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カンボジアと日本の体力測定からわかること




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〇表からわかること
・体格
    体格から見ると、全体的に日本人の方が、数値が大きいです。差が大きく開いているのは、13歳の男子です。


 身長や体重は遺伝的要因が大きいと言われています。しかし、日本人の平均身長、体重の推移を見ていくと、昭和25年(戦後)の20歳男性の平均は161.5㎝55.3kg、平成19年では、173.3㎝63.2㎏です。遺伝的要因が大きい言われている中で、なぜ差が大きいというと、戦後の食力不足の問題が大きいと考えられます。このことから身長、体重には少なからず、環境的要因も関わってきていると考えます。またカンボジアの食料問題を解決することで、平均身長、体重も上がっていき、健康的な生活が送れるようになることで、平均寿命も高くなってくることが考えられます。


カンボジアの平均身長、体重と日本の戦後の平均身長、体重がすごく近いので、日本の支援が有効ではないかと考えます。

・体力テスト
 筋持久力を見ると日本人の方が上だが、筋パワーを見るとカンボジア人の方が高いため、カンボジア人は瞬間的な力が強いと考えられます。筋パワーが活かされるスポーツは、野球、サッカー、ラグビーなどです。しかしこれらは、持久力も大きく関わってくるので、カンボジア人の課題は持久力だと考えます。持久力は中学生年代が一番伸びるとされているので、これからの教育で変わってくると思います。


 カンボジアだけでなく発展途上国の柔軟性、調整力、持久力等の基礎体力は著しく低いとされています。


 上体起こしや反復横跳びは、日本人とカンボジア人の差が大きいことが分かります。その理由としては、この動きになれていないことが考えられます。そのため記録が低いことが考えられます。

〇改善方法

 日本が戦後どのようにして食料問題を改善したかを学び、それを現地の方法に伝える。

 カンボジアの農村部の大人に伝えるのは難しいと考えられるので、学校に通っている子供たちや、教育者に伝えることで、それを広めてもらうことが、一番効率が良いと考えられる。

 筋パワーという長所を活かせるスポーツを普及させることで、カンボジアのスポーツの発展につながると考えます。そこから世界で戦える選手が出てくることで子供たちが夢を持つことができより良い生活につながると思います。

 筋持久力が日本と比べて低いことをポジティブにとらえることが大事になってくると思います。筋持久力を改善するためには、様々なスポーツの普及や、スポーツをできる環境を作ることが大事だと思います。サッカーボールの寄付やフライングディスクのような安価なものを質より量を重視して寄付することが大事だと思います。また運動習慣の向上が大事になってくる。

 発展途上国全体で柔軟性、調整力、持久力等の基礎体力は著しく低いとされているので、発展途上国全体を考えた改善方法を考えることが大事と考えます。


参考文献
カンボジア王国における体格 ・体力測定について 体格 と体力 との関係 千 葉 義 信

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