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今どきのクルマって、すごい!

先月末に、わが家にやってきた「フリード G・Honda SENSING」のハンドルには、写真のように多くのボタンが付いています。
写真はハンドルの右側部分を撮影したもので、右手の親指でハンドルを握ったまま操作できるように、カーソル状にボタンが配置されています。

ハンドルに実装されているたくさんのボタン!

ハンドルの左側部分にも同じように左手の親指で操作できるように配置されたボタンがあり、オーディオ関係の操作を行うボタンとなっています。

何をするためのボタン?

これらのボタンは、「予防安全性能」である Honda SENSING の操作を行うためのもので、フリードには以下の機能が備えられています。

  1. ぶつからないために(衝突軽減ブレーキ CMBS)

  2. 飛び出さないために(誤発進抑制機能)

  3. 歩行者に配所(歩行者事故低減ステアリング)

  4. 発進をお知らせ(先行車発進お知らせ機能)

  5. みのがさないために(標識認識機能)

  6. はみ出さないために(路外逸脱抑制機能)

  7. 適切な車間距離を保つために(アダプティブクルーズコントロール ACC:Adaptive Cruise Control)

  8. ふらつかないために(車線維持支援システム LKAS:Lane Keeping Assist System)

  9. 不注意による後退を防ぐために(後方誤発進抑制機能)

多くの機能は自動的に動作するが、ACC と LKAS については、モードの ON/OFF や設定が必要なので、このようなボタンが用意されています。

ACC と LKAS の操作については、使用可能な条件・解除される条件などもあって、事前にマニュアルを確認しておかないと、よくわからない感じになってしまうかもしれません。

使ってみた!

ACC と LKAS については、以下のように主に高速道路や自動車専用道路で利用するための機能であることが説明されています。

■アダプティブクルーズコントロール(ACC)は、約30km/h以上で走行中に作動します。先行車に接近しすぎる場合には、ブレーキペダルを踏むなどして適切な車間距離を保ってください。高速道路や自動車専用道路を運転するときに使用してください。

■車線維持支援システム(LKAS)は、約65km/h以上で走行中に作動します。運転者のステアリング操作に代わるものではありません。運転者がステアリングから手を放した状態や、運転者が意図的に車線を越えるようなステアリング操作をしているとき、また、ウインカーを作動させている場合には作動しません。高速道路や自動車専用道路を運転するときに使用してください。

https://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/performance/active-safety/

納車されて一ヵ月が経過したものの、なかなかこれらの機能を利用する機会がありませんでしたが、やっと高速道路で移動する機会があったので、ACC と LKAS を利用してみました。
利用してみた感じでは…

  • ACC によって速度制御が行われると、路面の勾配に関係なく、一定の速度で走行できる。先行している車の速度が遅く、車間距離が近くなった場合には、先行車の速度まで自動的に減速してくれる。

    • 〇 高速道路でのアクセル操作がとても楽に!

    • × 下り坂や急カーブでも設定された速度で走行しようとするので、注意が必要!

  • LKAS が ON になっていると、電動パワーステアリングによって車線の中央を走行するように、ハンドルが自動的に操作される。

    • 〇 機能していれば、高速道路のようなほぼ直線であれば、細かな制動は行ってくれる!

    • × カメラによって道路の状況を判断しているので、機能が有効にならないケースもあるので、あくまでも運転者をアシストするためのシステムであって、自動運転ではない!

といった雰囲気です。
高速道路を利用するのであれば、IC や SA/PA の出入り、JCT の通過といった場面でなければ、ほとんどはほぼ直線な道路を走行していると思うので、そういった場面ではかなり楽になる部分があります。

とは言え…

これらの機能は、あくまでも支援機能であって自動運転機能ではなく、どちらの機能にも注意すべき点があります。

今回利用したときにも、下り坂でも設定した速度で走行し続けようとしたので、機能を解除する場面がありました。LKAS についても、いつアシストしてくれなくなるかはわからないので、自身でハンドル操作を行うつもりでいなければなりません。

これらの機能の働きを理解した上で、ハンドルはこれまでと同様に握り、うまく支援してもらわないといけないな、と思いました。
しかし… こんなことができるようになるとは、最近のクルマ、すごいな!

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