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収納の定位置を決める前に知っておいた方がいいこと。

「物の定位置を決めるのに迷いすぎる」
ぼくはわりと優柔不断なので、物の定位置を決めるのに「本当にここがベストな場所?」と悩んでいつまでも決められませんでした。

最初はそれって性格の問題だろうと思っていたのです。決断力があれば、決められるのにって。でも、自分の家を何度もモヨウ替えをしながら物の定位置を決める練習を重ねていくうちに少しずつ気がついていきました。

「物の住所を決めるのを阻んでいる原因がいくつかある」ということに。

でもそれらの原因は、ちゃんと順を追って住所決めを行うことで解消できたのです。

今日は、物の定位置を決める前にした方がいいこととして、その手順と決める時のポイントを書いていきます。

▷ 「住所を決める」その前に、ちゃんと家具配置決まった?

定位置を決めようと考えているときって、わりと家具配置も合わせて見直している最中だったりします。

ぼくも引っ越しをした後や模様替えをしているときなどに、物の住所を決めなくちゃなって思っていました。また、お片付けBootCampのメンバーも家具配置を考えながら物の住所も一緒に考えている人も多い。

でも、やっぱり家具の配置としまう物の住所を一緒に頭で考えて決めるって難しいと思うんです。ぼくは、とてもじゃないけど両方一緒にはできません。

もちろん、ある程度は一緒に考えることも必要です。
「ここに食器をしまうための食器棚を置こう」というとき、その棚の中には食器をしまうつもりでいるのですから。

でも食器棚のどの段にどの食器をしまうか、という所まではあんまり細かく考えないほうがいい。

よくこんな失敗を目にします。
「この食器棚だったらこのワイングラスが吊り下げてしまえるから」と、一部分だけを見て魅力を感じて棚を決めたとき。
たしかにワイングラスは吊り下げてしまえたけど、他のグラスがほとんどはいらなかったり、棚の奥行きが深すぎて使いにくかったり、圧迫感があったり。
なんて悩んでしまう。

まさに”木を見て森を見ず”。
住所を決める前にまず”森”を見るように意識すると、こうした失敗を防ぐことができます。

なので、部屋のモヨウ替えをしているのなら。
まずは家具配置を終わらせましょう。物の住所は、家具配置が終わっているところから考えるようにすることをお勧めします。

この家具配置は、言ってみれば住所の「建物」にあたります。
建物がない更地に住所は作れないように、まずは「建物」を決めてしまうイメージです。

▷ 誰が管理人になる場所なのか決める

部屋の家具配置も決まってる。もしくはとくに動かす予定もない。
でも、まだ物の住所を決めにかかるのは早い。

部屋を管理人別に振り分けていきます。

物をしまう場所には3つの管理者がいます。

自分管理の場所
他人管理の場所
家族共有管理の場所

家具をこの3つの管理者別にまずは振り分けていきます。

例えば上記のような棚があった場合。
黄色はママの管理。青はパパ管理。緑は子ども管理。オレンジは共有管理など。このようにちゃんと場所を人別に区切っていきます。

それが、家族が自立的に片付けをするようになる仕組みづくりの第一歩でもあります。

詳しくは下記の記事を参照にどうぞ。

▷ 最重要POINT! 「この場所に何をしまおう?」じゃなくて「これをどこにしまおう?」

さあ、いよいよ「住所決め」に入っていきます。
このとき、住所決めを迷わせてしまうのが「この場所に何をしまおう?」という考え方です。

そうではなくて「これをどこにしまおう?」と考えた方が場所を決めやすい。

微妙な違いのようですが、これは大事なポイント。
ぼくは、物を主体に場所決めを考えるようになってから物の場所決めをほとんど迷わなくなりました。

部屋が住人を選ぶんじゃなくて、住人が部屋を選ぶんです。

定位置がどうしても決まらないときって、空いているスペースを眺めながら「ここに何を入れるのが一番効率的かな」と考えてしまいがちです。
でも、それで決まらないのは当然です。なぜなら一等地は何を入れても「使いやすい」から。

だから、先に住人を選びます。住人は、グループ単位で考えるとスムーズ。

① 一緒に住むセットをつくる
片付けたい物を出したら、ひとまとまりにしまって置きたい物をまとめてセットにします。
キッチンの引き出しだったら「鍋類」「タッパー類」「ザル類」などジャンル分けでもいいし「お菓子作りセット」「包丁研ぎセット」みたいに用途別でも。

② セットの使用頻度を考えながら住所を決めていく
一番よく使うセット、最初に住所を決められそうなセットなどを手にとって、しまうべき部屋を割り当てていきます。

くれぐれも「この場所に何をしまおう?」と場所からしまう物を考えてはだめです。主役は住人。「これをどこにしまおう?」と考えてください。

▷ 「使う場所の近くにしまう」のその後に。

物の住所決めは、パズルのような作業。
「使う場所の近くにしまう」は住所決めの基本ですが、全部は無理。

全部を使う場所の近くにしまおうとすると、

テーブルの上にあらゆる物が乗ってる状態
キッチンカウンターの上が散乱している状態
腰高くらいのチェストの上が物置状態

なんてことに。
で、その状態になることの一番の問題はじつは散らかっていることじゃなくて、「使う所の近くだから」ということを言い訳に物の優先順位をつけられなくなってしまうこと。

「いる・いらない」「買う・買わない」はもちろん「どこにしまう」かも軸になるのは物に優先順位をつけることだと考えています。

「使う所の近くだから、ここにしか置けない」と思い込んでしまうのは、片付けのとってもよくない先延ばしではないでしょうか。

先に述べたように、物の住所決めはパズルのような作業です。
一等地にある物をしまえば、それ以外の物は他の場所にしまわねばなりません。一等地にすべての物がひしめいている状態は、まるで戦国時代のようです。物たちが領地を求めて戦をしているような。

さて、問題は一等地から外れてしまった物をどうするか。
それを考えるときのヒントがあります。

① 一等地に一番しまいたい物を選ぶ
これを選ぶときのヒントになるのが「よく使う物を、使いやすい場所に」です。これは片付けについて記事を読んだり、物の定位置の決め方を調べた人は知ってると思います。まずは、一番優先順位の高い物をこの基準で選んでいきます。

② 一等地から外れた物は「しまう時に迷わない場所」を考える
一等地から外れた物の行き場をどうやって決めるか。そこまで考えておかないと、結局一等地の取り合いになってしまいます。

「使う時に使いやすい場所」は限られています。それはもう限界がある。
なのにいつまでも「使う時に使いやすい場所」をこだわっていると物の住所は決まりません。

だから、それは諦めて「しまう時に迷わない場所」を考えます。

物を使うときって、多少面倒でも取りに行って使います。
でも、物をしまうときはしまう場所に迷うと、どこかに置きっぱなしにしてしまいやすくなる。

だから頻度が落ちる物は、使う時よりもしまう時を考えたほうがいい。
そして「しまいやすい場所」と考えてしまうと、「使いやすい場所」とイコールになってしまいやすいので「迷わない場所」を作るのです。

迷わない場所とは、ジャンルやセットがひとまとまりになっているということです。

最初につくったグループ。「鍋類」「ザル類」や「お菓子作りセット」のようなグループがありますよね。それをひとまとまりにしまえる場所を作ります。

「使いやすいところにしまう」の次は「しまう時に迷わない場所」を作る。

出し入れに迷わないというのは、お片付けがしやすくなる大切な特徴です。

▷ 「しまう時に迷わない場所」って?

「しまう時に迷わない場所」を作るときのポイントは「繋がり」です。

極端ですが、「お菓子作りセット」が「子ども部屋のクロゼットの天袋」にしまってあったらわけが分かりません。きっとどこにしまったか忘れてしまいます。

でも、もしも「子ども部屋のクロゼットの天袋」と「お菓子作りセット」に繋がりをもたせられたらどうでしょうか。

たとえば

「子ども部屋のクロゼットの天袋」には普段めったに使わない物をしまっておく。

→「お菓子作りセット」だけじゃなく「カセットコンロ」「大鍋」「そば打ちセット」「梅酒用ガラス瓶」なんかも年に1回くらいしか使わない。

→だから、子ども部屋のクロゼット天板には、超頻度の低いキッチン用品をしまっておくことにする。

このように、「繋がり」があればしまうときに迷いにくくなります。
おそらく、子ども部屋のクロゼットの天袋は使いやすさで言えば、非常に使いにくい。けど、別に年1回使うかどうかならそれでいいのです。

物の住所決めは、片付けにおいてとっても大切な作業です。
だけど、それは結構迷いやすいし、なかなか決められないもの。
だからこそ、順を追って住所決めをやってみて欲しいのです。

物の住所が決まらない、という課題が少しでも解決しますように。

では、また明日。

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