【現地採用】#13 いきなり激高?上司であろうと思ったことを口にする中国人部下(林さん編)
こんにちは。
トミーです!
さて、今回は前回に引き続き、現地企業で味わった苦労を事例を交えながら紹介します。
私は2019年4月から約1年10カ月間、日系企業向けに商品を売る企業に勤めていました。私以外に日本人は在籍しておらず約40名の社員は私以外中国人でした。その中で商品をお客様に売る営業部は全部で6名在籍していました。
メンバー構成は
①営業部長(男性、50代)※日本語可能
【現地採用】#8 嫉妬は中国も同じ?昇進した瞬間に起こる私を取り巻く環境! | 記事編集 | note②営業科長(女性、20代)※日本語可能⇒既に紹介
【現地採用】#4 困ったことは全部日本人?現地企業で味わった苦労(その1:梁さん編)|トミー@広州|note
③営業担当(女性、20代)※育休中
④営業担当(男性、30代)※日本語不可
⑤営業アシスタント(女性、20代)
【現地採用】#5 私は定時で帰ります!現地企業で味わった苦労(その2:李さん編)|トミー@広州|note
⑥営業担当(女性、20代)
【現地採用】#7 自分を守る事で必死?信頼していた部下からまさかの裏切り!|トミー@広州|note
+私
となります。
今回は「③営業担当(女性、30代)(以下、林さん(仮名))(仮名)」とのエピソードをご紹介します。
上記では育児休暇中と書きましたが、私が入社後半年ぐらい経った時に復帰一緒に営業周りも経験しました。
話はそれますが、中国では育児休暇・産後休暇は合計6ヶ月と定められています。
あくまで合計6ヶ月なので出産前に体調が悪ければ極端な話6ヶ月前から休めますし、出産ギリギリまで働いて出産後に長い休みを取る方もいらっしゃいます。
話はそれましたが、林さんが復帰後元々の営業アシスタントの業務は李さん(上記⑤)が対応していたため、林さんは私と一緒に外回りをすることになりました。
林さんはとてもハキハキと話す方でコミュニケーション能力も高く私と一緒に順調に営業成績をあげていました。
ある時林さんと少し大きなプロジェクトに取り組むことになりました。
お客様は私の知人からの紹介のため相見積もりはしないと最初から断言していただきましたがコストは最低限という言葉がありました。
もちろん知人からの紹介ということもあり、会社から求められる利益は確保しつつも、なるべく安価に仕上げようと思っていました。
その後積算部から上がってきた見積をチェックしたところお客様が求めていない項目が多くあがってきました。
恐らく同行した林さんがお客様が言った「相見積」はしないという言葉だけを理解し積算に伝えていたと思います。
※利益率が高ければ営業アシスタントとして付いた林さんの年末賞与もあがります。
お客様は中国に初めて進出。
今後の計画もあることからそんなことで信頼を失うわけにはいきません。
そのため積算から上がってきた見積を1つ1つチェックし、いらないものはすべて削除してお客様に提出しました。
※もちろん積算担当には事前に相談済み。
その後お客様から金額合意の連絡がきて無事に受注する事が出来ました。
その数分後メールを見たであろう林さんが来て
「なんで勝手なことをするんですか!」
といきなり大声で怒鳴ってきました。
※林さんは子供の面倒を見るため最後の見積調整の時は会社を休んでいました。
私は驚きながらも「いきなりどうしたの?」と聞きました。
「なんで私に教えてくれなかったんですか!」
とまだ興奮冷めやらぬようなので会議室へ案内し事情を聴いたところやはり契約金額を減らされたことを怒っているようでした。
私からは①知人からの紹介のため大事にしたいお客さんであること、②今後も商品を購入してもらう可能性があるので、信頼を落としたくない、という2点を説明しました。
林さんは不満そうな顔をしながら「わかりました」といって部屋を出て行きました。
その後積算から事情を聞いたところ私が削除した項目は林さんから紹介を受けたサプライヤーの商品であることが分かりました。
恐らくサプライヤーとうまくやろうと思っていたところそのほとんどを私が削除したため激怒したのだと推測できます。
もちろん私としては悪いことをしていないのに怒鳴られるだけというストレス。。。このようなトラブルは最近では少ないと思いますが、未だに根強く残っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それではまた!
ぜひぜひ、サポートをお願いします。現在日本円での収入がなく、いただいたものは息子の日本語教材の購入にあてます。本当にありがとうございます。