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現代語訳で楽しむ日本古典『御伽百物語』前口上

御伽百物語おとぎひゃくものがたり』の中で特に読みごたえがあると思ったものを現代語に訳して連載したいと思います。全8話予定。今のところ『御伽百物語』の現代語訳を出版している書籍はなさそうなので、この場を借りてみなさんと楽しみを共有できたら幸いです。

現代語訳をお届けする前に『御伽百物語』についての簡単なご説明。

『御伽百物語』
江戸時代中期の一七〇六年出版の怪談集。作者・青木鷺水ろすい。「百物語」と銘打ってはいるが、全二七話(「百物語」と題された怪談集のほとんどは百話ありません…)。中国の怪談奇談集を典拠としながらも舞台を日本に移し、独自の着想も加えている。
※百物語・・・百物語怪談会のこと。夜、蝋燭を百本灯し、集まった人々が順番に怪談話をする。一つ語り終えるごとに蠟燭の火を一本ずつ消していき、百本すべてが消えると化け物が出ると言われている。

なお、現代語にするにあたり、原典としたのは『御伽百物語』(藤川雅恵編著 三弥井書店)です。(初版のためか誤字脱字が多いのが玉にきず…)

トミオ

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