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【現地採用】#10_正解が分からない?会社とお客様の板挟みになる現地法人に勤めた日本人の悩み。。。

こんにちは!
トミーです。

さて、今回は現地法人に勤めて一番件数が多く一番困ったことを紹介します。
それはお客様である日系企業の現地企業の考え方と現地企業(中国企業)の考え方の違いになります。

以前日系企業現地法人とに現地法人に勤める違いについて説明しました。
【現地採用】#2 日系企業の現地法人or現地企業?給与や待遇、安定性について徹底解説!|トミー@広州|note

これに関連しますが日系企業の現地法人はあくまで日本式の管理方法で運営されています。
もちろんトップは日本人ですし、会社の規模によりますが各部門責任者も日本人が務めることがあります。
そのため繰り返しになりますが、管理方法は日本式となります。

一方、現地企業は中国人がトップとなります。
いくら日本語が話せるからといっても考え方は中国人です

少し話がそれましたが我々の会社は日系企業を相手にする現地企業のため日本人が大事にしているホウレンソウや確認の徹底等は基本的に出来ていません。

もちろんそのようなねじれの関係の2社が取引をするとたくさん問題が発生します。

例えば納期について
日本式の考えはもちろん納期厳守。
納期までに納入するために何回も確認を徹底。それを社内、必要に応じて本社にも報告する必要があります。

一方で中国式はとても曖昧です。
確認の仕方というとサプライヤーに連絡。
サプライヤーが納期について「大丈夫」と言えばその後の確認はしません。
私の経験上サプライヤー含め納期に間に合わなくてもとりあえず「大丈夫」というイメージがあります。
その後契約、入金があり納期直前になった時に「やっぱり納期に間に合わない」という相談が50%ぐらいの確立でありました。
その後は納期に間に合うためには従業員に残業してもらう必要があるからと追加料金を求められ、払わなければ納期に間に合わなくなります。
仕方なく追加料金を払い納期に間に合わせるという事を繰り返していました。
もちろんサプライヤーは1社だけではなく、複数あるためサプライヤーの数だけその交渉をすることになります。
もちろんすべてがお金で解決できるわけではなく一部は遅れることが確実。
その場合は最終的にお客様と相談となります。
お客様の立場からしたら中国企業だけど日本人がいるから信頼して発注しているという感覚があります。
一方総経理はじめ社内は一生懸命やったが、それが出来ない、それをお客様とうまく交渉するのが営業の仕事という雰囲気。。。

それは違うと言っても社内には日本人が私しかいないため理解者がおらず悩むというのを繰り返す日々が続きました。

最終的に私は転職という手段を選びましたが、これから勤めようと考えている人はご注意ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
それではまた!

ぜひぜひ、サポートをお願いします。現在日本円での収入がなく、いただいたものは息子の日本語教材の購入にあてます。本当にありがとうございます。