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[E]コンビニエンスストアの裏側(オーナーの気持ち)


みなさんコンビニエンスストア(以下:コンビニ)はよく利用されますでしょうか?いや、コンビニは近くて便利だけどスーパーより割高だからあまり行かない!っておっしゃる方、その通りです。私は節約家の母に倣って圧倒的にスーパーの利用が多いです。

しかしコンビニは新商品や品揃えも豊富で、特にPB(プライベートブランド)が充実しているので私はどちらかというとスーパーよりコンビニの方が楽しいと思えるのです。ホットスナックも美味しいですし。(セブンイレブンの竜田揚げには感動した覚えがあります。)

私が以前住んでいた自宅は、すぐ隣がセブンイレブンだったので仕事終わりの深夜は毎晩のごとく利用していました。今さらですが、夜中3時にタクシーから降りてくる女子が毎日コンビニ通いなんて何か怪しい仕事してるのか?と思われていたかもしれません。


さて本題ですが、このタイトルは”業務の裏側”という意味ではありません。(業務の裏側なんて書いたら内容によっちゃ首はねられます。)ここでいうコンビニエンスストアの裏側とは、どのような人が働いているのか、という点に焦点を当てています。ここでは3つの立場からの働き方をご紹介します。



・学生

コンビニは高校へ入学してすぐアルバイトとして働くことができます。コンビニ以外の接客販売の仕事でも大学生以上だったり、高校生でも進路が決まっている人に限るところもあるでしょう。コンビニを選ぶ理由は「楽そうだから。」という意見が多いようですが、レジの接客業務だけでなく、揚げ物や陳列、納品など正直やることはたくさんあります。

また、常連のお客様とのコミュニケーションも日常的です。働く人の年齢層も様々ですし、コミュ力を上げたい!という若い子には必見かと思います。18歳以下だと22時以降の勤務は禁止されていますが、例えば平日の学校帰宅後17時から22時まで・土日の昼間(9時から17時まで)に働けることも多いため、平均時給は安くとも安定的に稼ぐことができると考えます。



・主婦

特に近隣に住む方が多いです。基本的に都会といわれる場所のコンビニでは自宅から歩いて10分以内で行ける距離にあることが多いイメージかと思います。それに伴い、主婦の働き手が多いスーパーよりコンビニの方が自宅から近かったりすると、コンビニで働くという選択肢は妥当かと思います。

保育園・幼稚園の送り迎えをしないといけない主婦の方だと自宅から近ければ近いほど助かるでしょう。9時から17時=昼〜夕方までの時間帯が意外と人手不足なようなので、お子さんがまだ小さかったり、学校へ行っている間の時間だけ働きたいというママワーカーは活躍できるかと感じました。オーナーや店長によってはシフトにかなり融通を効かせてくださるので、お子さんの急な病気やPTA会議などの変更の相談にものってくれるでしょう。



・自営業の方

稀だとは思いますが、自営業されている方も働いています。実際に早朝一緒に勤務する方で、5時から9時までの時間コンビニで働いて、その後10時から自営業のお花屋さんで働いている方がいらっしゃいます。好きなことで稼ぐということは、一筋縄ではいかないようです。(コロナの影響もあったため急激に売上が下がってしまうなどの要因もあります。)

しかし、その方は休日が全く無くとも、経営しながら他の仕事もすることによって良い気分転換になるとおっしゃっていました。またお花屋さんというコミュニティだけでなく、別のコミュニティで人の繋がりができるので楽しい、とおっしゃっています。正社員で働く方も同様かと思います。



まとめ

その他にも、生活に困っていて稼がないといけないから深夜を中心的に勤務されている方もいらっしゃいます。事情はさまざまですが、そういった点ではコンビニの24時間・年中無休の強みが大きく表れているのではないでしょうか。

もちろんこれらには、働く時間や環境、業務内容の違い(レジマニュアル・接客マニュアル・掃除業務の有無等)それぞれコンビニチェーンの規定に沿った働き方も求められます。ですが、今回のコロナウイルスの影響で逆に売上が伸びているコンビニには、こういった働き方ができるということを改めて認識しました。



最後に:オーナーの人情深さ

なぜこのような記事を書こうと思ったのかというと、ちょうど私が今お世話になっているコンビニで、早朝のアルバイト終わりに鉢合わせたオーナーがふと物思いにふけていたことからです。


「自分は、自分の店を持つという夢を叶えた。でもここで働く若い子たちはこれから大学に行ったり就職したりする。ましてや高校生なんて初めてのアルバイトやし、ここのコンビニで仕事するという経験が、就職する上でも影響してくる。また仕事の良いこと悪いことの比較対象になり得る。(=人は自分の経験でしか物を言えないということ)

だから学生でもいち社会人として一から親のように教えんとあかん。売上を伸ばすとかそう言うことも考えなあかんけど、そういった働く子たちのサポートができるか否かでその子たちの人生にも関わってくると思うねん。

俺の知ってる知識とか仕事っていうものが本人たちに伝わって、その子たちの将来に活かせられば一つのやりがいやなあって最近よく思うようになった。俺も周りに教わったり助けられることばっかりやけど、現状に満足するのではなくて常に向上心とか新しいことの挑戦心も持ってなあかんなあ。」と。


お花屋さんを経営されている方と、また別の仕事をしたいと思って学校に行っている私と3人で話していた時の会話の一部分です。それぞれ夢や目標がある2人だからこそ共感性を感じて心の内をお話してくださったように思います。

頭のどこかで分かってはいるけど言語化できていなくて、実際に言葉にしてみたら現実味が増してくる、と言います。ここ数日オーナーの感情の中で何か葛藤があったけれど、その葛藤から解放される新しい発見やきっかけがあり、それがこれらの言葉で明確化されたのかなあと思います。


最後に一言。「自分はオーナーという役職があるし今後10年の契約がある。後を引き継ぐ者もおらんし、継続できるか不安になることは多々ある。でも仕事と思ってやってない。」

この言葉の裏から、オーナーが人生を賭けて今の仕事をされていることがひしひしと伝わってきました。家族で経営されているという点・自分だけではなく将来を担う学生の方や、よく足を運んでくださるお客様など、自分のやっていることは全て周りを巻き込んでいる、という視点においての責任感の表れだと感じます。

今はそんなオーナーに、たくさん働かせてください!この日は学校があるのですみません!と、シフトの融通を効かせてもらっており甘えっぱなしですが、どこかのタイミングで恩を返せたらと思っています。


オーナーの熱い気持ちと人情に、私は気持ちを奮い立たされた今日の午前でした。


最後まで読んでいただき大変恐縮です。堅苦しい記事が多いですが今後も前向きな記事を書いていきますのでどうぞご贔屓にお願い致します🤲🏻少しでもあなたがプラス思考へ導けるよう私もサポートさせてください。