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婉曲表現クイズの答え合わせ①horizontally challenged②vertically challenged

 前回ポリティカルコレクトネス(PCと略すこともあります)に関するクイズを出しました。ポリティカルコレクトネスがネガティブに受け取られることもあります。社会に浸透している表現の一例としては、職業名を性別無関係にしたものが挙げられます。例えば「保育士」(昔は保母さんと呼んでいた)やfirefighter「消防士」(昔はfiremanと呼んでいた)です。言葉以外のポリティカルコレクトネスの例もありますので、ご興味があれば検索してみてください。

難易度マックス 
①horizontally challenged
②vertically challenged
はどういう意味でしょうか?

ヒント4.を参考にして考えていきましょう。
①horizontally challengedは「水平方向において課題がある人(苦労している人、努力を要する人)」

 つまり、身体が重くて支えるのに苦労している人=体重の重い人という意味です。ほぼなぞなぞですよね。
 英語ではoverweight(over 超える+weight 重さ、体重)という表現が比較的婉曲的で、fatというと少し悪口というか、かっこ悪いという意味が加わってしまい、他人に言うと失礼な表現になります。

 アメリカ留学中に、体重が重過ぎて、自分で歩けなくなった人が電動車椅子で移動しているのを時々見かけました。外出できているうちは良いのですが、更に体重が重くなると、今度は一人では車椅子に移動できなくなったり、寝たきりになってしまうこともあります。

②vertically challenged「垂直方向において課題がある人(苦労している人、努力を要する人)」

 こちらは、上と下方向に課題がある人=身長が高過ぎて/低過ぎて困っている人という意味です。

 次回はポリティカルコレクトネスの他の表現例として、blackという言葉を取り上げてみたいと思います。blacklivesmatter movementがありましたが、覚えていますか?大阪なおみ選手も、犠牲者の名前を印刷したマスクをつけて、抗議していましたね。では、また次回の記事でお会いしましょう。

 


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