TomoLove

だいたい猫だと思っていただければ、間違ってません。 ずっと思い描いていた小説が書けそう…

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だいたい猫だと思っていただければ、間違ってません。 ずっと思い描いていた小説が書けそうな気がしてきたので 少しずつ書いていきます。

マガジン

  • 大きな男と小さな私

    チョ・ソンホ(HALOディノ)系妄想小説。ほぼ18禁なし、大人が読むに耐える2次小説系のつもり。チョ・ソンホを知らなくても、楽しめるようにするつもり。

  • アイドル♥ラブ

    アイドルに恋した年上の女性のストーリー

  • どこに逝くのか分からない途(仮題)

    静かで穏やかな絵画のようなものがイメージにあります。 文字通りどこにいくのか分からない物語。 よろしければおつきあいください。

記事一覧

=31=

♪新しい朝が来た 希望の朝だ♪ なんて歌とは裏腹に これから重くて辛い2年近くの日々が始まる 下腹部にどんよりとした重みを感じ 夕べのことを思い出す 待ってなくて…

TomoLove
4年前
3

=30=

※全編ソフトエロ(人によってはハードかも)です。苦手な方は避けて通ってください。 — くすぐったいって〜 あなたの指がそっと うなじに触れる 最初は けらけら 2…

TomoLove
4年前
1

=29=

凄い勢いで話しまくった私を しばらく呆然と見つめていたあなたは 私が話終わって一息ついて 恥ずかしさでうろたえ始めた頃にやっと 一言ぽつんとこう告げた 出さなくてい…

TomoLove
4年前

=28=

そう確かにあれは嘘 怪しい雰囲気になる前に 水を差すためのお決まりの文句 、、、だったのにね まさかあなたにこんな気持ちを 抱くなんて思ってなかったから バレてよか…

TomoLove
4年前

=27=

え?.... いきなり目の前で閃光が破裂したみたいになって 頭の中が真っ白になった 目の前に見えているはずのものが すべて強すぎる光でふっ飛んだ 何も言葉を発せずに た…

TomoLove
4年前
5

=26=

白地の壁に味わい深いブルーのアクセント こ洒落た郊外のフレンチレストラン 何度か通って馴染みになった あなたが店を予約してと 言ったから、すぐにここがいいと電話した…

TomoLove
4年前
4

=25=

ねぇ、これからどうしようか? 少し腹ごなしに散歩でもする? うん とうなづくとほぼ同時に あっち?こっち?と指を差して 方向を確かめるのは ひょっとしてもう置いてき…

TomoLove
4年前
1

=24=

ケーキ、んマかったねぇ〜 ありがと、センセ 店を出てからも あなたは何度も呟いた よほどおいしかったのか あるいは久しぶりだったのか アイドルというのはなるのも大…

TomoLove
4年前
1

=23=

※こちらは=22=の続きとなります 思わず叫んだ声が大きくて 自分の頭の中でも反響して 頭が一瞬ぐらぐらになったところに あなたの言葉がさらに揺さぶりをかける 明日会…

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4年前
1

=22=

あの、すみまセ〜 後ろから急に声をかけられた ティッシュ配りの兄ちゃんとかなら 受け取ってもいいけれど ナンパっぽければ間に合ってますの きっぱりした一言でお断り…

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4年前
1

=21=

そうして可愛い男は自国に帰っていった LINEの交換をしたから 連絡が取れない訳ではなかったけれど 今までのように顔をあわせて 二人だけの時間を過ごす事はなくなった …

TomoLove
4年前

=20=

センセ、できた! まだ開始3分前だというのに 15分ぐらい遅刻した勢いで まっすぐ私の方に駆けてきた ただでかい以外は割とどこにでもいそうな 普通の男 日本人と顔立…

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4年前
3

=19=

クッションを抱えて床に座り込む あなたは少し戸惑いがちに私を見つつ 分かりやす過ぎる見ない振りで 放っておいてくれる 仕事がうまくいかないの 誰も助けてくれないの …

TomoLove
4年前
3

=18=

あーどうぞ お気になさらず いつもの感じでなさってください と言われてもできる訳がない 引っ詰め髪にブランドのスーツ 仕事のばりばり出来そうな女性が 目の前でしっ…

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4年前
3

=17=

ねぇ空が晴れてるよ 暇でしょ?散歩行こうよ 近くの公園 誰も知らない名もない公園 日陰に入ってベンチに座って ただ外の空気を吸う そんな気分を味わいに行こう? うん …

TomoLove
4年前
2

=16=

※15 と16は続いています。できれば続けてお読みください。 — 一方彼は 大口を開けて笑わなくなった理由が 自分のネタの不出来だと思ったのか 毎回さらに凝ったネタで笑…

TomoLove
4年前
4
=31=

=31=

♪新しい朝が来た
希望の朝だ♪

なんて歌とは裏腹に
これから重くて辛い2年近くの日々が始まる

下腹部にどんよりとした重みを感じ
夕べのことを思い出す

待ってなくていいから

あなたは何度も繰り返した
笑ってしまう
待ってる人がいなければ
壊れてしまうかも、と言った癖に

そのちぐはぐさこそが今のあなたの
不安定さを表していて
大丈夫なんて言葉だけでは
支えてあげられないことを知る

それでも

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=30=

=30=

※全編ソフトエロ(人によってはハードかも)です。苦手な方は避けて通ってください。


くすぐったいって〜

あなたの指がそっと
うなじに触れる

最初は けらけら
2度目は ちょっと逃げて
3度目は 少し甘い吐息が
唇の隙間をすり抜ける

あなたの方をちらと見つめる
瞳に熱がこもってしまう

あなたはそれをただ受け止めて
優しく口を合わせてくる

舌先を 遊ばせながら
あなたは 長い指先を
ゆっ

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=29=

=29=

凄い勢いで話しまくった私を
しばらく呆然と見つめていたあなたは
私が話終わって一息ついて
恥ずかしさでうろたえ始めた頃にやっと
一言ぽつんとこう告げた

出さなくていいよ、センセ

でも隠しておく訳にはいかないじゃない
契約条件の一つだもの

俺も事務所と距離を置く事になったんだ、だからもういいんだ

え?それって辞めるってこと?

いやそうじゃなくて、、、えっと、、、兵、隊?Army 、、、

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=28=

=28=

そう確かにあれは嘘
怪しい雰囲気になる前に
水を差すためのお決まりの文句
、、、だったのにね
まさかあなたにこんな気持ちを
抱くなんて思ってなかったから

バレてよかった
多分あの時だって
信じてはいなかったんだろうけど
あなたの記憶の中でさえ
不埒な女だと思われていたくはなかったから

さっきまで張り詰めた
ピアノ線のようだったあなたは
少しずつその張り加減を緩めて

そのまま深く椅子に沈みこみ

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=27=

=27=

え?....

いきなり目の前で閃光が破裂したみたいになって
頭の中が真っ白になった
目の前に見えているはずのものが
すべて強すぎる光でふっ飛んだ

何も言葉を発せずに
ただ呆然としていると
あなたの視線が突き刺さってくる

ゆっくりだけど一言ずつ
確かめながら口にした
あなたが答えを待っている

な、何よいきなり

声が震えてしまったのは
あなたにもきっとバレたはず
冗談みたいに笑い飛ばせば

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=26=

=26=

白地の壁に味わい深いブルーのアクセント
こ洒落た郊外のフレンチレストラン
何度か通って馴染みになった
あなたが店を予約してと
言ったから、すぐにここがいいと電話した

都心近くならもっと高くて
正統派のフレンチは山ほどある
でもそんなところで食べても
正直 味などしないだろう

だから私はここが好きだった
30代になるかならないかの若輩者でも
フランスで修業したシェフご自慢の
スペシャルコースが食

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=25=

=25=

ねぇ、これからどうしようか?
少し腹ごなしに散歩でもする?

うん
とうなづくとほぼ同時に
あっち?こっち?と指を差して
方向を確かめるのは
ひょっとしてもう置いてきぼりに
されたくないから?

さっき私がいきなり方向転換して
一瞬あなたが1人取り残されたみたいになって
慌てて駆け寄ってきたけど
それって本当はこうやって
ずっと触れていたいから?

淡い期待をしてしまうのを
どうしても辞められない

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=24=

=24=

ケーキ、んマかったねぇ〜
ありがと、センセ

店を出てからも
あなたは何度も呟いた

よほどおいしかったのか
あるいは久しぶりだったのか

アイドルというのはなるのも大変そうだけど
続けるのは多分もっと大変なんだろうな

嬉しそうに繰り返すあなたを見て
連れてきて良かった、と心から思った

私の分まで払ってくれた
財布をポケットにしまい込むと
あなたは私の横にすっと立ち戻り
ごく自然に
また肩を引

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=23=

※こちらは=22=の続きとなります

思わず叫んだ声が大きくて
自分の頭の中でも反響して
頭が一瞬ぐらぐらになったところに
あなたの言葉がさらに揺さぶりをかける

明日会いましょお

ちょっと待ってよ、明日は日曜日
まがりなりにもKPOPのアイドルが
町に放たれればいくらなんでも
ヤバイでしょう、と咄嗟に考えて返事した

日曜日は絶対ダメ!囲まれるよ
でもまぁ
、、、月曜、、、なら、、、いい、、か

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=22=

=22=

あの、すみまセ〜

後ろから急に声をかけられた

ティッシュ配りの兄ちゃんとかなら
受け取ってもいいけれど
ナンパっぽければ間に合ってますの
きっぱりした一言でお断りしよう

そんなつもりで振り返ったのに
得体のしれない全身黒づくめの怪しげな男
ティッシュでも、ナンパでもなければ
誰?

顔まで黒マスクで覆い隠すような
怪しい知り合いなどいない、はず、
いや待て
まさか?

目を細めて笑いながら

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=21=

=21=

そうして可愛い男は自国に帰っていった

LINEの交換をしたから
連絡が取れない訳ではなかったけれど
今までのように顔をあわせて
二人だけの時間を過ごす事はなくなった

2週間に1度ぐらいは
オンラインレッスンと称して
1時間ぐらいは授業するけど
彼のお得意のフリートークも
偶然を装った微妙な触れ合いも
そこにはなくて

揺れる思いの行き先は
冷たく平たい画面に映る
感情があるんだかないんだか

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=20=

=20=

センセ、できた!

まだ開始3分前だというのに
15分ぐらい遅刻した勢いで
まっすぐ私の方に駆けてきた
ただでかい以外は割とどこにでもいそうな
普通の男

日本人と顔立ちだってそう違わないから
韓国人と日本人のルーツは同じだって
頷ける気がするといつも思ってた

そんな彼が何を慌てて
凄い勢いで突進してきてるのだろう?

できた!できた!
あげる!これ!

おい、せっかく教えた「てにをは」はどこい

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=19=

=19=

クッションを抱えて床に座り込む

あなたは少し戸惑いがちに私を見つつ
分かりやす過ぎる見ない振りで
放っておいてくれる

仕事がうまくいかないの
誰も助けてくれないの
息が苦しくなる

料理をすれば火を入れ過ぎで
誰かと話せば余計にいらだち
そんな自分にまた落ち込む

底の深いボトルの中に
落ちてしまったような明け方の
空だけが遠く感じる時間

寝てくれていいのに

あなたは密と疎の間ぐらいの距離

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=18=

あーどうぞ お気になさらず
いつもの感じでなさってください

と言われてもできる訳がない

引っ詰め髪にブランドのスーツ
仕事のばりばり出来そうな女性が
目の前でしっかりタブレット抱えていればね

その上
画面が見えないように
わざと角度をつけてたりするから
授業参観日に親御さんのチェックを受ける
新米教師みたいな気分にしか
なれないのは当然のこと

とはいえ
これも仕事のうちだから
彼の事務所の

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=17=

=17=

ねぇ空が晴れてるよ
暇でしょ?散歩行こうよ
近くの公園
誰も知らない名もない公園
日陰に入ってベンチに座って
ただ外の空気を吸う
そんな気分を味わいに行こう?

うん
でも ううんでもなく
あなたは洋服を着替え出す

それは多分というか絶対に
外に行くための準備だし
見られる可能性を意識して
ちゃんと着替えていくのだし

それでも涼しげな白を基調とした色合いの
洗いざらしのTシャツと
麻が混じった

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=16=

※15 と16は続いています。できれば続けてお読みください。


一方彼は
大口を開けて笑わなくなった理由が
自分のネタの不出来だと思ったのか
毎回さらに凝ったネタで笑わせにかかる

いや、そうじゃないのだけど
それは口に出しては言えない
公式な立場を失いたくない

あなたの形のよい爪を眺めていて
作文し終えた文章を
読み上げる声に
心の鈴がちりんとなって

ね?どう?間違い、ない。でしょ?

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