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自分と違うタイプの人と、うまくいっていますか?

こんにちは。
鷹取智子(たかとりともこ)です。


研修講師として企業向けにコミュニケーション研修などを提供、
調剤薬局にいた経験を活かし、医療機関での接遇コンサルティング
にも関わっています。
また、個人向けには「自分をごきげんにする心と身体の整えメソッド」講座
を実施しています。


あなたは仕事を進めていく中で、こんな経験ありませんか?


「どうして言ったことが伝わらないんだろう」
「お願いしたのに、なんでちゃんと動いてくれないの?」
「なんであんな言い方するかな~。他に伝え方、あるでしょ」
「毎回、こちらが言うことをいちいち批判するの、なんなの?」
「こちらはちゃんと伝えているのに、受け取らない相手が変なんだ」


コミュニケーションがうまく取れる相手もいれば、うまくいかない相手もいますよね。


私自身、若い頃は「自分と合わない人とは、最低限のコミュニケーションしかとらない」


そんな風に思っていました。


「だって何かを伝えてもあの人の受け取り方がおかしいから」
「話をしても通じないし」
「人の相性は合う合わないがあるし、合わない人とはわかりあえないよね」
「合う人とだけ、仲良くすればいいよね」
「合わない人には、あまり近づかないようにしよう」


視野が狭かった私は、このような思い込みを持っていたのです。


でもね、それってどうなんでしょうか?


新卒で入った航空会社では、自分と価値観や感覚が似た人が多かったため、多少合わない人はいましたが、そこまで人間関係に悩むことはありませんでした。


壁にぶつかったのは、講師としてキャリアを変えて社内講師としての仕事をスタートした時でした。


まさに「なんで言っていることが伝わらないの???」ということが多々起きたのです。私にとって今まで通じた「当たり前」が、会社が変わったらまったく通用しない・・・


その頃、人間関係を良くしたい思いからNLP(実践心理学)を学び出しました。様々な価値観を持つ仲間と心理学のワークをする中で、ハッと目が覚めました。


相手と自分は価値観や経験・捉え方が違う。自分にとっての当たり前は、相手にとっての当たり前ではない。どちらが正しい悪い、ではなく、お互い違うことを理解し、受け入れ合い、歩み寄ることが大事なんだ!


今思えば当たり前のことですが(笑)、恥ずかしながら30代前半になってようやく、


・お互い違いがあって当然
・違うからこそ価値がある
・違いをいやだな~と捉えるのではなく、「面白いな!へ~そうなんだ!」とプラスに捉えることから多くの気づきがある


と思えるようになりました。


そうすると、今まで見えていた世界がガラッと変わりました。生きるのもすご~く楽になりました。


そして、自分と違う価値観や考え・経験を持っている人と話すことは、自分の成長につながるし、お互い刺激があると気づいたのです。


デコとボコがあるからこそ、お互い助け合える。
仕事においての、様々なアイデアが出る。
刺激や学びを引き出し合える。


と今は強く思っています。


自分と同じ価値観や経験を持つ人たちと話したり、仕事を進めるのは楽ですし気もあまり使わずにすむかもしれません。もちろん、その人達とのコミュニケーションも大事ですし、学びも多々もらえてありがたい。


でもね、自分と大きく違う考えを持つ人から得る視点は、なかなか自分と似たような人たちかは得られないものが多い気がしています。


そして、今までを振り返ると自分と違うな~と最初感じた人と、その後意外と仲良くなれたり、気が合ったり。


ですので、相手との違いを受け入れて楽しみながらお互い歩み寄ってコミュニケーションを取っていくことが、人生をさらに楽しく彩り豊かなものにしていくと感じています。


相手との良好なコミュニケーションの第一歩は、自分のことを理解すること。そして相手のことを理解すること。


そのうえで、お互いの違いを受け入れ、相手にどのようにアプローチしたら相手は自分の思いや考えを受け入れてくれるのか?想像して相手に受け取ってもらいやすい言い回しや伝え方をしていく。


それが大事なのではないでしょうか。



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