タンザニアで読書会デビューしたら
マンボ!
タンザニア在住ライターのほりとも(@tmk_255)です。
ブッククラブって聞いたことありますか?みんなで本について語る会のこと。私はこのブッククラブというものをタンザニアで初めて体験しました。
そしたら、とても楽しい!そして、なんだか日本でもこれから流行りそうな予感!?
ということで、ブッククラブって何が良いの?というあなたに、私のタンザニアでの体験と、これから日本にも広がりそうな理由についてご紹介します。
タンザニアで読書会の担当に…
タンザニアでは、海外から赴任している人向けの様々なグループが
あります。テニス同好会、カードゲームを楽しむ会、ヨガの会…その中に「ブッククラブ」というものがありました。
会の詳細を見ると「みんなで月1回集まって、お互いが読んだ本について紹介しながらみんなで語る会。同じ本をみんなが読む、という通常のブッククラブのルールはなく、ゆる~いのでぜひ気軽に参加してね」とありました。
「同じ本を読んで参加」だと、読めなかった時にディスカッションに貢献できず参加しにくい…と思っていた私ですが、この参加の敷居の低さに勇気をもらっていざ参加してみました。
そうしたら、なんともワクワクする時間なのです。参加者は、ウズベキスタン、オランダ、モロッコ、エジプト、トルコ、インドネシアと様々な国の人たちなので、みんなが違うことを考える。異文化交流のような体験。これがタンザニアでのブッククラブをさらに楽しいものにしています。そしてだいたい最後は、タンザニア生活でのびっくりした体験、自分の国だったらこうなんだけど、という話題になって、盛り上がるのです。
あまりにも楽しいので、毎回休まず皆勤賞で参加していたら、いつのまにか、ブッククラブを仕切る担当者に任命されてしまいました。今は、毎月、当日に参加したみんなが気持ちよくしゃべれるようにとアレコレ工夫をしながらブッククラブ会の進行をしています。
日本のオンライン読書会に出てみたら
タンザニアでブッククラブの楽しさを知った頃、ある本を読んでいたら「オンライン読書会をやっています」という告知を見つけました。
日本の人たちとのブッククラブってどういう感じだろう?と興味をもち、さっそくこの会にも参加してみました。
日本時間の午後7時から始まるその読書会は、対企業向けのコーチをしている方が主催しているもので、参加者にも企業の取締役や経営者など、普段あまり接点がなさそうな方が多く、最初は私も緊張して臨みました。
このブッククラブも、自分が読んだ本を紹介して、それについてみんなと語る、という参加しやすく設定されているもの。私が自分のおススメ本の紹介をひとしきり終えると、年上の参加者のみんなが、ざっくばらんに私の本に対しての感想や質問を投げかけてくれます。
本を通して、普段はあまり接点がなさそうなメンバーとこうやって対話で盛り上がる…しかも、日本とアフリカと遠く離れているのに。とっても不思議なご縁に感動し、忘れられない時間となりました。
アメリカでは若者に大人気
ブッククラブは、日本でも流行っているのかしら?と検索してみると、出てくるのは「絵本ブッククラブ」「こどものブッククラブ」のように、小さな子供の読み聞かせイベントの印象です。まだ、大人がやる読書会はあまり根づいていないのかしら?
ところが、アメリカではブッククラブは今、X世代に人気らしい!
この記事によれば
・有名人がブッククラブをやるので、若者もブッククラブを立ち上げている
・コロナ時代を経て、ブッククラブが孤独を癒すツールとなっている
・本を読まない人も「つながり」を求めてブッククラブに参加する
という現象がアメリカでは起きているそう。なんだか、これから日本にもブッククラブの波が到来しそうな気がしませんか?
ブッククラブを意識してSNSを見ていると、最近は、Xやインスタでも、オンライン上のブッククラブがたくさんあることに気づきます。
まとめ
「読書会」というと、堅苦しいイメージもありますが、これからのブッククラブは、若者を筆頭に、学校や会社以外の新しいつながりのできるコミュニティとして、日本でも普及する、そんな気がしています。
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