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移住してはじめて阿波踊りの文化が人に与える感動を体感した話

こんにちは。tommy(トミー)です。普段は起業家ママtommyと名乗っておりますが、本名は松坂智美と申します。

現在は夫の仕事の都合で移住した限界集落・人口4900人の徳島県神山町に在住。大自然の中にある一軒家で3歳と6歳の女の子を育てながらママ起業家として活動をしています。

「えらいやっちゃ、えらいやっちゃ、ヨイヨイヨイヨイ」
「踊る阿呆に見る阿呆 同じ阿呆なら踊らな損損」

威勢のいい掛け声で知られる徳島の伝統芸能と言えば・・・そう、阿波踊りです。

阿波踊りは、400年以上の歴史がある徳島の伝統芸能で、毎年100万人を超える人々が訪れるとても大きなイベントとなっています。

近頃は中止が続いていましたが、今年はいよいよ復活するという朗報を聞き、家族でイベントに行ってきました。

昨年10月に神山町に移住してきた私たちにとって、初めての阿波踊りです。この知らせを聞いてから、8月のお盆の時期を今か今かと心待ちにしていました。

徳島の阿波踊りー歴史と特徴

阿波踊りは、連(レン)と呼ばれる踊りの団体で形成されています。

・ 阿呆連(あほうれん)
・ 葵連(あおいれん)
・ 浮助連(うきすけれん)
・ うきよ連

などの“有名連や実力派連”と呼ばれる団体がありますが、他にも、それぞれの町ならではの連があり、阿波踊りを披露しています。

神山町の連

神山町にも桜花連(おうかれん)と呼ばれるとても素敵な名前の連があるんですよ!

神山町の桜花連はだいたい20人くらいのグループで、6歳くらいの女の子から50代以上の女性まで幅広い年齢層の人たちが踊っていました。

阿波踊りが近づくと神山町の街中に張り紙が貼られ、桜花連が踊る日時が知らされます。自粛をしてきた人たちも張り紙を見てワクワクと気持ちを高めていきます。

そしていよいよ当日を迎えました。桜花連の面々は踊りながら町を行脚してまわります。賑やかな連が町を練り歩き、商店街でみんなで輪になり盆踊りでフィナーレを迎えました。

東京から見た阿波踊りのイメージ

きれいなお姉さん達の列をなした踊り。
「踊る阿呆に見る阿呆 同じ阿呆なら踊らな損損」の掛け声。
ニュースを踊らせる利権争い。

これが、東京にいたときの私のざっくりとした阿波踊りのイメージでした。

伝統衣装を着て踊る素敵な地元の人たち、その裏で渦巻く権利問題。徳島県から遠く離れた東京からでは、実態がよく見えませんでした。

でも、今回実際に参加してわかりました。阿波踊りは地元の人たちから愛される本当に素敵な催しです。

「踊る阿呆に見る阿呆 同じ阿呆なら踊らな損損」の考えが文化として根付いている姿を目の当たりにし、私は心から感動しました。

閉塞感を吹き飛ばす踊る阿呆の力

今の日本ってすごくギスギスしていませんか?コンプライアンスやレギュレーションに縛られ、みんながかしこまって決まりを守り生きている。息が詰まる世の中です。

規律に守られた平和な世界は素晴らしくもありますが、人々は同時に閉塞感も感じています。

そんな時、

「踊らな損損!」

という掛け声にハッと目が覚める思いがしました。

踊っている方も阿保で、見ている方も阿保。みんな阿保でいいじゃない。みんなで一緒に阿保になろう。踊らな損損!

この心意気がまさにクリーンヒット!
とても感動しました。

阿波踊りにももちろん形はあって、綺麗に踊るにはちゃんと練習をしないといけないのですが、そうでなければ意外と素人でもイケるんです。

中腰になってちょっとふざけたような動きで踊ると案外サマになるんですよね。だから皆が参加しやすいんです。

東京だと盆踊りがそれにあたるでしょうか。爽やかな浴衣を着た人々が輪になってしなやかに踊る。東京の盆踊りにも楽しさはありますが、それよりもっと身近で誰もが参加しやすいのが阿波踊りです。

子どもも大人もみんな阿保になって踊っていいという阿波踊りの文化が私は大好きです。

逆に今風!?時代が求める“集いの文化”

阿波踊りは、今の時代に求められる「集い=コミュニティ」の文化にぴったりではないでしょうか。過去から引き継がれてきた文化・阿波踊りは、盆踊りの一種であり、先祖に楽しくやってますよと知らせる意味合いもあるそうです。

そんな徳島の伝統文化に触れ、感化された私と6歳の長女は神山町の桜花連に参加することになりました!見学を経て、これから練習に参画していくようになります。

阿波踊りには「女踊り・男踊り」という踊りの種類があるのですが、私は男踊りをやりたいと思っています。

男踊りは足を開いて踊るダイナミックな動きが特徴で、うちわをクルクル回しながら踊ることもあります。少し難しそうな踊りも含まれていますが、積極的に挑戦して地元の文化を楽しみつくしていきたいなと思っています。

地元のお祭りや文化というものは、そこの住人になって初めてわかる魅力があると思います。こういった地元の素晴らしい文化を体験して、改めて徳島県神山町に移住してよかったなあと感じた次第です。 


「あなたはあなたのままで素晴らしい」
tommy

 

このnoteはstand. fmでの音声をもとに書きました。同じ内容を音声でもお聴きいただけます。

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