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発達っ子に「そろばん」!!脳トレにすごい効果

こんにちは!ご訪問ありがとうございます😊
ともです。


前回、発達っ子にはピアノが最適ということを
お伝えしました。

ピアノが発達っ子に有効であることは
紛れもない事実ですが、
同じくそろばんも大いに有効です。

脳の発達促進にすごい効き目です!



我が子の発達特性に振り回され、
疲弊する毎日。

何とかしたい。

少しでも子供の発達特性を制御したい。

そんな悩みに応えられ、
期待以上の成果を見込めるもの。

ピアノの次はそろばんです。

「え~!?パソコン、電卓、
便利な機器が揃ってるのに今どき?」

というご意見はあるかと思います。


発達っ子の我が子がそろばんを習うことで
果たしてどんな効果があるのか?

その答えはここにあります。

本記事を読むことで、

✅どうしてそろばんが発達っ子に有効なのか
✅脳科学的なそろばんの効用
✅そろばんを習って得られる力

が理解できます。


今回も、
5~10分程度で理解できます。

ぜひはしょらず見てください。



1.どうして「そろばん」なのか




(1)そろばんが有効な理由



数ある習い事のなかでも、
そろばんは脳の発達に非常に有効です。

それは、
そろばん(あと、ピアノ)が、
特に「ワーキングメモリ」を鍛えるのに
とても効果的と言われているからです!

また、
このワーキングメモリを向上させると、
HQ(人間性知能)も向上すると
言われているのです。


(2)ワーキングメモリとは



ワーキングメモリ・・・

認知心理学において、
情報を一時的に保ちながら操作するための
構造や過程を指す構成概念である。

作業記憶作動記憶とも呼ばれる。
(Wikipedia)

何のこっちゃ??
ですよね。

簡単に言うと、
入ってきた情報を頭の中で保持して、
どの情報を記憶しておけば良いのか、
どの情報を削除すれば良いのか
整理する能力
の事です。


「記憶」→「整理」→「削除」
の順になります。

見聞きしたものを一時的に記憶し、
その中身を整理し、
必要なもの以外は忘れるという能力は、
日常生活の中で深く関わってきます。

発達っ子はこれが弱いです。
人の話を聞くことが苦手、
国語や英語の長文、算数の文章題が苦手、
そんな子が多いですよね。

そろばんには、
目で数値を見て、
その数値を指で珠をはじき、
耳でパチパチという音を確認して形を作る
という動作があります。


そして、
計算して珠をはじいて珠の形を変えていきます。

これを瞬時に繰り返し実行します。

これらの動作が入ったそろばんで、
脳が活性化し、
ワーキングメモリ向上につながるのです。



また、
暗算を行うときも、
頭の中でそろばんを使って計算します
珠算式暗算)。

こちらも、
同じく効果が見込めます。

このワーキングメモリ向上で、
HQ(人間性知能)も向上します。


(3)HQとは



HQ(Human Quotient、人間性知能)とは、
脳の「前頭連合野」が担っている知能のことです。

人間性を司るセンター機能を備え、
夢や目的に向かって
適切に行動する能力(未来志向的行動力)と、
理性・思いやり・協調性を身に付けて
うまく生きる能力(社会関係力
の2つの要素があります。

前頭連合野とは、
脳の様々な知能
(言語、空間認識、論理、数学、
音楽、絵画、身体運動)
をコントロールする監督役のこと。

HQは、
昔からあるIQ(知能指数)や、
世界的なベストセラーで話題になった
EQ(心の知能指数)に続いて、
ここ数年で注目されている指数のひとつです。


(4)発達っ子にこそ、そろばん



そろばんは発達っ子にも効果的です。

発達障害は脳の機能障害です。

特に脳機能の中でも
HQ(人間性知能)の低下・障害が要因だと
脳科学の分野で解明されています。

つまり、
発達障害の改善にはHQの向上が有効。

したがって、
そろばんでワーキングメモリを鍛えて
HQを向上させることが
非常に効果的だということです。


2.そろばんと脳の関係


そろばん(とピアノ)の習得者は、
それぞれ未習得者とは異なる脳の部位
使っていることが知られています。

未習得者はほぼ左脳しか使わないのに対して
習得者は左右をまんべんなく使っているとのことです。

研究者によれば、
次のような差異があるとのことです。


①脳の機能


 脳の、特定の部位が特定の機能を担うと言う、
 機能局在はよく知られています。

 たとえば、
 目で感じた情報は大脳の後半分の後頭葉へ、
 耳から得た情報は大脳の側部の側頭葉へ、
 触覚の情報は大脳の上部の頭頂葉に入ります。

 そして身体を動かす指令は、
 大脳の前半分の前頭葉から出て
 筋肉を動かします。

 手の運動を受け持つ部分は、
 前頭葉の一番後ろの中心前回と言うところに
 存在します。

 また、
 左右の脳の機能局在の特徴的な例として、
 「言語」はほとんどの人が
 左半球で受け持っています。

 一方「計算」は、
 普通の人は左頭頂部で行いますが、
 そろばんを習得した人は
 別のところで行っている
ことが
 分かってきました。


②そろばんと脳


 そろばんはいろいろな形で脳に刺激を与えます。
 この際、
 ポイントは「指を使う」と言う作業です。
 指は、
 大脳の運動支配領域の中で
 極めて広い面積を占めていて、
 指を使うことは、
 脳の活性化を促します。

 そして、
 そろばんを弾く音も大事です。
 パチパチとリズミカルな音を、
 耳で確認しながら計算していきます。

 特に聴覚で得た情報は側頭葉に入り、
 左右両側の脳が刺激されることが
 分かっています。


 脳の活性化には、
 「難しい計算や理論を解くよりも、
 簡単な反復計算を続ける方が効果的

 と言われています。

 そろばんの
 「日々こつこつと練習を積み重ねる」
 学習スタイルに一致しています。

 そろばんをグループで学習する場合、
 「読上算」(よみあげざん)に
 ぜひチャレンジしてください。

 耳を緊張させながら、
 聞いた数字を頭の中で玉に置き換え、
 目で確認しながら弾く作業は、
 さまざまな脳の機能を
 活性化させることでしょう。

 さらにその作業に、
 スピード感や正解した時の達成感が加われば、
 よりいっそう活性化を促すと考えられます。



③右脳だけを使えば良いのでしょうか?


 「右脳を使いましょう」と、
 よく耳にします。

 正しくは、
 「左右の脳をバランスよく使うことが大切
 と言うべきです。

 右脳を使うという点では、
 珠算も右脳が働いていることが
 知られています。

 最先端の機器で調べてみると、
 そろばん熟練者が暗算をしている時、
 左右の脳がバランス良く
 活発に使われていました。


 一般の人が左脳で計算するところ、
 そろばんでは左右の脳を
 バランスよく使っている
のです。

 そろばんはまさに、
 脳の発育や熟年者の脳の機能維持
 理想的な方法と言えるでしょう。


大阪大学大学院医学系研究科
依藤史郎教授 指導


出典(一部加工):
そろばんと教育|株式会社雲州堂 (unshudo.co.jp)
https://www.unshudo.co.jp/story/brain/2008/10/29/310/
より一部抜粋


3.そろばんを習って得たもの



そろばんは世界でも人気があります。

「SOROBAN」として
20か国以上で教育ツールとして
活用されています。



そろばんには、
ピアノのように個別授業という訳にはいかないこと、
聴覚過敏でそろばんをはじく音がダメ、
触覚過敏でそろばんの感触がダメ、
じっとしていられない子には不向き
等のデメリットはあります。

これは、
じっとしていられなくても理解があり、
柔軟な対応をしてくれる塾を
地道に探すしかないです。


私は発達障害ではないですが(疑いはあります)、
実際に小3頃~小6頃まで
約4年そろばんを習いました。

中途半端な習い方でしたが、
次のような効果がありました。


①計算が早くなった


 25年近く銀行員をやっていたので
 それもあるかもしれないですが、
 計算はすごく速いです。

 暗算は教えてもらわなかったにも関わらずです。


②視覚的にイメージできるようになった



 計算をする際、
 そろばんの珠をイメージして
 計算する癖がつきました。

 これが視覚的かどうか分かりませんが、
 48は50-2
 621は500+121
 というようにイメージ。

 コンビニ会計も、
 621円を現金支払いするなら
 621円=(1,121円―500円)と考え、
 1,121円出しておつり500円もらう
 というような考え方ですね。


③集中力がついた



 試験では、
 限られた時間でそろばん計算することで
 集中力が身につきました。


 HQの向上に寄与したかどうかは、
 明確な数字がないので
 残念ながら分かりません。

4.そろばんでHQ向上を



これまでお伝えしたことを要約すると、
そろばんで指、目、脳を使うマルチタスクが
ワーキングメモリ向上に効果がある
ということです。

ワーキングメモリの向上=HQ向上
これがひいては発達特性の抑制に
繋がります。

HQを伸ばすためには、
4歳~8歳頃に経験するのが効果的です。
目安は週1回1時間程度で十分。

継続すればするほど効果的です。

習い事に迷ってみえるのであれば
ぜひそろばんを選択肢に加えてください!

以上となります。


最後まで読んでいただき
ありがとうございました。


何か気になる点、
ご不明点がございましたら、
お気軽にメッセージを送ってください。

読んでいただいた感想も大歓迎です。

引き続き、よろしくお願いいたします。

とも

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