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【ネタバレ】007 No time to dieの感想 ~パロマちゃん大好き~

本日、「007 No time to die」を見てまいりました!!!

だあぁぁぁぁぁぁ!!!!!
私は映画を見終わってから1日経つと映画の内容や思っていたことを忘れてしまう人なので、今回は早めに書くことにしました。

映画終わる10分前くらいから、まじで「え?」「え?」「え?」しか頭の中に浮かばなかった。。。とりあえず、ネタバレしまくりながら、私の感想というか「ここ面白かった~!」「ここ、笑えたよね!」っていうのをつらつら書いていきたいと思います!
まだ映画見てない人は、一押しパロマちゃんの下記動画を見て、ワクワクしてください!

公開が伸びた理由に納得

伸びに伸びまくっていた映画の公開日。
これなぜこんなに伸びてしまったのか、映画を見たら納得でしたね。映画の中では、DNA情報を操作して一部の人だけを殺すことができる天然痘由来?のウイルスを作って、世界にばらまこうとしてるって話でした。ラボから天然痘ウイルスを盗み出し、それを秘密の研究所で兵器として開発するという話でして、これを新型コロナウイルスが出始めたころ(本来の公開予定日2020年春)に公開していたら、なんかようわからん陰謀論の片棒を担ぐような感じになって、現実と架空のお話の区別がつかなくなってしまう人が増えちゃいそう。。。と思いました。今は新型コロナウイルスについて様々なことが明らかになっており、ワクチン接種も進んでいます。一部の人をのぞいて、この映画と現実をごっちゃにするような人はいないと思いますが、パンデミックな状態の社会にこの映画を投下することは人の不安を煽ってしまう可能性がありましたね。
とにかく、この映画が公開にありつけたことはとても喜ばしいことです!

優しいんだか、優しくないんだかわからんサフィン

冒頭、マドレーヌの子供時代の話が出てきます。
マドレーヌの父親に家族を殺されたサフィン(ボラプのラミさん)。
マドレーヌが凍った湖の上を逃げる際、氷が割れてしまい湖に!
氷を銃で割ってマドレーヌを助けてくれるわけなんですが、

「その心は?!」

結局、彼は優しい心を持っていたのか!と最初は思ってたんですが、なぜかものすごーくマドレーヌにしつこい。なぜに、最後の方でマドレーヌは島に置いておきたいと言い出したのかよくわからず、、、
家族が欲しいかったの?マドレーヌ可愛いから?なんなん!?仲間だと思ってる?彼女が医者だから?
でもマドレーヌが医者だから誘拐したわけではないですよね。
湖では幼くして家族を失った(ていうかあんたが殺したんでしょ!)マドレーヌに、自分を重ねて、自分のやったことの罪を感じ、マドレーヌがこのまま死ぬのは可愛そうだと思って助けたのかなーと思ったけど、その後マドレーヌの前に姿を現した時には人の心を操って自分の思い通りにしようとする自分勝手な男になっており、「あのとき助けた優しい心は!!!
!!!?」と思ってしまいましたw

マドレーヌとボンドの子供マチルドちゃんに対しても、マチルドちゃんがサフィンの手をがぶり!と噛んで敵意を見せたら「好きにしろ」とリリース。とにかくサフィンは自分の思い通りにならない者はお嫌いなの?!マチルドちゃんに固執するのはわかるんですよ、だってボンドの子だもん。でもさ、あんたどっからその情報を仕入れたんだよ?!イギリスの諜報機関MI6のボンドだって知らなかったのに!すげーな!

随所に出てくるサフィンの日本好き

監督は日系の方なんで、日本っぽさを入れたかったのかな?とは思うんですが、、、

「サフィンなんで日本好きなの?!」

全く説明されてなかったと思うんですよ。最後の島は、日本とロシアで領土問題でモメてる島って言ってたので、北方領土か?と思ったんですが、北方領土だからって日本式の庭園とかあるわけじゃないだろうし、北方領土に畳を輸入するの難しそうな気がするんだけどwとか思ったり。

マドレーヌのおうちに殺人しにくるときも、能面被ってきましたけど、きみそんな昔から日本好きだったんだ?!と思って。普通のご家庭に能面ありますか?ないですよね?!しかもあれ、結構高そうだし。

ボンドが島に到着し、サフィンのいる畳の部屋まで来て、サフィンと対峙するシーンで座布団をサフィンが投げたときは「大相撲?!」と思い、ボンドが土下座したときは「いや、お互いに日本人じゃないし、空間が和室だからって別にそこで土下座しなくてもwww」と笑い、その直後にボンドが銃を撃った瞬間畳がパタンって開いて、サフィンとマチルドちゃんが奈落に落ちたのを見て「か、歌舞伎?!」といろいろとあのシーンは笑わせていただきましたw おもしろかったよ!監督!

個人的にはあのウイルスの培養してる水はってあるところ。なんか温泉の湯もみを思い出して、「いいお湯加減にしてるのかな~」とか思ってたらシュ~って人が溶けてて、いや、こんな感じに溶けるんだったら、その防護服も溶けませんかね?!とか思ってました。湯もみ団はどっから連れてこられたんだろう。北方領土に住んでるロシア人の方々かな?

ていうかマドレーヌにお茶を飲ませるシーンの食器は日本っぽくなくて、えーそこはなんか西洋の食器つかうんかいー!って思ってしまいました。日本好きなら細部までこだわっとけよ、サフィン!

あとサフィンの顔って火傷?みたいにただれてます。それってマドレーヌのお父さんのせいなんだろうけど、あのとき付けたた能面はもういらなくなったの?!というか、今までずっとマドレーヌは生きてたわけですけど、よくマドレーヌに会いに行くの我慢してたねw えらいね!(違)

ボンドのボケ

もし、ですよ?
自分が知らない間に、元恋人が自分の子を産んでたらどうします?元恋人が「あなたの子じゃないわよ」と言ったとしても、そこでジョークなんて飛ばしたら、なんか相手も悪いじゃないですか。。。

マドレーヌに「あなたに見せたいものがあるの」とマチルドを寝かしつけたあと、マドレーヌが階段を降りていくとき、ボンドのボケた一言。

「(もしかして、まだ)別の子供がいる?」

おい!ボンドよ、子供の目の色でなんとなく自分の子では?という疑惑がある中で、その冗談、マドレーヌに言っていいのかよwww
ものすごくイギリス人っぽいなと思ってました。マドレーヌ、とくにそれには深く触れずw マドレーヌ大人だね!

個人的には次の日の朝、起きてきたマチルドに「おなかすいたー」って言われて、リンゴを向くボンド。。。
あの時間、ボンドの心境は複雑ではありつつも、幸せな時間だったんじゃないかな。隣にたたずむマドレーヌの表情もよき、でした。

マチルドちゃんにはぜひお父さんのようなすごいスパイになってほしいです!素質あると思うYO!

翻訳は戸田奈津子女史(字幕監修は別の方がやってますよ!)

戸田奈津子女史、、、私、ラストのシーンはですね。ちゃんと訳してほしかったですよ。

マドレーヌとボンドの最期の会話でマドレーヌははっきりと、

「It's YOUR blue eyes.」

と言っていたように思います。
これ、戸田奈津子氏。

「青い目よ」とだけ。

いや知ってんだよ、青い目だっつのーは!見たらわかるだろう!

マチルドに初めて会ったときにうろたえながら、「いやだって彼女青い目だから、、、」ってボンドは言っている。
それに対して、マドレーヌは「”あなた”の子じゃないのよ」と否定したんです。でも、本当はマチルドはボンドの子だったわけです。
だから、マドレーヌはYOURと強調して言ったんですよ。

「”あなた”の青い目よ」と。。。

ここでYOURを省略するとやや抽象的でポエティックな感じになりますが、最期の電話で伝えるべき重要な内容ですから、省略しないでいただきたかった。マドレーヌが伝えた真実をそのまま、伝えてほしかった!!!

(私のリスニングが間違ってたらごめんなさいぃいいいい)

James Bond will returnですから、皆さん期待してましょうね!

あの科学者ってさ

あの科学者のおじさん、私あんまり信じられなくてですね。だって勝手に、スペクターを全滅させるウイルスとか作ってるじゃないですか。相手がサフィンだったとして、ですよ?
あの科学者のおじさんが素直に、「マドレーヌに触れたら殺してしまうウイルス」を作りますかね?あれはマドレーヌの髪の毛からDNAをとってマドレーヌに触れたらマドレーヌだけが死ぬウイルス。もちろん、DNAを操作できるので、マチルドちゃんに触れたら死ぬように作ってるんでしょう。

でも「触らなければマドレーヌ死なないんだよね?!」って思ってw

私ならとりあえず脱出はして、「俺危ないウイルス打たれてるので隔離してくれ~、検査してくれ~、どうにか解毒剤作ってくれ~」と言いますw

それに、あのおかしな科学者が、頼まれたことをちゃんとやってるかも謎です。スペクター全滅みたいな感じで、このラボ仕切ってる奴だけ殺す!みたいなウイルスにしてるかもしれないじゃんー。
目で見て確認できるものではないので、検査でもしなければウイルスが有害化どうかってわからないのに、なぜボンドは即信じてるの?!と不思議でした。。。

サフィンのいや~なところは「自分だけ不幸とか嫌だから道連れにしてやる!」って精神で生きてるとこですよね。
でも彼自身はあんまり暴力的でもないし、銃を持つシーンもめちゃくちゃ少ないし。あれだけ大きなラボであの人数の従業員を働かせてるって結構いい組織なんでは?とか思ってしまった。。。湯もみ団の皆さんはおそらく自分たちが何をしているか知らなかったんでしょうね。だから、人が落ちてシュ~ってなったときにびっくりして逃げた。
でもさ、ぜったいうっかりあの液体が肌に触れちゃう人とか今までいたと思うんだけどwww

パロマちゃんかわえええええ!

ええ、冒頭で書きましたが、陽気でおしゃべりでノリの軽いお酒の強いパロマちゃん!めちゃくちゃかわいいかったです!皆さんが大絶賛してる理由もわかる。

頑張って3週間猛特訓して色々学んだそうで、それをわざわざボンドに伝えちゃうあたりも、「うんうん。頑張ったもんね!頑張ったんだよ!って誰かに言いたいよね!」ってめちゃくちゃいい子だなって思いましたw
分かります。私も最近口癖「洗濯機回して干した。えらい?えらい!」って自分に言ってますから。

パロマちゃんの見せ場であった、3人の男を相手にヒールで蹴り飛ばし、床に落ちてた拳銃で3人を殺すシーンが終わった直後、ボンドが吹き抜けからバーカウンターに落ちてきます。
それに気付いたパロマちゃんが「ん?(日本語だったらこんな感じかなと)」みたいな小さな声を上げるんですよ!そこが、そこがめちゃくちゃかわいくてかわいくて、身もだえました!

わかります?

パロマちゃん声が甘くてめちゃくちゃかわいかったです。
またパロマちゃんに会いたいよぅ。

あなたの「秘密」は何?

冒頭のカーチェイスシーンでボンドがマドレーヌをスパイだと疑って言うセリフ。

We all have a secrets.

これが今回の映画のテーマなんですよね。
そもそも007はJames Bondと名乗ってますが、それが本名かもわからない。
彼は存在自体が「秘密」なのです。
でもその「秘密」である彼が退職しようと思ったほどの本気の愛であったヴェスパーの墓からストーリーがスタートします。
このヴェスパーへの想いも、ボンドの中の秘密であり、マドレーヌはそれがボンドの中でどれだけ大きいものか知っています。だから、自分の最大の秘密であった能面の男のことと引き換えに教えようと思っていたんです。

マドレーヌは、能面の男に生かされたこと/ボンドとの子がいることを隠していました。
Mは自分が犯した罪(ヘラクレス計画)を隠していました。
アメリカのCIAから来た男は自分の本当の目的を隠していました。
科学者のおじさんは、スペクターを殺すことを隠していました。
サフィンはウイルスを使った世界征服を企んでいますが、それはイギリスのMI6しか知らないこと。世界にはそれは明らかにされないでしょう。

みんな何かしらの隠し事はあるのです。

その秘密が明らかにされてしまったら、人はどうなるのか?秘密を知ってしまったら、どうするのか?
私たちは、その答えをボンドから教えてもらったように思います。

私が知るべきこと、知らなくてもいいこと、隠すべきこと、打ち明けるべきこと。
それが何なのかを考えさせられました。

実際世の中には世の中に明らかにされていない、水面下で処理された事件がたくさんあると思います。私たちが知らない”James Bond”たちが、世界の平和を守ってるんだろうなと思うと彼らの活動に感謝と敬意しかありません。

ええ、いますよ、あなたの近くにもJames Bondが。

NO TIME TO DIEとは?!

そうです。
タイトルは「死ぬ時間はない」のです。
でも実際のラストは、、、でしたね。
つまり、この映画の最大の秘密はタイトルに隠されてるのではないでしょうか?

死んでる場合じゃないでしょうが!っていうことで。
たぶん、生き返るに1万円かけます!

待ってるからね!もう待つのは慣れたからどれだけでも待つからね!




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