見出し画像

大和伝統野菜 ひもとうがらし

画像1


ひもとうがらしをご存知でしょうか?

私はこの土地(京都と奈良の間)に引っ越してきてから、初めて知りました。
スーパーで見かけたとき、早採りのししとう?と思いましたが、ちゃんと名前がついている。
面白いなー、しかも食べやすそう!と思い、連れて帰ってきました。


ひもとうがらしってなに?

奈良県在来のトウガラシの品種です。  
古くから県内で栽培されており、大和の伝統野菜として、「大和野菜」に認定されています。
辛みはほとんど無く、甘さと独特な爽やかな香りが特徴です。
(参照:Wikipedia)

今まで見たことのない野菜だったので、新しい品種なのかな?と思っていましたが、奈良県では昔から親しまれている野菜でした。
それにしても、「大和野菜」なんて言葉があるとは知りませんでした。


大和野菜って何?

奈良県で生産されている野菜のうち、奈良県農林部が「大和野菜」と認定したもの。
その定義は、
・戦前から奈良県内で生産が確認されているもの
・地域の歴史、文化を受け継いだ独特の栽培方法により「味、香り、形態、来歴」などに特徴を持つもの
となっています。
(参照:Wikipedia)

「〜野菜」というと、すぐに思い浮かぶのが「京野菜」ですが、奈良県にもこのように定義の決まった「大和野菜」があるんですね。面白い。。。


Wikipediaや奈良県の公式ページには、そのほかの大和野菜も載っていて、とても興味深かったです。
「これスーパーで見たことある!」とか、「これ京野菜だと思っていた!」とか、新しい発見があります。


ひもとうがらしを調理してみた


まずはきれいに洗って

画像2


包丁と比べて、結構長いのがわかるでしょうか?
軸の部分を取り除き(食べるには硬すぎました)
食べやすい大きさに切ります。

画像3


シンプルに油焼きにしました。
焦げ目がつくまで多めの油で焼いて、塩で味付け。
出来上がり。

画像4


食べた感想

おいしーい!夏野菜らしい旨み!そして辛くない!
近いのは万願寺とうがらし、甘長唐辛子ですね。
柔らかくて、甘みがあり、口の中に爽やかな香りが広がります。
細い分、万願寺とうがらし等と比べて、身のジューシーさは少なめですが、それでも美味しい。
炒め物や天ぷらにしたら合いそうです。
この細さを活かして、青椒肉絲風はどうでしょうか?
ピーマンを細く切る手間が省ける!(ズボラです)

今回は包丁を使いましたが、包丁なしでも十分料理できますね。
軸の部分は手で取れるし、長くない個体は切らずに料理しても良さそう。
包丁嫌いの私としては、夏の定番野菜にしたいくらいです。


終わりに

今回、初めて見る野菜「ひもとうがらし」にチャレンジできて、とても楽しかったです。
「大和野菜」の存在を知ることができて、こちらも大きな収穫となりました。

スーパーで買い物していると、つい「いつもの定番野菜」ばかり買ってしまうのですが、たまには珍しい野菜に手を出すものいいですね。
最近はスーパーでも「地場野菜コーナー」が出来ているところも多い気がします。

いよいよ夏野菜本番の季節ですが、大和野菜をはじめ、地元の野菜にも目を向けていきたいと思います。
面白い野菜を見つけたら、またnoteに書いてみますね。


参考にしたページ

Wikipedia 大和野菜

奈良県 大和野菜公式紹介ページ

よろしければサポートお願いします。サポートしていただいた分は、より食べ物のことを考えるために使います。