『日本人にはびっくり』タンザニア無人島
タンザニアには、手つかずの自然があちこちにあります。手つかずだからこその特別感、良さを感じるのですが、一方で、あまりにも未開拓すぎてびっくりすることがあります。
これも「タンザニアらしい体験」として最近は楽しめるようになりましたが、初めて体験した時にはそうとう驚きました。
もしかしたら、こういう考え方には、商業化に慣れた日本が学べる姿勢があるかもしれない。そう思い、今回は『日本人にはびっくり』のタンザニアの無人島についてご紹介。
今回訪れたのは、ダルエスサラームの家からボートにのって30分で到着する「ボンゴヨ」島です。
①船をおりるときに海にドボン
最初に驚いたことは、さあ島についたぞ!とボートを降りる時に波止場がないこと。乗客はみんな靴を脱いで、ハダシでドボンと海に降りるしかないこと。
間違ってロングスカートやジーパンなんかはいてきてしまったあなたは膝上くらいまでびっしょり濡れます。
小さい子供を連れた大人たちは、降りる時に荷物と子供のおろし方を工夫して、砂浜まで歩いて移動します。
この無人島だけかと思ったら、その後にも小型ボートに乗って島に行くことがありましたが、何度か同じように、海にドボンでのボート降りがありました。
「お客様を濡らせてはいけない」なんていうサービスはありません。
②商売っ気ゼロ
足もびしょびしょになりながらも無人島に到着! 真っ青な海と真っ白な砂浜にテンションはあがります。
すると、メニューをもった人が近づいてきます。無人島ですが、唯一レストランが1つあって、ランチを注文すると、タンザニア料理が出てきます。
ただ、問題は1つ。「注文したら2時間くらいでできます。」
2時間待つのです。無人島に来たのだから、のんびり待てばいいという考えもあります。
しかし、小さい子供がいる私の家は、毎回、おにぎり、唐揚げ、ポテトサラダなどを持参して、2時間待たなくてもすぐに食べられるようにして行くのが定番です。タンザニアの海を眺めながら日本式のお弁当を食べられるのは最高です。
レストランは1つしかなくてライバルもいないから、ということもあるのか、サービス全般がのんびりです。レストラン以外に何のお店もないことに最初は本当に驚きました。この点に驚く時点で、どれだけ私が商業的な文化に慣れ切っているのかということかと思いますが。
10年後に再びこの島に来たら、レストランも増えて、お土産物屋さんやマリンスポーツのお店、ホテルも併設されているかもしれないと、そうなったら「無人島」とは言えないな、とそんなことを考えました。
③ただ砂浜がある、それだけ
この島に上陸すると目の前に広がるのは『ザ無人島』の景色。
ヤシの葉でできたパラソルがあるだけです。
週末に来ても、そもそも混んでいません。ボンゴヨ島の存在自体がまだ観光客にはあまり知られていないのか、ここに来ているのはだいたい、私たちのような、ダルエスサラーム在住の外国人たち。
何もないというこの空間をみんな存分に満喫しています。昼寝をしたり、読書をしたり、波に乗って遊んだり、ただプカプカと海に浮かんでいたり。タンザニアの漁師らしき人が、すぐにひっくりかえってしまいそうなくらい小さな舟で通り過ぎることもあります。
忙しい日常から離れてのんびりとした時間を過ごすことができます。
まとめ
タンザニアにはこんな、手つかずの無人島や自然があちこちにあります。その一方で町では、毎日のように新しい建物やお店が建設されているように感じるほど、経済の大成長を予測させます。
そんな中でも、こういった無人島だけは、5年後も10年後も、レストランが1つしかない、そんな島のままでいてほしいと感じます。
ボンゴヨ島に初めて行った時の私の感じた多くの違和感。最近は感じなくなりました。これは、都会の生活に慣れ切った私の心をリセットしてくれたのかなとも感じます。
あなたがボンゴヨ島に来たら、何をしたいですか?
#アウトドアをたのしむ
#一度は行きたいあの場所
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