日本ではあたりまえの「水泳の授業」実はかなり珍しかった
マンボ!
タンザニア在住ライターのほりとも(@tmk_255)です。
学校で水泳の授業がある日本は、実は世界的に見ても珍しい、ということを、タンザニアで初めて知りました。
タンザニアの学校にプールがなくて、だから水泳の授業もないと聞き、アフリカだから、お金のかかるプールのような施設はないんだな~と思っていた私。でもタンザニアの状況が普通だったようです。
今日は、泳ぐことが日常になったタンザニアの生活で考えた、学校の水泳の授業について書いてみます。
ある日の水泳イベントで
週末に開催された水泳のイベントで、各国のママ友達と子供の泳ぎを見守っていた時のこと。
私「年中夏のタンザニアのおかげで、子供たちが上手に泳げるようになってありがたいわ」
ママ友1「ほんと、ほんと」
私「タンザニアの学校に水泳教室がないって知ってた?びっくりだよね」
ママ友1「ブラジルの学校にもないよ」
ママ友2「アメリカの学校にもないわ」
ママ友3「スウェーデンの学校もないけど?」
私「えっ…」
こんな何気ない会話から、私が日本で当たり前だと思ってた「学校の水泳の授業」は、実は世界的に見ると少数派であることを知りました。
年中夏のタンザニアで泳ぐ泳ぐ
子供の通うインターナショナルスクールは、ありがたいことにプールがあります。だから、学校にはプールがあるのが当たり前だとてっきり思っていた私。
1年を通して夏のタンザニアでは、泳ぐことが極めて身近です。家から歩いてすぐそこに海があるし、外国人に人気のヨットクラブは週末は混んでいるし、ボートに30分で到着するすぐ近くの無人島でスノーケリングもできるし、プールのついているお宅やアパートがあちこちにあるので、子供も大人も普段から泳ぐ機会がふんだんです。
小2の娘も毎週のように学校で水泳の授業があります。ある学期には週3回の水泳クラスがあって、ちょっとやりすぎでは?と親としては心配になったほど。
そのおかげで、タンザニアに来た時は顔に水をつけることも怖がっていた娘は、今では足のつかない深いプールにもドボンとジャンプできるほどに成長しました。水泳が好きになってからの娘は風邪もひきにくくなったし、プール再度で見る娘の姿は堂々としていて、なんだか自信がついたようにも見えます。
日本でなぜ水泳の授業が当たり前になったのか
世界の学校には水泳の授業がないことを知ったら、どうして、日本では水泳の授業が当たり前になったのか、気になりますよね?
調べたところ、1955年に旅客船が沈没して中学生160人以上が死亡した事故(紫雲丸事故)や、海での水泳授業中に生徒が溺死した事件などをきっかけに、日本では学校の水泳授業が急速に普及し、全国の学校にプールが作られるようになったようです。
ただ、最近はプールの老朽化が指摘されるようになり、これをきっかけにプールの廃止を決める学校も増えているそうです。さらにプールの維持費や事故もあり、プールをなくしていいのではという声も出ていることも知りました。
私自身は、泳ぎが得意なわけではありませんが、「学校の水泳」というと、夏休みも楽しくて毎日のように友達と通った小学校のプールの楽しい記憶がよみがえります。あのプールがなくなってしまうのは寂しいですね。
おわりに
学校の水泳の授業があたりまえと思ってきた私にとって、ほとんどの国がそうではないということ、さらに、日本でも学校のプールをなくしてよいという声も増えているということを知り、かなりびっくりしました。
海の事故を防ぐため、健康な体をつくるためなど、水泳には多くのメリットがあると思います。学校の水泳の授業、日本でのこれからの動きが気になります。
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