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必見!発達っ子のキーパーソン「担任の先生」との良い関係の築き方

こんにちは!
ご訪問ありがとうございます。ともです^^


タイトルにあるように、
今回、
私達発達っ子のパパママが
幼稚園や小中学校の担任の先生と
どうやって良好に関わっていけるかを
お伝えします。


以前、
場面緘黙の記事のところでも
お伝えしたことですが、
発達子育てで大事なことは
安心感を得られる環境づくりです。

家庭ではパパママによるフォローで
カバーできます。

では、
学校ではどうでしょうか?

キーパーソンは「担任の先生」です。

いかに担任の先生と
常日頃から良い関係を築いておくことが
大事なのか。


発達っ子が学校生活で安心できる環境を
しっかり作れるか、
その成否の9割以上を占めるのが
先生の采配です。

先生のさじ加減や心遣いで、
その子の円滑な学校生活が
ほぼ決まるといっても
過言じゃないです。

先生とのちょっとしたすれ違いが
誤解を生み、
やがて不信感となって、
親子で担任の先生に対する不信感を抱き、
最終的に学校に通う気力を失ってしまう。


避けなければいけないです。



現状、
先生との関係が良好ならいいのですが、
もしそうでないのなら、
ぜひ今回の記事を読んでいただいて
対策を講じるヒントとしていただけると
幸いです。

先生との関係が良好な方も、
今後もそうとは限りません。

また、
もうすぐ進級、入学のシーズンです。

次の好スタートのためにも、
ご参考にして欲しいです。


本記事を読むことで、

✅先生と良い関係を築く必要性
✅先生に求める合理的配慮の具体例
✅先生と良い関係を築くコツ、セリフ
が分かります。

今回も5分程度です。


そして最後に、
とてつもなつ重要なこと(キラーフレーズ)を
書かせていただきました!!!!!


ぜひ最後まで読んでください。




1.良好な関係を築くためのコツ



(1)どんな担任の先生かは運任せ



担任の先生。
相性の良い先生と巡り合いたいですね。

これは完全に運です。

先生も人間です。
人との相性はあります。

他の親や子と相性が良いのに、
うちとはどうしても合わないこと、
また、
経験不足から発達障害に対する
理解に乏しいこともあります。

でも経験では大抵の場合、
学校側が何の考えもなしに
クラス割をする可能性は

低かった気がします。

合理的配慮が要る子の担任に
新任の先生や
経験の浅い先生を割り振る可能性は
低いと思います。

それでも、
30人規模の生徒を受け持つことに加え、
先生自身の対応力やスキルもあり、
配慮が行き届かないことは
十分考えられます。

また、
学校側が発達子育てにどこまで
力を入れているのか?

学校トップの校長先生、
園長先生の教育方針、
または教育委員会の教育方針、
学年主任の先生の考え方
に左右されてしまうのは、
先生も組織の一員である以上、
やむを得ない部分です。


(2)申し送りの効果



我が家の場合、
ASDの娘が中3となります(2024年2月現在)。

これまで担任の先生との関係で
悩んだことはほぼなかったです。

ことごとく良い先生に恵まれました。

もちろん個々の先生方の教育方針が
娘にピッタリはまったというのが大きいですが、
娘の発達状況について
新しい先生に替わるたびに
「申し送り」をしたこと、
この効果があったからだと思っています。

娘はただのASDではなく、
場面緘黙(特定の場で喋れない)も併発。

担任の先生には
「合理的配慮」をしていただくよう
個別に依頼しておく必要がありました。

※合理的配慮については次章でお伝えします。


個別面談時もしくはそれよりも前に、
学校に行く機会があった際は、
妻から新担任の先生に
娘の発達特性や注意点、望む配慮について
(口頭で)申し送りを行っていました。

ちゃんと前任の先生から
引き継がれていることもあれば
一部しか引き継がれていないことも
ありました。

ちゃんと伝わってないことを前提に、
私達の口から先生に
留意点をお伝えしておくことは、

ものすごく大事です。


クラスで浮くことが平気な発達っ子は
いないと思います。

浮いてしまうのは
特性がそうさせるからで、
本人の望まざるところです。

最初に担任の先生に事細かに
申し送りをしておくことで、
クラスでアクシデントが起きないよう
未然に対策を講じておきましょう。

最初が大事です。

最初につまずくと、
デリケートな発達っ子は
クラスに馴染めなくなってしまう
恐れがあります。

私達パパママの口から新担任の先生に、
しっかり申し送りをしましょう。
口頭でも書面でも伝わればいいと思います。

状況別の細かい配慮が必要なら
書面が良いでしょう。


(3)密な連携でモニタリング



そして次のステップ。
「密な連携」です。
申し送りしてそのまま放置すると、
場合によってはその場限りになってしまう
可能性も否定できません。

都度、
配慮がなされているか
モニタリングをしてください。

時には雑談を交えながら
先生との円滑なコミュニケーションを
図りましょう。


そして、
先生や子供が困っているときに
なるべく早い段階で対策を講じるためにも、
支障が出そうなサインを見逃さずキャッチして
対策を講じましょう。

申し送り → 実践 → モニタリング
→ 修正 → 改善


を繰り返せると良いかと思います。

先生との円滑なコミュニケーションが
必ず良い結果に繋がります。

可能な限り先生を敵に回すことは
避けましょう。


2.学校生活での合理的配慮とは


(1)合理的配慮とは


学校に求める「合理的配慮」とは、
「障害のある子が障害のない子と
同じような教育を受けるために
学校が必要に応じた変更や調整を行うこと」
を意味します。

「障害者の権利に関する条約」
「障害者差別解消法」を受けて、
行政や企業、学校に対して、
可能な限り合理的配慮を行うことが
法的義務となりました。

逆に、
発達っ子を健常児と同等に扱って
合理的配慮をしなかったら
法令違反になるということです。


(2)合理的配慮の具体例


学校での合理的配慮には、
具体的に次のようなものがあります。

○見通しをもちにくい子
→見て分かりやすいスケジュールの活用

〇読むことが苦手な子
→ICT機器の読み上げ機能の活用

〇集中しづらい子聞こえにくい子
→座席配置の工夫

〇文字を判別しづらい子
→見やすいフォントの使用 拡大印刷

学校に合理的配慮を求める際には、
医師の診断書や専門家の報告書
必要な場合もあります。


3.申し送りを伝えるコツ



担任の先生への伝え方です。

①「学校に配慮してほしいこと」を明確にしておく


前述の合理的配慮の具体例などから、
親と先生とで、
具体的な配慮例を共有しましょう。


②医師の診断書や報告書も活用


具体例により説得力を持たせるため、
あればちゃんと活用しましょう。


③お子さんの家での様子や「できること」も伝える


できないことだけでなく、
できることもちゃんと伝えましょう。

我が子のできることがあると、
先生も極力優先してくれます。


④サポートブックを作成して渡す


親と先生とで
サポートブックを共有するのもいいでしょう。

サポートブックとは、
過去から現在までに
我が子の成長の過程を記載した
我が子のガイドブックのようなものと
捉えてください。

そんな難しいものではないです。

サポートブックの詳細、
テンプレートは、
以下をご参照ください。

LITALICOジュニア-サポートブックとは
https://junior.litalico.jp/about/hattatsu/supportbook/

LITALICOジュニア-サポートブックテンプレート
https://junior.litalico.jp/assets/doc/personality/hattatsu/supportbook/index/LITALICOjunior_SB.pdf


⑤親側も担任に配慮をし、感謝も伝える


詳細は次の章でご案内します。
めちゃくちゃ大事です!!

⑥担任の先生が合わない場合は別の人に相談する


詳細は次の章でご案内します。

⑦「通級」で授業を受けることが適している場合もある


詳細は次の章でご案内します。

うちの娘が該当します。

週のうち数時間、
通級教室を組み込みしています。



4.先生との関係がしっくりこないなら


(1)担任の先生以外にも働きかける



それでも、
申し送りも流され、
密な連携もしっくりこない場合は?

私達が望む合理的配慮がなされない場合、
担任の先生以外にも働きかけましょう。

親と先生との間に
仲介役(コーディネーター)を挟むと
良いでしょう。

私達パパママでも発達子育ては
苦戦することだらけ。

ましてやその子の特性を
十分理解していない先生に100%委ねて
うまくいくかどうか。

30人の生徒を抱えながらの支援です。

かなり厳しいです。

つまずくことが多くて当然です。


学校の方針にもよりますが、
スクールカウンセラーや
特別支援教育コーディネーターを置くところも
近年増えつつあります。

そういった存在を間に挟むことで
スムーズな連携が見込めます。


うちの場合は、
通級教室を組み込んでいます。

週1回、授業を1つ分、
通級教室の授業と振り替えてもらっていて、
担任先生以外に
通級の先生とも連携を図っています。


    担任の先生
 ↗↙
親      ↑↓
 ↘↖
    通級の先生


この三者間の連携で
スムーズにいっている状況です。


通級の先生のいない学校、地区も
あるとは思います。


うちも最初の頃は
小学校に通級教室はなかったので、
通級のある隣校区まで
週1回1時間だけ通ってました。

小学校高学年の頃
ようやく通級教室が導入され、
週1回の移動する負担は
解消されました(妻が送迎)。


また、
子供にとっても、
担任の先生以外の存在が
安心感をもたらす効果も見込めます。

うちの娘も、
今の通級の先生は

心の拠り所のような存在に
なっています。

娘が通級の先生に癒され、
通級の先生も娘に癒される
という関係になってるみたいです。


(2)最後は私達パパママの出番


それでもうまくいかない場合は?

全ての対策を講じてもうまくいかない場合は、
私達パパママが
教室もしくは別室で
そばについていることです。



苦しいですし、
時間も取られます。
その間は仕事もできません。

一馬力で子育てするパパママには厳しいですが、
ちょっとの間だけでもそばにいて欲しいです。

全ては可愛い我が子のためです。

他の子に違和感を感じてもらわないよう
最初は校門まで、
次は廊下、別室、最後に教室と、
徐々に進めていくといいかと思います。

恥ずかしいですが
数年後には皆忘れます。

そう割り切って、
我が子のためにそばについて
安心感を作ってあげましょう。




毎日じゃなくても、
子供が安心を持ってくれるまで
付き添ってあげて、
馴染んでくれたら
徐々に付き添い場所を後退し
日数を減らして
フェイドアウトしていくように
しましょう。

これは甘やかしではないです。
防御です。


健常児より不安の多い発達っ子を
不安から守って、
安心感を持ってもらうため
大事なことです。

発達っ子もゆっくりですが成長します。

いずれ、
一人で登校できるようになる日は
来ると信じましょう。

そこまで
地道ですがサポートできるよう
心がけましょう。


(3)キラーフレーズ


最後に、
初めて担任の先生に個別に会って
合理的配慮をお願いする際の
キラーフレーズを紹介します。

「うちの子を気にしていてください!
その代わり、
うちでやれることは何でもやるので、
何でも言ってください!」

これです。

こう言われたら、
先生も安心して
私達パパママと接してくれるはずです!

先生に配慮を頼んでばかりでなく、
私達パパママも先生に配慮しましょう!!

そして感謝の心を
忘れないようにしましょう。


以上となります。

新学期や入学に向け、
我が子が輝かしい1年を迎えられるよう
頑張っていきましょう!



最後まで読んでいただき
ありがとうございました。


何か気になる点、
ご不明点がございましたら、
お気軽にメッセージを送ってください。

読んでいただいた感想も大歓迎です。

引き続き、よろしくお願いいたします。


とも

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