娘の寝相に叩き起こされる。
娘(4歳)は寝相が悪い。
「うーん」「あぁー」なんて声をあげながらベッドの上を縦横無尽にゴロゴロとしていたりする。
寝かしつけたときはちゃんと横並びになって、頭なんか撫でたりしながら寝顔を眺めたりして。
だけど、気がつけば顔を蹴られ、頭突きをされ、裏拳をクリーンヒットさせてくる。
むくりと起き上がって「パパー」と寝ぼけ半分で抱きついてきたりする。
それこそ、一晩に数回は痛みと可愛さを感じながら毎晩寝ているのだ。
そしていま。
noteを書こうかなと思っていたその矢先。
娘がベッドから落ちた。
コロンコロンと二回転ほどの寝返りから、ベッドの下へと鮮やかなダイブ。
落ちないようにと伸ばした手は、娘のパジャマの端に軽く触れるのみだった。
ドン!
と音を立てて、娘は床に落ちた。
「・・・」
驚きと痛みで泣き出すかと思って覚悟を決めるも、彼女は起きる気配すらなく、そのまま寝続けていた。
ベッドの下で何事もなかったかのようにスヤスヤと眠る娘を、そっとベッドへと抱き上げる。
娘はまっすぐに眠ることなんかない。
寝返りをうっては、ぼくにぶつかってくる。
ぶつかってくるたびに目覚めるのは娘ではなくて、いつもぼく。
叩き起こされたことによるイライラ混じりの舌打ちと、こんなに可愛い瞬間を目の当たりにできるよろこびが、葛藤する。
「うふふふ」
娘が楽しそうに笑った。今頃どんな夢を見ているのだろう。娘の見る夢がステキな楽しい夢でありますように。
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今日も見にきてくれてありがとうございました。ベッドから落ちても目覚めないほど眠りが深いってなかなかすごいなぁと思いながら。
べひ、明日もまた見に来てください。
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