文章は「自分のため」に書いていい。
「文章は『だれに』向けて書いているのかはっきりさせよう」
「どんな人がなんのために、この文章を読むかイメージしよう」
文章の書き方の本を読むと、当たり前に「だれ」に向けて文章を書くのかをイメージしようと書いてある。
「だれ」が「なんのため」に読んで、読んだ読者に「なに」をしてもらいたいのか。
そうしたアドバイスを見るにつけ「ふむふむなるほど」と思いながら、自分の文章を改めて見直したりします。
だけど、全部の文章がそんなにきっちりカッチリしていると、疲れちゃうなってぼくなんかは思ってしまう。
文章には、
・だれかの役に立ちたい文章
・サービスなどを買ってもらいたい文章
・伝えたいメッセージを訴える文章
・内省のために書く文章
などがあります。もちろんそれ以外の目的を持った、あるいは無目的な文章だってあるでしょう。物語を創作する文章などは、またこれとは違った意味があるかもしれない。
ターゲットを定めて、ちゃんと届くように考えて書く文章もいいけど。
いち書き手としては、「自分のために」書く文章も大切にしたい。
だれにも読まれないかもしれないし、スキもいいねもつかないかもしれない。
なんのメッセージにもならず、読みづらく、ただダラダラと文字を羅列してあるだけの文章になるかもしれない。
できたら少しは工夫して、それを人が読める物、に昇華できたらとは思うけど。
でも「自分のために」書く文章って悪くないもんだなってやっぱり思う。
ぼく自身、気晴らしにそうした文章を読むのは好きだし、書くことで自分の感情や思考の整理ができたりもする。
今日みたいに。
思ったことを、思ったまんま。
書くことだって楽しい。
書くことが苦しくなったら「自分のため」に書く文章もいいもんだって、思ってみると楽になるかもしれない。
書くことを楽しむためには、そのくらい気楽でいてもいいと思うのです。
では、また明日。
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