってもらうポイントはなるべく1つ~2つ(※)に絞って
登校時の見通し、困った時の対応など
まわりの方への協力もお願いしながら準備できるといいなぁと思います。

※がんばってもらうポイント1つ~2つというのは
例えば
・重いランドセルを背負う学校まで歩く
・通学班のお姉ちゃんお兄ちゃんのペースについていく
・交通ルールを守る
たくさん頑張るポイントがありますよね。
慣れないことばかり、知らない事ばかりで不安なことばかりの登校シーン。
手伝ってあげられるところは手伝って、がんばるポイントを絞ってあげるのがおススメです。





さて私の娘の学校は集団登校で
月1回は【はた当番】という係が親に回ってきます。

集合場所から交通量が多い箇所をすぎるまで
旗をもって一緒に登校します。

先日はた当番をしている時に起きた出来事を今日はnoteに書きたいと思います。


通学中のトラブル



以前からよくケンカする姉妹がいるというのは娘に聞いていたのですが、
この日もその2人が揉め始めました。


Aちゃんは手に砂をにぎり
Bちゃんは手に小石をにぎり


登校中にその砂をかけたり、小石をかけたり楽しそうにやりあっていました。



だんだんエスカレートして
BちゃんがAちゃんのランドセルをたたき
仕返しにAちゃんが砂を投げることに発展…。



だんだん「楽しい」から「ケンカ」の雰囲気になって行きました。

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次第に歩道から飛び出してしまいそうになることも度々‥‥
これはもう2人の距離を物理的に離してあげた方がいいかなと思ったその時


登場したのは6年生の班長さんでした。



こどもたちがした対応



班長さんは
Aちゃんを自分の隣(列の先頭)にサラッと連れて行きました。


たたいてやり返すことができなくなってしまったBちゃんは超イライラ。


前にいるうちの娘のランドセルに顔がつきそうなくらい近づいて歩き、
たびたび娘の足を蹴っていました。


すると娘は「痛いからやめて」と言って、少し距離を離れて歩き、




イライラが止まらないBちゃんは
道路を蹴りながら歩いていましたが、
だれもそれについて反応しないでいると
次第に少しだけイライラが落ち着いてきました。



するとそのタイミングで後ろから5年生の子がBちゃんのところに来てなだめてくれてグッと落ち着きました。


そのあとは落ち着いて登校することができました。


こどもたちが日々培って出来た対応法



通学班のみんなにとっては
こういった出来事は【いつもあること】なのかもしれません。



大人が常にいる場面ではないので
子どもたちだけでなんとか解決して
学校までたどり着けないような場面もこれまであったのでしょう。



いろいろ試行錯誤して
身についた対応方法だと思いますが

・あたま6年生がもめてる2人を離したタイミング
・あたま5年生の子がなだめにきたタイミング
・あたま他の子たちが必要以上にヤイヤイ言わない雰囲気



絶妙だったなと思い、心の中で拍手をしてしまいました。

タグハート

これから1年生になるママへ




よくご相談を受けるママから
「まわりのお子さんにご迷惑をかけるのでは…」とのご心配をお聞きすることがあります歯



登校時の問題は
・あたまそれぞれのお子さんの状態
・あたま登校班のお友達の様子
・あたま登校時の環境など
多くのことが絡んでいるので一概には言えませんが


今回の子どもたちの様子を見て
まわりの子に迷惑をかけてしまっているかもしれない場面が
「どうやったら解決するか」をみんなで考える機会になっているように感じました。



もちろん子供だけでは解決できない時には大人の介入や事前の環境調整など必要なこともあると思います。
ただ過度に迷惑をかけることを心配する必要はないかもしれません。


子どもたちは私たちが思うより、
頭が柔らかく柔軟に受け入れたり、考えたりすることができます。


時には大人が手助けしながら
時には信じて子どもたちに任せてみて
徐々にお子さんが安心して登校できる環境を整えてあげられるといいですね。


よかったら参考になさってください。


小学生空


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