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偶然を必然と勘違いする

このコラムは、メルマガ『0.1%の成長』をnote用にアレンジしたものです。個人のビジネススキルを高める情報を日刊でお送りしています。今まで3,000本以上のコラムを書き、32冊の書籍を出版してきました。そのノウハウをまとめてお届けします。

おはようございます。
アイ・コミュニケーションの平野友朗です。

自分でできることをすべてやる。
それだと時間がいくらあっても足りません。

だから業務の一部を外部に委託しています。
今日はその打ち合わせが3件あります。

打ち合わせは面倒ですが、とっても重要な仕事。

依頼するときに丸投げしたくなります。
でもそれは本当に危険。

だから、打ち合わせをして、微調整します。

リスティング広告の打ち合わせを毎月やっていますが
正直、ちょっと面倒だなんだ~と思うことも(笑)

今は、自動入札とかがあります。
でも、自動だとやっぱりうまくいかないことがあります。

そのあたりの判断をするためにも打ち合わせが必要。

そして、丸投げしていると私の興味が無くなるので
それを避けるためにも打ち合わせが必要です。

会社の経費の多くが広告費です。

家賃、人件費、広告費は、割合が高いですから
やっぱり興味を持つべきでしょうね。

私生活でも、家賃、保険、食費あたりは高いですから
やっぱり興味を持った方が良いなぁと思います。

ということで、今日は打ち合わせが続く一日です。


それでは、メインコンテンツにいってみましょう!


■偶然を必然と勘違いする

世の中は、偶然ばかりです。

ただ、人はその「偶然」に意味を持たせたくなります。
あるいは、自然と意味づけてしまうのです。

同じ人と何度も出会ったら
「この出会いには意味がある」と考えてしまう。

目が合ったら、文句をつけられていると考える。
目が合ったら、興味を持たれていると考える。

(まあ……解釈次第ですよね・笑)


私も、偶然が続いたときには考えてしまいます。

「これは、何かの啓示だろうか」
「なんだか嫌な予感がするなぁ」

私の場合は、意味づけするというよりも
慎重になるためきっかけという捉え方が多いです。

意味づけしてしまい、それに振り回される。
それってちょっと勿体ないですよね。

偶然か必然か。

それは再現性の高さがポイントになります。

相手が意図的に待ち伏せしているなら
それは必然の行為。

ただ、そういった意図もないのに会うのは
単なる偶然です。

そのちらかを見極める必要があります。


再現性については、選択肢と結果の関係でもいえます。

たとえば、Aという選択肢を選んでみた。
その結果、良い結果を手にすることができた。

Bという選択肢だとうまくいかないことが多い。

そうなると自然に「Aという選択」が成功法則だと考えます。

何度も試行して、再現性が高いとなれば
そのAという選択肢が正しい確率が高まります。

あくまでも、確率が高そうになるだけで
実際に、それが正しいかは分かりません。

・目標を紙に書いて貼っておくと叶いやすい
・「ありがとう」を伝えると良いことが起こる
・経営理念を作ると事業がうまくいく

多分、みんなその通りでしょうし
確率が上がる可能性が高いと思います。

でも、世の中には、これらをやっても
うまくいかない人がいます。

再現率が100%というのは結構難しい。
他にも、たくさんの不確定要素があるのです。

でも人はシンプルに考えてしまいます。

要素をシンプルにすると考えなくて良いから楽です。
でも、シンプルにし過ぎると、他の要因を見逃すのです。

私がビジネスメールの専門家としてやっていけているのも
成功の要素は一つだけではありません。

要因は100くらいあるでしょう。
いや……1,000とか、10,000とか、もっと多いかもしれません。

貢献度は限りなくゼロに近い取るに足らないものであっても
それがなかったら、成功していないかもしれません。

つまり、世の中は複雑であり、シンプルにはなりません。

ちなみに、「たまたまうまくいった」というだけで
セミナーや本になっているものもあります。

その場合、再現性がないので
実践した人がうまくいかない可能性が高いです。

それを見極めるのって凄く大事ですね。


【編集後記】トンガ沖の大規模噴火で考えたこと

ここ数日、噴火のニュースが気になっています。

「千年に一度の規模の~~」
「こんなことは珍しい」

などなど。

ただ、今の地形って、はじめからあったわけでは無く
何かしらの自然現象の結果、出来上がっています。

エベレストだってインドプレートと
ユーラシアプレートが衝突してできているわけです。

元々海底だったものが9,000mくらい高くなっている。
その過程では、いろんな自然災害もあったでしょう。

日本にはたくさんの火口がありますが
それらが過去には噴火していたわけです。

富士山だってこの1,000年で8回くらい噴火していますからね。

たまたま何もない時代がずっと続いているだけで
そこに自分たちが生きているだけだなぁ~と感じています。

地震も、噴火も、異常気象も
今まで数え切れないくらい発生している。

だから珍しいことではなく、当たり前のこと。

山に登って自然に触れる度にそんなことを考えています。

「当たり前のことだ」と考え備えるしかない。
止められないなら、受け入れるしかないのかなぁ。


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