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納期について、よくある3つの勘違い

前提

前職は大手メーカーで働いていました。
といっても自分で設計する部分は少なくて、
下請けさんに仕様書ぽーんが多かったです。

そこでマネジメントを学んだりしたんですが、
どうやら「納期」っていうのはかなり曖昧な概念らしく。

「当たり前でしょ?」と言われながら、結構苦労しました。
学生がいきなりサプライヤー管理はきつかったです。

当時の経験があるからこそ、
今の仕事が回せるようになっているわけですが。


これを読んでくれているあなた。
なんとなく作業していませんか?

クライアントが提示してきたんで、それで頑張ってみる!とか、
ブロガーだから少しでも作業できればOK!とか。

もったいない。実にもったいない。
特にブロガー、フリーランサー。意識していきましょう。
納期を制するもの、仕事を制す、です。

継続案件、とれます。
単価アップ、とれます。
ブログの定期更新、できます。


この記事では、
「納期について、よくある3つの勘違い」を紹介してから、
後半で「納期設定の方法5ステップ」を説明します。

仕事の主導権、握っていきましょう。

5分だけ時間ください。


納期について、よくある3つの勘違い

早速ですが、以下3つ。
胸に手を当てて読んでください。

  • 納期=「品物が届く日」

  • 納期は厳守

  • 納期は、お客様都合で「決まる」もの

「いやいや、勘違いでもなんでもないから!」
全否定はしません。
業界によってこれが絶対のルールってパターンもあります。

ただ考え方は見直していきましょう。

きついもん、こんなん。


納期=「品物が届く日」

細かい話ですけど、納期は「納入期限」の略です。
で、この「納入」はものを収めること。

納期には解釈が2通りあって、
 ①発送期限
 ②着荷日
どちらかの場合がほとんどです。

①の場合、「品物出来たから送ったよ~、後は知らんけど」、
②の場合、「お客様の手元にはこの日に届きますんで!」ということ。

まぁほとんどの場合②になってきていますよね。
①は海外から荷物送ってもらったりするとたまにあります。
英語で納期なんて言わないからあまり実感はないけど。

国内でもこんな感じ(外部リンクです)で、
明確にしている企業さんがありました。


何が言いたいのかというと、
「言葉があいまいだから確認すること」
「どっちでも対応できるように準備が必要」
、ということ。

「品物が届く日っておもっていればええやん」という人、賢い。

ただオンラインのライティング案件なんかだと、
修正込みの納期(契約終了日)と、
修正なしの納期(一回目提出)が混在しているのが実際のところ。

回避策は後述するんですが、甘く見ちゃだめよってことで。


納期は厳守

たとえ、〇んだとしても納期を守ろうとする人たちがいます。

直前に製品の不具合で、深夜残業とか。
休日出勤して仕上げましたとか。


余裕のない状況で質の高い仕事、できますか?


=======ここから愚痴なので読む必要なし=========
私はむりっす。帰って寝ます。
これ割と冗談じゃなくて、体裁だけ保って不具合品だしても、
どうせやり直しなんですよ。
深夜残業なんてやるだけ無駄。
次の日のミーティングでメンタルやられて納期の再設定。
ここから地獄の始まります。

「すみません、納期伸ばしてください」って、
上司から言ってもらえばよくないですか?一週間くらい前に。

メーカー勤めの頃、納期に追われて深夜残業したことが数回ありました。
0歳の子供がいるときにも、22時打合せで0時に成果物提出、ありました。

結果、お客様から返信があったのは3日後です。
しかも「内容分からんから説明してくれや~」とのこと。
打合せ開始直後に「これなんだっけ?」

大手カーメーカーなんてそんなもんですよ。
=======愚痴終わり、ここから読んで↓=========


まずは自分の体力・メンタル・環境を守りましょう。

副業なんかでカバーしてくれる人がいない場合、
後述の方法で自衛しましょう。


納期は、お客様都合で「決まる」もの

お客様から「●月●日納期でお願いしたくて~」という相談、
ありますよね。

残念ながらここで即決「了解しました!」では三流です。
慣れない営業がやりがち。これまでどうだったか?でしか考えない。
こういう人に限って「納期」が何をさすのか考えずに約束してくる。

必ず一回持ち帰って相談しましょう。

納期は自分や自社で「決める」ものです。


理由は2つ。
 ①案件によって必要工程が異なるから
 ②工数リソースが変動するから

①については説明不要かと。
メーカーなら資材調達や加工、コーディングからデバッグなどなど。
ライターならキーワード選定、下調べ、目次だし、執筆、校正、画像選定などなど。
専門家&実作業者に相談なしで決めるのはやっちゃいけません。当たり前。

安請け合いするなって話です。


②については、「お仕事できる時間と人は限られてるよ」ってことです。
案件は関係ないです。
個人でも企業でも、工数は常に一定ではありません。

副業している人にはピンとこないかもしれませんね。

私生活で作業できる時間には限りがあります。
無限に副業していられないんです。時間的にも身体的にも。

これらを考えないまま納期設定するのは、まじでやばいです。
自分の首を絞めます。
企業でやるとまじで社員の首が締まります。


納期は自分や自社で「決める」ものです。

対策?後述です。


納期設定の方法5ステップ

ここからは納期設定の方法・手順を説明していきます。
アレンジしていってほしいので、
できるだけ簡単にポイントだけ抑えてます。時系列順。

Tipsも少し載せたので、参考にしてください。

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