【クリエイティブな仕事をビジネスにする方法】儲かるからという理由で始めたビジネスで続いているのを見たことがない

クリエイティブな仕事をいかにビジネスにするかについて、今までの経験を元にお伝えしています。

今回は、「儲かるからという理由で始めたビジネスで続いているのを見たことがない」ということについて。

どういう流れからそうなっているかわかりませんが、巷で動画制作は儲かるという話になっているようです。やっている当人からしたらお金の面だけで見てみると儲かるとは思えないのです。作業時間はかかるし納品しないとお金は入ってこないし、納品も数ヶ月かかるものもあったり、即金になるようなビジネスでないことは確かです。

どこをどう見たら儲かるになるのかわかりませんが、そういう風に思って自分のところでも事業を始めたいというところや、うちと業務提携したいとか、動画制作のビジネスを事業に入れたいから繋がりたいという企業からの問い合わせがここ数年とても多いです。

儲かるから始めるというのは構いません。ただ、私が考えている方向性とは全く噛み合わないので、全てお断りしています。これは自分目線や企業目線であって、依頼してくれている人の目線ではありませんし、物を売るわけではないので営業してどうこうというものでもありません。必要としている方から依頼を受けて制作するという流れが１番良いと思っているからです。

純粋に私は制作することが好きで、依頼してくれた方がいかに喜んでもらえるか、動画制作に興味を持った人に対し、面白いと感じてもらえるように伝えるとか、日々そのようなことを考えています。確かに利益は必要ですのでやみくもに安売りしていることはありません。必要な対価はもらうようにしています。その上で、いかに良いコンテンツを作るかを念頭において制作しています。

根底に制作することが好きというのがないと正直辛い仕事だと思います。地味な作業や目に見えない作業もありますし、何が正解かわからないことも多いです。フォーマットがあるものでもありません。

儲かるからといって寄ってきた企業の多くは、その後どうなっているか確認すると大半スタートしていません。中にはスタートしたのですが、続かず今はやっていないということが多いです。続けているところは私のところに相談にきた企業では１つもありません。

儲かるというのは全て結果論であって、儲かるから始めるというのは順番からすると逆をいっているからではないでしょうか。

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