「子育てのスマホ利用」を恐れていた私がスマホに助けられた話
皆さん、子供のスクリーンタイム問題ってどうしてますか?
5歳と7歳になる私の子供も、学校から帰ってくると開口一番に「テレビ見ていい?」というスクリーン好き。うちではテレビは1日30分と決めていますし、私自身が「子供の脳みそをむしばむスクリーン、できるだけ接しないほうがいい」と思っていました。
ところが、最近、「スクリーンありがとう」と思える体験が続き、スクリーンタイムに対する私の偏った考えにも少し変化が。
今日は、今まで「スクリーンタイムは悪いもの」と思っていた私の「スクリーンタイムありがとう」体験をご紹介。同じような体験をしているお父さん・お母さんもいるかしら?
ドラえもんは最強
7歳の娘は、海外生活が長いためか、日本語にちょっとした苦手意識があるようです。本を読むことは好きなのに、日本語の本にはなかなか手を出しません。
「日本のマンガは、日本語に興味をもつきっかけになる」とママ友達に聞いた私は、あまり期待はせずに、小2でも読めそうなマンガを探してみました。
すると、私が子供の頃に大好きだったドラえもんのマンガを見つけました。このマンガの良いところは、学年別で習う漢字を使ったマンガなであるところ。さっそく「ドラえもん二年生」をキンドルで買ってみました。
私が普段使っている、カラー表示ができるキンドル端末を娘に貸してみたら、ある週末にもくもくと、マンガを読んでいるではありませんか。
どこまで理解できているのかしらと聞いてみると、ジャイアンが意地悪をして、のびたとドラえもんが仕返しする…そんなよくあるドラえもんのストーリーの大枠は理解できていました。
娘としては、いつも親が使っている電子書籍を自分も使えることに一番の興味をもったようですが、それでも、日本語のマンガに興味をもってくれて、自分で読みたいと思って手に取ってくれることが嬉しいのです。
ピアノのレッスンも
1年ほど前に、ピアノのレッスンを受けていました。家まで先生が来て教えてくれていたのですが、2か月もすると、子供たちは飽きてしまい、もうやりたくないということで、中断。
まあ、無理にやらせる必要もないしとそのままにしていたのですが、ある日友達から教えてもらったピアノ練習のアプリを試してみたところ…
「Simply Piano」というそのアプリは、5歳の息子でもひとりで練習ができるようなプログラム。レベル別に練習する曲が出てきて、5歳児がもくもくとやっている後ろ姿を見て私は驚愕。
ちなみに、せっかくだからとうちの夫もこのアプリでピアノレッスンを始めました。週末は、子供たちと夫が順番にピアノの練習をしています。
アプリでのピアノ練習を始めてちょうど2か月ほどたつのですが、まだ子供たちは飽きていません。ピアノが自分のペースで弾けるようになるのも嬉しいようですが、それよりも、iPadを自分で自由に操作できることが何よりもの魅力なのかもしれません。
選曲とふりつけのお供
先日、娘の通う小学校で、特技を披露するイベントである「タレントショー」がありました。最近、器械体操にはまっているうちの娘はクラスメートと3人で、体操のパフォーマンスを披露することに決めました。
選曲とか振り付けとかどうやってやるのかしら、と心配していた親たちの心配をよそに、子供たちは、練習中だけ自由に使うことを許可されたiPadでYouTubeから大好きな歌手、テイラー・スウィフトの曲を選び、自分たちで振り付けを考えながら練習しています。
iPadの使い方が、いつ使ってたっけ?と思うほど、慣れている。(学校の授業でiPadを使ってるのでそれもあるかな)そんな感じで、毎週末、みんなで集まって、テイラースウィフトの音楽を繰り返し流しながら、知らない間に2分間の機会体操のパフォーマンスが完成していました。
親の助けなく小2娘たちだけでパフォーマンスのふりつけができることにも関心しましたが、あまりにも当たり前のようにiPadを使いこなす姿を見て、この世代はすごい、スクリーンタイムがダメだと奪うより、うまく取り入れるように教えてあげるべきなのかもしれない、と反省しました。
おわりに
こう書いてみると、大人と子供のスクリーンを使う目的が違うかもと感じました。親は、日本語を読んで欲しい、ピアノが上手になってほしいという願い。その一方の子供たちの目的は「スクリーンに触れたい」と目的は違うかもしれません。
でも、スクリーンタイムの恩恵を受けている、と感じるのが正直なところ。頭ごなしに「スマホはだめ」というのは、これからの世代の子供にはあわないのだなと思います。
これからは、スクリーンはダメ!ではなく、うまく使って生活にもとりいれていこう。
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