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【読書録】メタバースとは何か~ネット上の「もう一つの世界」(岡嶋裕史・著)

なぜ、読んだ本を公開するのか

毎週日曜日7時~『ビジョナリー読書クラブ』というオンライン読書会に参加しています。そこでは、読んだ本の一部を引用し、自分の気付きを伝え、何をするのかを宣言します。

その発表を事前にnoteに公開することで、自分の考えを整理しています。
皆さまの参考になるとうれしいです。

今回読んだ本はこちら。

いつものように、Kindle Unlimitedで気になった本を物色。メタバースという今旬の話題の本があったので早速読んでみました。知らない世界が垣間見られた私にとって参考になる一冊でした。

それでは早速ご紹介しましょう。

【引用その1】フィルターバブルを理解する

「自分の発言が認めてもらえる、他者の発言に共感できる場は本当に貴重である。それを演出しているのがSNSだ。SNSはフィルタリングにフィルタリングを重ね、慎重に設計されたグループの中に利用者を囲い込む。その囲い(フィルターバブル)の中はパラダイスだ。あまりにも快適で、つい長い時間を過ごしてしまう。その長い時間の間に広告を見せるのがSNSのビジネスである。

メタバースとは何か~ネット上の「もう一つの世界」(岡嶋裕史・著)

フィルターバブルは、本当に居心地がいい。ここに取り込まれていると、自分がやっていることが正しいとか、平均的だと錯覚します。

私のFacebookには、起業家ばかりが出てきます。世の中みんな起業しているのでは?と思うくらい本当に多い。しかし、起業している人はほんの一握りで、SNSに意図的にコントロールされているのです。

自分の世界を広げるなら次のような方法が有効。

1.幅広い本を読む
2.好みじゃない映画を見る
3.年代の違う人と話す
4.行ったことのないコミュニティにいく
5.世代の違う人を観察する

できることは色々とありますね!!

【引用その2】Kindleのアプリから買えない理由

アマゾンの電子書籍リーダであるキンドル(Kindle)が、アプリから本が買えたら売上部数が伸びるのは確実と思われるのに、書籍を購入するためには一度アプリを離れてアマゾンのウェブサイトに行かねばならないのはそのせいである。これはほとんど所与の条件のようなものだ。私が生活していて、「都民税が高いなあ」と思うことはあっても、それを変えられるとは思っていない。そんな力は自分にはない。せいぜい文句を言いながら、支払期限ぎりぎりまでお金との別れを惜しむのが関の山である。ところがエピックはこれに反旗を翻した。アップストアに並べて売るのだが、「課金するときに、うちのシステムを通せば割引にするよ」とやったのである。もちろん、アップストア経由でお金を払うな、とは言っていない。お好きにどうぞ、である。しかし、よほどの物好きでなければ、安いほうを選ぶだろう。得られるサービスはいっしょなのだから。ちなみにアップルは規約であらかじめこれを禁じている。リンクなどで外部の購入ページへ誘導するのもNGなのだ。「購入ページ」の解釈が微妙なところで、みんなスレスレの線を狙ってくるのだが、エピックは相当大胆にやったわけである。なお、これらの規約は裁判を受けて、今後大幅に変わる可能性がある

メタバースとは何か~ネット上の「もう一つの世界」(岡嶋裕史・著)

「Kindleから本が買えないのはどうしてだろう」

この疑問が一気に解けました。Kindleアプリから直接購入できると課金されるのですね……。それが10%でも、20%でも、販売する側からするとかなり痛手です。同じ利益を得るためには、どのくらい商品を売らないといけないのか。

人のプラットフォームで勝負するとなると、当然そこのルールが適用されます。そこに乗るのかどうかも経営判断。

商品力に優位性があるならば、「そこで買えない」という選択肢もあるのでしょう。今回の事例のように裁判も一つの手かもしれません。

疑問に思ったことはそのままにせずに、自分で調べてみた方がいいです。この本を読まなかったら、なぜAmazonはそんな不便なサービスを提供しているのだろうと考えるはず。


【引用その3】よく踊ったものが勝者?

成功したユーチューバーなどに接すると、過去に語られたように、インターネットが個人の力を増幅させたように見えるかもしれない。しかし、あれはグーグルが作った枠組みの中で、よく踊れた者が利益を手にしているだけである。ユーチューブというサービスと、それを載せるインフラ(どちらもグーグルのものだ)がなければ成立しない職業なのだ。だから、グーグルがユーチューブの規約を少しいじっただけで、あっという間にページビューを失い、収益の道を絶たれるのである。

メタバースとは何か~ネット上の「もう一つの世界」(岡嶋裕史・著)

今から、5年後、10年後を考えたときに、youtuberが同じやり方をしているとは思えません。ルールも変わっているでしょうし、それ以上に参入者が増えているはず。

プラットフォーム側の都合によって、明日には収益がゼロになるかもしれない。ここで勝負するなら、その前提で戦い続ける必要があるでしょう。

私は、2000年頃からメルマガ配信スタンド『まぐまぐ!』を利用していました。しかし途中からルールが何度も変わりました。途中から広告が強制的に入るようになり、それを消すためには利用料がかかるようになります。それでは、そのあたりで「人のプラットフォームだけで勝負をしていては、いつか駄目になる」と悟りました。

その後自分で配信ステムを立ち上げたり、アドレス保有の考え方を変えましたが、そこに気づけなかったら……と思うとゾッとします。絶対に、人のプラットフォームだけでの勝負は避けるべきです。


まとめ&宣言

メタバースの世界はこれがからが本番。
今の自分の事業にプラスになる点が無いかを常に考え続けます。

今回読んだのはこちらの本です。

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