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着物と本の往復書簡 '23.5月

2021年の年末から、ぬまづのあおさんと
ゆるりとした往復書簡を楽しんでいます。

あおさんへ

久しぶりの往復書簡になりましたが、
その前にリアルでも会えてホッとしました。
顔を合わせられるってありがたいことだな
と改めて思いました。

体が資本、心身ともに健康第一。
達者な老後を迎えるためにも♪
とは言え「なんでこうなる?」なことが
起きちゃうお年頃・・・。

先日、娘と近所のドラッグストアまで歩いて
向かっていたら、ありえないところで躓いて、
気づいたら目の前に夕空が広がっていて
唖然としました。

顔から突っ込みそうになったのを
踏み込んで立て直すことは出来なかった
けれど、咄嗟に片手を付いて、頭を打た
ないように受け身をとった私、えらい!!
(褒めてる場合じゃない)

幸い怪我もなく、かすり傷もなく、
付いた手がしばらくじんじんしていただけ。
頭を打たなかったのは奇跡。
あとはただただ隣にいた娘に笑われ続け、
「お母さんがいきなり亀みたいに転がってた」
と夫にも報告され、また笑われ…。
笑っていられるのも無事だからこそ。
夕方で少し薄暗くなりかけていて、通りの
車からは見えづらかったのがせめてもの救い。

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ツツジの色は、和名だとなんだろう

ツツジの色の和名は、
その名の通り『躑躅色(つつじいろ)』です。
平安時代の『襲の色目』の4月の色目に
躑躅色の色目があるので、昔から愛されて
きた色なのだと思います。
明るい赤紫なので、私たちの年代だと
色無地のような広い面よりも、ワンポイント
の柄や帯揚や八掛(袖口や裾の裏地)に使って
チラ見せするくらいがちょうどいいかな。

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私の周りでも茶道に興味を持って
参加される方がなぜだか急に増えました。
「一緒にどうですか?」
と言ってもらうこともあるのですが、
苦いものと餡子が苦手な私はどうしても
足が向かないのです。

茶道といえば、樹木希林さんが出演されて
いた『日日是好日』という映画を思い出し
ます。堅苦しくなく、気持ちにゆとりを
持って、季節のものを愛でる感じがとても
素敵だな、茶道ってすごいなと思いました。


映画を観てから、原作を読みたくなって
本も買ってくるくらい感動したんだった。
もう一度読もっ♪

友達の茶道に行った投稿から、熱海で香道の
体験ができることを知り、先生に連絡を
とって頂き、今月行けることになりました。
次回の往復書簡で報告しますね。

5月14日に、沼津の御用邸で色々な流派の
お茶会があるそう。
まだ参加するか決めかねておりますが、
その時期は、どの着物を着たら良いのでしょうか?
夏用の着物は、持っていない...

5月は着物の教科書などでは『袷の着物』
を着ると書いてあります。
なので、持っている着物で大丈夫です。
ただ昨今の気温の上がり方によって、
我慢大会か?と思ってしまう日もあるので、
暑くて袷は着ていられないと感じる方から
裏地のない単衣の着物を早々に着始めて
いるのが現状です。

あとは、長襦袢だけ夏用の薄いタイプにして
着物は袷にしたりして体温調節をしている
人も意外といたり。
お茶席なので、なんちゃって衿(嘘つき衿)で
長襦袢を省略するのはやめておいたほうが
いいかな。
季節先取りの柄の着物を…なんて風流なことを
実践している方は少ないので、堅苦しく考えず
楽しんで来てくださいね。

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