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ユーラシア横断紀行 (1) 中国 西安7
西安の古くからの名物、影絵。そして高家大院は西安で人気の影絵上映場所だ。
その中国ならではのレトロさが感じられる事に非常に満足だった。
1元は大体17円なので、お茶付きで600円くらいだ。
中は、昔の姿がそのまま残っており、非常に趣深い場所となっている。
若い子達だけで見に来てたりもする。お土産には影絵の人形が人気のようだ。
#わたしの地球の歩き方 #一人旅 #写真 #旅行 #シルクロー
ユーラシア横断紀行 ⑴ 中国 西安6
シルクロードの面白さは、その連続性にある。
人や文化や建築や食が連綿と繋がっていて、尚且つ東から西へ向かう中で徐々に性質が変わって行く。
その最たるものがイスラム式寺院のモスクだろう。モスクというと思い浮かべるのはイスタンブールのブルーモスクやアヤソフィアではないだろうか。玉ねぎ型の屋根に三日月が浮かぶ物だ。
では、西安のモスクはと言えば、
これは西安市街地の写真だが、右に写っているのが中
ユーラシア横断紀行 ⑴ 中国 西安5
酒店とはホテルの事である。
詳しくは知らないが、飯店と書くホテルもあり旅店は宿のみ、飯店は食事付き、酒店は娯楽も完備という様なイメージがあるとか。最近では最もグレードの高い酒店と表記される事が多いらしい。
宿の位置は把握していたものの、先で出来た友達のxiao君が案内をしてくれた。場所は市内中心の大鐘楼に程近い場所であった。
大鐘楼はライトアップされていて非常に綺麗だ。どこかエキゾチックで、
ユーラシア横断紀行 ⑴ 中国 西安4
西安は、日本で言う京都のような場所だ。
中国史の中で長く都を置いた都市洛陽、歴史は秦の始皇帝の時代から続く。厳密には中心地から少し離れた場所になるのだが、西安市街はその周りを取り囲む城壁からして少し他の都市とは異質だった。
中心市街は京都の様な碁盤の目状に整備されており、その周囲を全長16kmの城壁が取り囲む。
それがガイド雑誌から得た知識だったが、実際目の当たりにするとその城壁は圧巻だった。
ユーラシア横断紀行 ⑴ 中国 西安3
西安で友達が出来た。
名前はxiao君。当時22歳で同い年、日本の東大院を目指している西安大学の学生だった。
西安空港から市街まではちょっとした距離がある。その間を繋ぐのは片道24元のエアポートバスがあるのみ。為替両替の場所を聞きたくて、エアポートバスの券売所に並ぶ彼に声をかけたのが出会いだった。
会話は基本片言の英語で、事情を察した彼は私にそのチケットを奢ってくれると提案してくれた。
勿論、
ユーラシア横断紀行 ⑴ 中国 西安2
1ヶ月間の旅行の中で、雨だった日は一度も無かった。それどころか雲一つない快晴である事が多く、スマホで撮った写真を見返してもどの写真も青空が映えていた。
中国も例に洩れず快晴だった、筈だ。
曖昧な言い方なのはスモッグが思いの外濃く、太陽さえ姿が辛うじて確認できる程度だから。
西安に近づくにつれ、それは濃く厚くなっていった。遂に西安に着く頃には空の全てを覆い、灰色の街が現れた。
#わたしの地
ユーラシア横断紀行 ⑴ 中国 西安1
海外へ行くのはこの時初めてだった。
それどころか一人旅すら初めてで、何一つ要領が分からない。
例えば、
・西安までは上海浦東国際空港を経由するが、トランジットについての一切の知識がない。
・何故か繋がる筈のWi-Fiが繋がらない。
・受託手荷物、どうすれば良いのか分からない。
・…時差を直すの忘れていた。
よくこの体たらくでこんな旅を一人でする気になれたか今考えれば不思議だった。
横断どころか
ユーラシア横断紀行 ⑴中国 西安0
シルクロードを感じたかった。
月明かりに照らされる砂漠の中をぶらり歩いてみたり、青の都と謳われる都市でその象徴であるメドレセを前にコーランを聴いたり。
凡そ日本で体感する事の出来ない非日常の世界が広がっていると勝手に思った。そして体験したかった。ただそれだけの理由だったが、大学生活最後の1ヶ月全部を使って東は上海からシルクロードを通り、果てはフランスのモンサンミッシェルまで旅をした。
薄らでか