幸福度を高めるために私が週に1度やっていること
こんにちは。
鷹取智子(たかとりともこ)です。
研修講師として企業向けにコミュニケーション研修などを提供、
調剤薬局にいた経験を活かし、医療機関での接遇コンサルティング
にも関わっています。
また、個人向けには「自分をごきげんにする心と身体の整えメソッド」講座
を実施しています。
「職場でイライラしているメンバーがいると、周りの人たちもあっという間にキリキリした雰囲気になってしまう・・・」
こんなことありませんか?
心理学では「幸せも不幸せも伝染する」と言われています。
「ある人が幸せだと、周りの人も幸せな傾向に。ある人が不幸せだと、周りの人も不幸な傾向が高まる」という研究結果もあるのです。
人は他者の感情に影響を受けやすいですよね。笑顔でポジティブな態度をしている人がいれば、周りの人に幸せな感情をもたらします。
一方で、イライラなどのネガティブな感情は周りの不安を引き出す可能性が大きい。
ポジティブ心理学では、
「チームが幸せな状態だと生産性は3割上がり、創造性は3倍になる」とも言われています!すごいですよね。
皆が笑顔で幸せを感じながら仕事をすれば、仕事は「やらなきゃいけないもの」ではなく「楽しみながら生み出す」ことができますよね。そんなチームはどんどんアイディアが出ますし、お互い言いたいことを安心して伝え合えるので生産性もUPするのでしょう。
そして、幸福度が高い人は以下のような成果を出すことができるとのエビデンスもあるんです。
チーム全員の幸福度が高ければ、すごいことになりそうですよね。では、どのように幸福度を上げることができるのでしょうか。
幸福学について簡単にシェアさせてください。
幸福学は心理学の1種で、日本での第一人者は慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科の前野 隆司(まえの たかし)教授です。
2年ほど前に、前野教授のワークショップに1年間参加した経験がありますが、とても楽しく学び深い時間でした。
昨今、人の心が幸せだとどんな良いことがあるかというのが、心理学や行動経済学の分野での研究結果で明らかになってきています。それを働き方やものづくり、サービスづくりに生かしていくことも含めた研究・学問が幸福学です。
欧米の企業ではすでに、経営にこの視点を取り入れるようになっています。
前野教授によると、幸福度を高めるためには「4つの因子」があるとのこと。
すべて大事な因子なのですが、個人的には「ありがとう因子」がチーム内にあると、それぞれの幸福度もUPしますし、チームの関係性もグッと良くなると感じています。
ありがとう因子とは、『幸せなチームが結果を出す 及川美紀・前野マドカ著』によると、「人や社会とのつながりとその絆への感謝を示す因子で、人との豊かな関係は幸せの根本要因」だと書かれてます。
ちなみに前野マドカさんは、前野教授の奥様で前野教授と一緒に幸福学の研究をされています。お会いしたことがありますが、笑顔が素敵な素晴らしい方で、まさに幸福度の高い方との印象です。
マドカさんによると、ありがとう因子を強化するためには、積極的に人と対話をし、その際相手への感謝と思いやりの気持ちを持つことが大事。くわえて職場の人と仕事とは関係のない話をすると、相手との距離が縮まるとのことです。
たしかに今までの経験を思い返すと、その通りだな~と感じました。
そこで今日は簡単にできる「ありがとう因子」を強化するためのワークをシェアしますね。
かなりシンプルなワークですよね。
でもね、これかなりパワフルです。書いていると心がじわーっと温かくなっていきますし、自然と「幸せだな~」という気持ちがわき上がります。
そして感謝ワークを継続していくと、「感謝することが自然とできるようになっていく」のです。
最初は、「特に目立った良いこととか、何かしてもらったことかぁ。そんなにないよ~」と思っていても、ワークを継続していくと、
・美味しいご飯がいただけてありがたい
・健康で過ごせてありがたい
・たくさんの人にサポートしてもらい、仕事が進められてありがたい
・お天気が良くてありがたい
・私自身・家族・同僚が笑顔でいられてありがたい
小さなことにも心から感謝できるようになっていくんです。
1週間に1度なら無理なくできますし、ぜひ試してみてくださいね!
よろしければサポートいただけたら嬉しいです。良い記事を書くための書籍代にさせていただきます♡