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新しい切り口の Google Workspace forEducation の事例紹介!

GIGAスクール構想が本格的にはじまって 2年目ですが、まだまだ「GoogleWorkspace for Education」を使いこなせていないな、と思っている人が、これまでのように書籍を購入しようかと思っているんじゃないでしょうか?

そうやって書籍を探そうとしても、なかなか「これだ!」と思う書籍に巡り合えないのは、どれも「教科」や「単元」を指定した指導案にイメージした事例だからではないでしょうか? 自身の担当する教科ではない事例だと、なかなかイメージし難いことが満足できない要因なのではないでしょうか。

わたし自身、そんな事例紹介をしている書籍を何冊も購入していますが、8/16 に発売になった Google 認定トレーナー 8人による共同著書を、著者のおひとりから手渡しでいただきました。その場には、他の共同著者もいらっしゃったので、6名分の直筆サイン入りです!

豪華 6人分のサイン入り!

いただいたので、じっくりと読んでみました。
この書籍は、前述の満足できない要因を新しい切り口で解決してくれる一冊なのかもしれません。また、新しい切り口での実践事例だけに、これまでにはなかった攻めた内容にもなっています。

新しい切り口?

8/16 に発売になった「GoogleアプリのICT"超かんたん“スキル ーハッピーな学級経営が今スグできる!」では、「学級経営」という切り口から事例を紹介しています。そのため、学校種や担当教科に関係なく、どの先生でも体験できる実践事例となっているように感じました。

それぞれの自治体や学校によって、Google Workspace for Education で利用できる機能に制限が課されているケースもあるかと思いますが、他のクラウドサービスを併用せず、Google Workspace for Education だけで実践できる事例が紹介されています。この辺りも実践しやすいポイントだと思います。
ただし、標準的な Google Workspace のコアサービスだけでなく、「マイマップ」のように一部は「その他の Google サービス」に分類されるサービスを用いた事例も含まれているので、場合によっては管理者による設定変更が必要になるかもしれません。

また、授業での事例ではないことで、個人情報を扱う内容が多くなっています。この辺りがせめて内容でもあります。そのため、以下の点についても配慮するよう注意喚起しているところが、更によきよき。

  • それぞれの自治体や学校で定められたルール

  • 個人情報の取り扱い

  • 保護者への同意

具体的な実践事例については、↑ の Amazon へのリンクから「試し読み」でもくじを確認できます。もくじでは、書中で紹介されている 25 の実践事例も確認できるので、身近な切り口の事例であることがわかると思います。
それぞれの実践事例は、

  1. こんな「困った」ありませんか?

  2. ICT でこんな学級経営に変わる

  3. STEP1 準備編

  4. STEP2 実践編

  5. STEP3 展開編

  6. 応用編

  7. 実践者からのワンポイントアドバイス

といった感じで、説明されています。
STEP1 ~ STEP3 の部分は多くの画面イメージと一緒に説明されているので、初心者でもわかりやすく、安心だと思います。

コラムも興味深い

コラムとして、「Google 認定トレーナー対談」が 4ページにわたって掲載されています。具体的に言及しすぎるとネタバレになってしまうので、具体的な内容には触れませんが、この 4ページも興味深い内容です… 

同じシリーズが…

この「"超かんたん“」シリーズには、昨年 12月に発売された「ICT"超かんたん"スキル ー教師のこんなことしたい! を実現できるー」、同じ 8/16 に発売された「ロイロノートのICT"超かんたん“スキル ーエキサイティングな授業が明日スグできる!」があります。
Amazon の「試し読み」で確認すると、同じ体裁で実践事例が紹介されていました。

別の切り口では?

↑ の書籍は「学級経営」という切り口でしたが、昨年 8月に発売された「小学校・中学校 Google Workspace for Educationで創る10X授業のすべて」では、「作業」や「場面」で分類した「ICT 活用 10の型」を定義しています。
後半の実践事例の紹介としては、「教科」や「単元」に基づいたものになってしまいますが、「ICT 活用 10の型」による「作業」や「場面」がイメージできるので、学校種や担当教科が違っていても、効果を理解しやすいと思います。

最後に

GIGAスクール構想はスタートしてしまったので、これからの学校で児童生徒が端末を使用する時間が今より減ることはないんじゃないかと思います。更に数年が経過したら利用時間は収束するのでしょうが、そもそも「文具」として認識されるようになるのであれば、その利用時間を意識することもないのかもしれません。
端末の財源がどこになるのかはわかりませんが、確実に言えるのは「児童生徒の1人1台端末がなくなることはない」なんじゃないでしょうか? そして、「すべての先生が端末を利用した授業ができなければならない」ということなんです。従来通りのアナログな手法がなくなるわけではないでしょうが、デジタルな手法と共存した形で残っていくので、デジタルな手法は使えなければならないと思うのです。

「パソコンは苦手で…」や「事例紹介は紙で見たい」といった感じで、なかなか端末の利用が進んでいなかった人は、上記の書籍がおススメです。店頭や Amazon の「試し読み」で確認してみてください!

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