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誰かにとっての居場所になるような文章を、いつか書けるように。

とても好きな文章書きの方々がいます。
それは、文章そのものが好きだったり、自分では見えなかった切り口に圧倒されたり、考え方やその深さに感銘を受けたり、好きなポイントは色々。

そして、たまにそんな方々のマネをして書いてみたりするのです。文体だったり、テーマだったり、その時々でマネするポイントは違いますが。
ただ、マネをしてみるといつも感じるのはちっともマネできない、という驚愕の事実です。
考えてみれば当たり前ですが、文体をそれっぽくしてみるくらいならともかく、テーマや切り口、センスにいたっては、性格や考え方や生きてきたバックグラウンドから、何もかも違うのだからマネなんてできるはずもない。

でも、マネをしていたら少しはその人たちに近づけるんじゃないか、なんて思ったりもしてしまうのです。

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ただ、好きな人たちのタイプも全然違います。

面白く笑わせる文章を書く人。芯を突いて心にグッとくる文章を書く人。淡々と感じたことを客観的な視点で書ききる人。知識に溢れた読み応えのある文章を書く人。

「好き」にもいろいろなタイプやジャンルがあって、マネできる共通点もあまりないように見えます。

ただひとつ。間違いなく言えるのは、その人はその人の文章を書いているということだけは、ブレることのない共通点。

ぼくが憧れの記事のマネをしようとしてしまうときは、決まって自分がブレているとき。書くことへの自身を失っていたり、書いていることに意味なんてないんじゃないかと思うようになっていたり、外からの評価が気になってしまっていたり。

そんな風にゆらいでいるときに、誰かのマネをすることで自分を立て直そうと、安易に思ってしまうのです。

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改めて、いま自分の気持ちを観察してみると。
自分の中の軸がゆらいでいるのが、よくわかります。

マネすべきは、それっぽい文体やら書き方やらネタの切りとり方じゃない。
外からのゆらぎに惑わされないようにしながら、自分の文章を書き続けることなのかもしれない。

素敵な文章を書いている人たちは、その文章が素敵なだけじゃなくて、その人自身がきっと魅力的な人なんだろうと思う。
積み重ねられた文章たちから、その人の姿が知らずしらずのうちにあぶり出されている。その姿に共感したり、憧れたりするから、何度もなんども見に行ってしまうのだろうな。

読むだけで、落ち着けたり、いつもの自分に戻れる文章。

そんな誰かにとっての居場所になるような文章を、いつか書けるようになりたい。

ぼくが憧れる文章たちは、表向きの共通点はあまりないけれど、ぼくにとって安心できる居場所のようなものだから。

その共通点を、マネできるようにしていかなくちゃな。

では、また明日。

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