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お手伝いって本当に「手伝ってもらうこと」じゃなくて「感謝される体験」なんだよな。

子どもへのお手伝いについてsugamariさんとTwitterでタイトルのようなやり取りをしました。

もともとは、「お手伝いが自己肯定感を上げてくれるよね」というこちらの記事を読んでの投稿でした。

すでに思春期を迎えた息子の自己肯定感を、具体的にどのように伸ばしていけばいいのか。簡単に家でできるのは、お手伝いをさせることです。「これは自分がやらなければならない」というものを、毎日の生活の中につくるのです。

※ 上記記事より抜粋

「家の事」は自分の存在価値の再確認になる

単純に「自分は必要な存在なんだ」と思えると、その場所のことを好きになります。それは学校、友人関係や職場でも同じですよね。

イジメの中でも「無視」がとにかく辛いと、よく聞きます。コミュニティの中で自分の存在価値を感じられないというのは、大きなストレスになる。

家庭内ではさすがに「無視」ということはないかもしれないけれど、「あなたは勉強をしていなさい」ばっかり言うのは、ある意味においての存在否定とすら言えるかもしれないと思うのです。

「自分の価値は、テストでいい点数を取ることだけなんだ」

なんて思いながら思春期を過ごすのは、ぼくにはとても厳しいことのように思えます。そんな風に思いながら過ごしていたら、そのうち家庭を嫌いになって、他の場所に自分の居場所を見つけようとするのは当然だよなって。
家庭以外に居場所を持つことは素敵なことだけど、その動機が「家庭が嫌いだから」である必要はないわけで。

人は、どんなコミュニティであってもその中で自分の「仕事」をすることで、存在意義を見出していくと思うのです。そういった意味で、家庭内での仕事とはやっぱり「家事(育児・介護)」になる。

子どもは、親に喜んでもらいたくて色々とがんばっちゃうってことがあると思うのです。その子どものがんばりを、親の承認欲求を満たすために利用しちゃいけない。

「勉強をする」ことは、たしかに「子どものため」を考えてのことかもしれないけど、あまりにも強制されすぎると「俺(わたし)のためじゃなくて、自分(親)のためだろ!」って気持ちになっちゃう。実際に誰のためかって言うことよりも、この際子どもにそう思わせてしまったこと自体が間違いである。

※※※

「誰かを助ける」っていうのは、強烈な体験になります。
学生時代にはじめてボランティアをして、めちゃくちゃに感謝されて、なんだかウキウキが止まらなくなっちゃったり。
仕事で、お客様に大喜びしてもらって「本当にこの仕事やっててよかったなぁ」って感慨深く思ったり。
そういう体験の一番最初が「お手伝い」なんだと思うんです。

子どもが自分が食べてる大好きなお菓子を半分わけてくれるのも。
親の絵を描いて、うれしそうに渡してくれるのも。

喜んでもらえることがうれしくて仕方がないからなんじゃないかって思います。
だから、「家の事」を通して家族の役に立つことは自分が役に立てているんだという強烈な体験になる。

お手伝いが自己肯定感を爆上げする!

誰かに喜んでもらったり、誰かの役に立ったりすることは自分が認められたんだと感じられる素敵な体験です。

もちろん、お手伝いだけじゃなくてもそうした体験を子どもにさせてあげることは、できるかもしれない。
でも、もっとも身近ですぐに出来て、子ども自身が将来役に立つスキルも身につけられるのは、家事というお手伝いだけじゃないかなって思うのです。

お手伝いは、本当に奥が深い大切な教育です。

子どもにお手伝いをしてもらうのって、なかなか大変ですが、あらためてそれだけの価値があるなぁと思います。

ちょっと手間ではあるけれど、家庭の中でお手伝いをより一層大切にしてみましょう!


では、また明日。

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