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小林美術館 なつかしの日本風景展

大阪の小林美術館に行ってきました。
「なつかしの日本風景」というテーマで、文化勲章受章者の作品をはじめ、
様々な日本画を見てきました。
一部写真撮影OKでしたので、皆さまもぜひ。

ときめきNo.1は、わが推し、東山魁夷様の『清涼』でした。

馬の親子が雪道をゆく、はかなく哀しく優しい作品。
自然となみだが出てきました。
雪の音とにおいと、山の下のほうの汽車の音が聞こえた気がしました。

ほか、ときめいた作品は以下の通り。

小野竹喬『春風』

今回の企画展パンフにも載っている作品。
カラフルで春らしい。日本昔ばなしや、忍たま乱太郎なんかのアニメの背景に似たものを感じました。

上村松園『一枝の春』

線に惚れ惚れします。しびれます。
それに色がついているものだから、余白まで含めじーっとながめてしまいました。

前田青邨『武将図』

風景画しか見たことがなかったので、人物画は新鮮でした。
武将の絵は十八番だそうですね。敵のことよりは自分の子どものことを考えていそうな表情の武将でした。

菊池型月『稚児文殊』

後光差す稚児の乗る獅子…がカメラ目線。カメラ目線。
獅子だけ太めの線で描かれていることもあり、思わず笑顔になりました。
ちなみに、先ほどのパンフの下のほうに載っています。

木村圭吾『花あかり』

ここで花見をしようかと思った。
一つ一つの花びらをみると、版画のようで、でもきっと一枚一枚描いたんだろうなあ。

西山翠嶂『若草山』

愛くるしさに笑顔がこぼれてしまう作品。
額に入れて飾りたい、せめてポストカードでほしいな。

奥村厚一『海辺』

海がきこえると思った。
ジブリ作品のそれは見たことがないけれど、同じように、波の音と潮の香りにつつまれているのでしょう。

池田遙邨『三保羽衣松』

ああカラフル!
その展示フロア内でもひときわまぶしい作品でした。
どのミュージアムだとしても、彼の作品には惹かれてしまうなあ。

***

小林美術館は小規模ながら、2016年オープンということでとても綺麗!
併設カフェのくるみ餅とお抹茶も大変美味しかったです♪
(その他、ふつうのカフェメニューも多数)
近くには広大な浜寺公園もあるので、暖かい季節は一日中楽しめます。
お近くに寄った際はぜひ!


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