心を整えごきげんでいる
こんにちは。鷹取智子です。
研修講師として活動をしてますが、平行して個人の方向けに
自分をごきげんにする「心と身体の整えメソッド」講座を提供しています。
「心身ともに健康=ごきげんな状態を目指す」ことを、講座内やインスタライブでお伝えしています。今日は、以下の3つについてお伝えしていきますね。何かしらお役に立てたら嬉しいです!
1.なぜ私たちはふきげんになるのか
前回の記事で「ふきげんは伝染する」ことについて、書きました。
私自身、疲れていたりやることに追われていて心に余裕がないときなど、
無意識にふきげんになってしまう経験があります。
あなたはどうですか?
そもそも「機嫌」とは何なんでしょうか。
辞書を引いてみると、
とあります。ふきげんとは、「不快な感情や気分が表情や態度にあらわれること」と言えるでしょう。
なぜ私たちはふきげんになるのでしょうか。
実はふきげんという感情は、私たち人間が進化の過程で獲得した脳の働きが関係していると言われています。
祖先たちはサバンナでライオンに襲われそうになったとき、「怖い」と言う感情があるから逃げることができ、生き延びてきました。このように目の前の出来事に対して意味づけをし、判断して行動していく働きを心理学用語では「認知」と呼んでいます。生き延びるためには、楽しいことよりも危ないことに敏感に反応しなければいけなかったのです。
だから私たちは物事を悲観的に捉えがちですし、ふきげんになりがちなのです。これを知っておくと、気をつけるようにできますし、対処もしやすい気がしますよね。何より「私だけじゃないんだ」と気持ちが少し楽になりませんか。
2.ごきげんでいるとパフォーマンスがあがる
では逆に「ごきげん」とはどんな心の状態をイメージされますか?
私は「楽しい、ワクワク、幸せ!」そんな状態にくわえて「外側の出来事にまどわされず、心が安定し、余裕がある状態」ではないかとイメージしています。
私の場合はふきげんだと緊張し、不安になって心に余裕がなくなります。外からの刺激にネガティブに反応してしまい、自分らしさを失ってしまいがち。
一方、ごきげんだと心に余裕があって客観視できますし、視野が広がります。目の前の「できること」を見つけ、集中できることが多いです。
集中していると、段々と「あれもやりたい、これもできるかも!」と気持ちが前向きになり、行動につながっていく。周りの出来事に心を揺さぶられることが少なくなるので、その分のエネルギーを使って前進できる。行動量が増えると、結果も出やすくなりますし自信がつく。良い流れが生まれやすいと感じています。
3.ふきげん→ごきげんに変えられる
私たちがふきげんになるのは、目の前の出来事に対して意味づけをし、判断して行動していく「認知」によるものだとお伝えしました。出来事に意味づけをしているのは私たち自身。意味づけは人によって違います。
例えば「雨が降っていて最悪」と思う人もいれば、「今日は雨なんだな」としか思わない人がいます。同じ事象に対して、それぞれの人の脳が意味づけをしているのです。
「最悪」と意味づけしている人はふきげんになる仕組みです。そして「雨が降っていて最悪」と思い込んでいる人の意味づけは、そう思うたびに強化されていきます。
意味づけはあなたの選択。だから変えることもできるのです。どうやったら変えられるのでしょうか。最初の一歩は、「雨が降っている」→「最悪」と自分が勝手に意味づけをしていると気づくこと。
気づくことでその思い込みを外すキッカケができるのです。たくさんの思い込みにとらわれていた私は心理学を学ぶ中で、意味づけが心の状態をつくることを知りました。そして、徐々に思い込みやもういらない意味づけを手放し、変えることができるようになっていくように。
とは言え、日常生活の中でつねに自分の機嫌の状態や、意味づけ・思い込みをしているかどうかなどを冷静に観察するのは、ハードルが高いですよね。
ですので、私は何かモヤモヤしたときや、ふきげんな時にノートに自分の頃の中にあることを書き出して、自分自身と対話するようにしています。
そうしていく中で、「○○と思い込んでいた」「○○と勝手に意味づけをしていた」「でもそれって本当?」「他に目の前の事に対する解釈はないの?」と気づけるようになっていきました。
思い込みに気づけなくても、ふきげんだと気づくだけでも、固くなっている心の中が少しほぐれるのではないでしょうか。
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