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授業力向上は雲泥の差!?


今は3つのクラスを担当している。どのクラスも同じように進め、どのクラスも同じように模擬授業を行っている。


最近、感じることはクラスの雰囲気。どのクラスも現役の先生ばかりなのだが、どのクラスも雰囲気が全然違う。


入った時の空気間で分かる。


初めから雰囲気は違ったものの、1番最初の模擬授業のレベルはどのクラスも同じくらい。


しかし、2か月経って全然違う授業力の差!!!


それはいったいなぜでしょう。


私が思うに、そのクラスの士気だ。


昔、部活をやっていたときに士気が下がるからこの行動はやめなさい!とか士気が上がるとチームが良くなると聞かされていた。


当時は良くわからなかった「士気」だが、今ではよく分かる。


クラスに入った瞬間の士気が分かる。大体、先生は遅れてくるのが普通なラオスなのだが、その待っている間、何をしているか。


あるクラスは、外で違う作業をしていてギリギリまで教室に入ってこない。授業が始まって、模擬授業を始める時間になって初めて使う教材がないことに気付く。


もう一方のクラスは、すでに教材が用意されているどころか、みんなで自主的に模擬授業の模擬授業をしていて、声を掛け合っている。

教材準備
教具を事前に準備された教室

そして本当に細かな配慮だが、黒板に貼るテープですら事前に用意している。


これが士気の違いだ。やはり、授業準備を見ていてもやる気が違う。みんなで協力して教材を作って用意したり、本物同様の花を買ってきて用意したり。


用意された授業のための花🌺

他のクラスでは時間があればあるだけダラケテしまうクラスも、、、


最初はどこも、どんぐりの背比べだった。


そんな違う環境で過ごしてきたクラスは2か月経ってみると雲泥の差になる。


今回の授業も教材を実際に用意してなど、面白い授業だった。しかし、もっとこうすれば!!というところはたくさんあるが、基礎ができている分、話し合いのレベルも高い。


基本ができていてさらに、その先の話ができるのは嬉しい。


今日は自分の中でも、いつもより伝えたいことが伝えられた気がする。


今回の単元は25+14の問題。


今まで20+30などの計算を学んできたものの今回は、1の位同士、10の位同士を足す計算は初めて!


だからこそ、位同士の計算に注目させることが大切だと伝えた。


なぜか、授業の中で、こうなってしまい、、、


だから、位を意識して計算したら、こうなるよと!!


伝えた。そうするとそのクラスの先生たちも、あ~と納得してくれ、その後、先生がしっかりと説明をしてくれた。


私が拙いラオス語を話しているときも、みんな顔をしっかりと見て聞いてくれ、理解してくれようとする。


そしてこのクラスは、前回伝えたことをしっかりと次に活かしてくれる。


教師の授業力向上の鍵は「盗む力」だと思っている。


色々な先生の良いところを盗む!そして自分のオリジナルを入れていけるとさらに良い。


自分の授業が良いと思っている先生、他の先生から学ぼうとしない先生はいつまでたっても成長しない!どころか、少しずつ劣っていくと思う。


クラスで授業の進み具合が違う。さらっと進んでいくクラスと、1つずつじっくり進んでいくクラス。


やっていることは同じだが、先生もそのクラスの授業の進め方や、質問等で授業スタイルが変わってくる。


先生ももちろん感情があるので、やる気のあるクラスにはこれも教えよう!とかあれも教えよう!となる。


やる気のないクラスで説明しない、、、というよりは、やる気のあるクラスに+α教えちゃおう!という感覚ですね。


きっとこのクラスの先生たちは授業力が向上して、それが学校に広まり、少しずつラオスの教育が良くなっていくんだろうなぁと。


そしたら私の活動も少しは意味のある活動かもしれないと思える。


明日はこの授業を他のクラスで、一人でやることに。。。先生は出張!!!


ひょえ〜〜〜!心臓に悪い。。。


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