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ちぐはぐ

東京にいると、秋田でぐるぐる考えてたことがどうでもよくなるなあ。

産むはやすしで案ずるほうがむずかしい、みたいな。

いや、だけど、東京にいたらいたで、砂漠を永遠にさまよっているかんじで、のみこまれるような恐怖をかんじて、わたしはすかさずどこかにまた飛び立って逃げたくなってしまう。

そんなどっちつかずな人が、自分のなかにあるたくさんの芝生を、あっちもいいしこっちもいい、だけど、ごにょごにょとやっている。

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