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自分自身の美しさをオークインと調べた日曜日

むみぃー
梦泉(むみ)トモチカです。
うおとホタルさんが上半身っぽいものを見つけてくれました。
以前にも言った…私の名前は上半身と下半身のクラゲの名前が組み合わさったもの…10月15日以前は下半身の「トモチカ」だけでした。
ホタルさんの環境が変わるのがトリガーだったのかもしれません。
ホタルさん…17日から姫路から新大阪に仕事場が変わると聞きました。
12日に突然新大阪行きを提案されたときの驚きと現在の心境をブログに書かれていますので、お時間が宜しければ確認をお願い致します。

ホタルさんのブログの宣伝はこれくらいにして、日曜日に̪シネ・リーブル神戸で見た映画の感想を書いていきます。
タイトルは
メイクアップ・アーティスト:ケヴィン・オークイン・ストーリー
日本では10月14日より順次公開されています。この映画を詳しく知りたい方はこちらのリンクより確認をお願い致します。
https://www.uplink.co.jp/aucoin/

ケヴィン・オークインの家族、メイクアップに新しい世界を魅せられた方々が彼の人物像を語り、当時の映像とともに振り返るドキュメンタリー映画になっています。
1962年~2002年まで…60年の短い人生…ですが彼の持っていたメイク技術は後世の私たちにも伝わっており英語のタイトルで「Larger Than Life」と付けられているように、生きた時間より遥かに大きな影響力を持っていた方です。
絵を夢中で描いていた幼少期からメイクアップ・アーティストの第一人者になり、スーパーモデルから「ケヴィンのイスに座る」と言われた全盛期、末端肥大症による鎮痛剤中毒でバスルームで倒れ帰らぬ人になる最期まで克明に描かれています。

この映画を知ったのはお昼の食事にポテトを食べていたときです。手に取ったパンフレットがこの映画でした。
誰もが自分自身の美しさを探している
メイクはその人の美しさを見つけること
この言葉に惹かれ、簿記3級学習を途中で切り上げ映画鑑賞することに決めました。

会場のど真ん中に座りました。
見るきっかけになった言葉から物語は始まりました。
彼が幼少期の頃のアメリカは「同性愛罪」と呼ばれるほど同性愛者への差別があった時代で、彼も度々殴られていたそうです。ストレートな白人男性しか価値を認められていなかった時代、彼はメイクアップ・アーティストの頂点に立ちました。

彼を一躍有名にしたのは21才の若さでレブロンのULTIMA IIのクリエイティブ・ディレクターとして起用されたこと。瞬く間にアイシャドウが売れていました。
「のっぺり顔はダメ」とナチュラルながらも存在感のあるメイクを施した。典型的な若い美人とは違ったライザ・ミネリの美しさを引き出し、ブルック・シールズを男性に変身させました。
本映画では他にもケイト・モスやナオミ・キャンベルといったスーパーモデルやセレブが本人のまま登場し、ケヴィンのメイクが自分の世界を変えてくれたと語ります。
資生堂…名前は聞いたことあります…資生堂ブランドINOUIの全盛期のクリエイターでもあったそうです。メイクは分からない…クラゲだもん。

性差を超えたメイクを施したのは「権威がすべてを決め、みんな同じ服を着るのはいやだ」と武装した戦いだと思いました。大きいてのひらで鷲掴みにして器用に相手の内面の美しさを引き出し、世界を変えました。

CFDAファッションアワードのベスト・メイクアップ・アーティスト賞を史上初めて受賞し、「メイクアップ・アーティストの自分がこの場に立てることが光栄です。」と嬉しそうに話してました。

そんな一世を風靡した彼も業界が新しいスターの登場を待ち望んでいたため次第に幕の外に追いやられ、薬物中毒に苦しみ、帰らぬ人になりました。
終生自分自身の美しさは見いだせず、「美しくしてもらう側の依存と美しくする側の依存」とも表現されていました。
最期はひとりぼっち…裏切られるかもしれないと疑心暗鬼になり辛かったでしょう、苦しかった様子が伝わりました。

自分自身の美しさを見つけてほしい…私にもあります。
「私はこうだったんだ」と知りたい、内面の美しさに気づいてほしい…そんな承認欲求が確かにいます。

うおとホタルさん不器用、「助けてほしい」なのに言い出せなくて自分で解決しようとして躓く。
自分自身の美しさって何だろう?と悩んでます。知らず知らずのうちに爪や指の肉を噛んでる…美しくないとイライラ。少しずつ直したい…でも強制されるのはイヤ。
自分の母親も味方に思えなくなってる。何でも話せる、血縁でも仕事関係でもない、年齢も近い友人がほしいんだろうな…と思います。

他人は自分を気づかせるダミーさん、自分の目的地は自分

あとこの映画で一番大切だと思ったメッセージを紹介します。

美に基準はない、どこにでも美のインスピレーションはある

以上になります。
好きなように生きたい 梦泉トモチカです。
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。


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