年の瀬シャーマン会議
2019年12月29日
昨夜は急遽、シャーマン会議が執り行われまして、非常に面白かった。
年齢の違う、そして女ばかりが5人寄り集(つど)って、小さな炬燵に入り鍋を囲んで突っついた。
小さなことから大きなことまで色々と話したけれど、そのひとつひとつが意味のあることのようにも思えたし、まるでありふれたことが流れてゆくように特別なことではないようにも思えた。
やっぱり乙女はいくつになっても恋愛の話に花を咲かせ、現在パートナーがいない人にそれぞれどんな相手が現れるかをチャネリングし合った。
パッと直感でイメージして、みんな何の根拠もなく、しかしそれがもっともであるかのように、何の迷いも疑いもなく、さらっと言ってのける。
なんて楽しい時間だっただろう。
年齢なんて関係ないかもしれないけれど、その中で私が一番年下で、尊敬して止まない諸先輩方とご一緒するのは、少し前の私だったら緊張してこんなに心から楽しめていなかったかもしれない。
自宅にいるという寛ぎなのか、炬燵の温もりなのか、お鍋の美味しさなのか、また無事に2019年が過ぎてゆく年の瀬への安堵なのか、とにかく自分の心が開いているのをいつになく実感した。
新しい年も迎えるし、いらないものは「ぽーん、ぽいぽい」って、軽やかに捨てて手放していこうと諸先輩方に習った。
その空気のようなリズムと歯切れの良さに笑ってしまった。
「ぽーん」
「ぽいぽい」
何度も口に出して言いたくなる。
5人で話しながらお土産で頂いた30年番茶を飲んでいると、囲んでいるのは本当に炬燵なんだろうかという気になってくる。
まるで焚き火を囲んでいた遠い昔を思い出すように、時空を超えて再会した部族の集まりのようだった。
朝冷えの中、私はまたそそくさと炬燵へ潜り込み、眠たい目をこすりながら30年番茶で温まりつつ、まだ昨夜の余韻に浸っている。
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