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夫婦の間の建前をはずす対話。

「パパさんはそう言ってるけど、ママさんがどう思っているかも聞いてみたいですねぇ」

わが家は、夫婦での意思疎通(と言うか、意見交換)がかなり出来ていると思う。
妻からぼくへの不満や感謝は、ある程度本人の口からちゃんと伝わってきているだろう。
家事のやり方の違い、子育てについての考え方の違い、生活への価値観の違い。

全部が全部を把握しあっているわけはないけれど。
それでも、ぼくが知らなかったことで致命的な信頼の喪失に繋がるような隠れた不服はお互いにないと思っている。

そんな話をすると、まれに言われるのです。

「パパさんはそう言ってるけど、ママさんがどう思っているかも聞いてみたいですねぇ」

と。もちろん、責めるような口調なんかじゃなく、冗談めかして。

たとえば、ぼくは仕事柄ママばっかりの集まりに顔を出すことが多い。
その場は「パパには言えない本音」が華開く場でもあるのだ。

だから、珍しく迷いこんだ男性に向けて「たとえ夫婦でも本音と建前ってものがあるものなのよ」と教えてくれるのだろう。


だけど。

対話を重ねていくほど、本音と建前の境界線は薄れていくものだと思う。
逆に言えば、本音と建前の境界線が薄れてしまうほどの対話を、ぼくはパートナーとはしたい。

べつにすべてのことにおいて、夫婦だからというだけの理由でさらけ出し合う必要はない。
ぼくは、妻の趣味のことはよく知らないし、妻だってぼくについての知らないこともあるだろう。

でも、子育てや家族の生活についてなど。

お互いにとって大切なことだけは、本音しか残らないほどに対話をする必要があると思っている。

互いの意見に勝敗をつけるような議論じゃなくて、溝に橋をかけあうような対話が。

そのためには、建前なんか邪魔でしかない。そんなものを掲げた状態で対話なんてできやしないのだから。

ぼくは、妻とはそういう対話ができていると思っている。
だから、

「パパさんはそう言ってるけど、ママさんがどう思っているかも聞いてみたいですねぇ」

と言われても、「ぼくが伝えたことと、そんなに違わないと思うので、期待しているような面白さはないですよ」としか思わない。

なぜなら、それだけの対話をしてきている確信を確認しあってきているから。


べつに、お互いのすべてをなんでも分かり合っているなんてことはない。
でも、大切なことに関しては丁寧に対話してきているというだけのことだ。

お互いに踏み込まない領域もちゃんとある。

相手に話したくないことには、無理に踏み込んだりはしない。それが、家族にとって大切なことでなければ。


だから、イクメンモドキなパートナーに嫌気が差すのなら、そのことについてちゃんと対話すればいいのだ。

では、また明日。


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