ユーラシア横断紀行 ⑴ 中国 西安3
西安で友達が出来た。
名前はxiao君。当時22歳で同い年、日本の東大院を目指している西安大学の学生だった。
西安空港から市街まではちょっとした距離がある。その間を繋ぐのは片道24元のエアポートバスがあるのみ。為替両替の場所を聞きたくて、エアポートバスの券売所に並ぶ彼に声をかけたのが出会いだった。
会話は基本片言の英語で、事情を察した彼は私にそのチケットを奢ってくれると提案してくれた。
勿論、それでは申し訳ないので市内に着いたら返すと伝え同じバスに乗り合わせて西安市街へ向