男女の友情は三軍だから成り立つ

いきなり寒くなったので、西川貴教が愛をどーこー言ってますね。

トミーです。

この前、久しぶりに男友達からLINEがきたんです。
まぁ、特別なんかが、あったわけではないのですが。最近は女友達とすら、連絡をとっていないので、コミュニケーション孤島にいる感覚です。

それでも、とくに不自由もストレスもないのですが、いざ連絡がくると嬉しいものでした。
とくに、意味なく連絡できるって嬉しいなと。

まだ、あまりピンときませんが、大人になるほど『たわいもない話が出来る関係性』って、大事らしいですね。

その男友達とは、20年近くそれが続いています。これまで、もう飽きるほど、

トミーは彼をどう思ってるの?

彼はトミーをどう思ってるの?


その質問を、周りからされ続けました。

本当に何もない。お互いに。

なんとも、まわりは納得しない様子でしたが、
そして、旦那も眉をひそめるわけですが、
答えは変わりません。

本当に本当に、何もない。

どう説明するのが、しっくりくるのだろうか。

あ、お互い三軍だから友達なんだ。

私も、三軍。
彼も、三軍。
友達の見た目は、なんなら一軍なのですが、
なかみが全力でド三軍なのです。
その昔、、、

友達『またスカウトされた、、、』

トミー『今度は誰よ。』

友達『リュウジ、、、怖かった、、、』

トミー『新宿なんか歩きなさんな。』

友達『リュウジ、「きみなら稼げる」って名刺無理やりわたしてきた、怖い、、、

トミー『三軍のコミュ障なめんなって言いたいね。

そう、友達は見た目が派手な三軍なので、
ホストのスカウトによくあっていたのです。
そのたびに、ホスト名を私に報告してきました。
リュウジっていかにも、昔のホスト感ありますよね。
岡田准一塚本高史を足したような顔面なため、スカウトほいほい。
しかし、いざ喋ると、一方的に早口でガンダムのはなしばかりするタイプです。
典型的なオタクです。
ホストなんかになったら地獄画図でしょう。

イケメン無駄遣い、全人類の嫌味

と、私はつねに、いじっていました。
そういえば、会社のスーツを買いたいからと付き合ったことがあります。
その理由が、

スーツ屋さん怖いから来て。

とのことで。
気持ちは、痛いほどわかるので付き合うと、
ギラギラな一軍店員があらわれました。

店員『お客様、お顔立ちが華やかなんで、
少し攻めたデザインも似合いますよ!』

友達『攻めた、、、

トミー『(、、、フルフルっ)』

店員『ほらっ、イケてますね!』

目の前に、シャドーストライプ×光沢あるスーツを着た

意識高い系のホスト

がいました。

トミー『っぶはっ!!!!』

友達『、、、そりゃ笑いますよね。』

店員『????』

もはや、店員置いてきぼりで、二人で爆笑しました。

そういうガラじゃねぇよ。

似合うんだけどね、似合うんだけど。

友達『攻めてないのください。』

トミー『(セメテナイノセメテナイノセメテナイノセメテナイノwww )』

三軍らしい、超絶シンプルなスーツを買っていました。
まぁ、攻めたスーツは業種選びますしね。

ホストとか


ホストとか



ホストとか

とまぁ、若いときはそんな関係性でした。
女友達と言ってもいいくらい、仲良しだった気がします。

三軍は、恋愛が苦手です。
そもそも、恋愛欲がない。
とくに私は。

あと、三軍は自分の性別に自信がありません。
だからか、お互い性別に触れるはなしを、
一切してこなかった気がします。
下ネタですら20年間皆無です。
本当に。
よく不気味に思われるのですが、ガチなんです。

男のくせに!

みたいな言葉は、あまり好きではなかった私。

女のくせに!

って言われてしまったら、とてつもなく傷つくからです。

わざと、ショートカットで、メンズファッションを楽しむような『男の娘』でもないし、
一人称が『ぼく』とか『俺』でもなかったけど。
ごく普通に、髪の毛長くて、ふわふわさせて、メイクして、ワンピースやスカートきて、ヒールはくような人間だったけど。
自分が女性である自信がありませんでした。

あくまで、ただ好きな格好が女性的な人間。

そういう認識です。
女性らしい振る舞いに対して、よくわからない罪悪感が、ちくいち生まれるのです。
生まれ育った環境のせいでしょうか?
母親から『女を出すのはみっともない。』と、
先入観を植え付けられたのは、大きいかもしれません。
深く考えると
私だけの可愛い赤ちゃんのままでいて。』
という、執着心と成長への恐れだったのでしょう。


だからか、

性別関係なく対等でいよう。

という意識が高かったと思います。
女のかたちをしただけの人間の完成です。
隙もへったくれもない、モテない人間の完成です。

一方、友達はどうでしょうか。
彼も、コンプレックスの塊でした。
本当にイケメン無駄遣い全人類の嫌味なわけですが、わけのわからないネガティブ思考。

『僕なんかを好きになる女性はいない。』

と、いつも弱気に言っていたので

トミー『大丈夫、面食いな女のみニーズあるから。』

友達『僕の顔が事故でグシャグシャになったらどうなる?』

トミー『取り柄なくなるね、、、』

友達『わぁああああああああっぁあああっ』

きっと、内面的なことに、ひたすらコンプレックスがあったのでしょう。
三軍で内向的でしたし、女性のような性格でもありました。
なんなら、私よりはるかに女性的です。
よく言えば、女性に共感力がもてるタイプでしょう。

カフェで一生メニュー迷う姿にイライラしたけど。

触れられたくないだろうと思ったし、傷つけたくもなかったから、聞いたことはありませんが、もしかしたら

男らしく出来ない

ことに、コンプレックスがあったのだろうかと、想像します。
まぁ、想像でしかありませんが。

お互いが、本当に本当に『自身の性別』を出さないのは、いや出せないのは、三軍ならではな気がします。
小4くらいで、思考止まってますからね。

得たいの知れないコンプレックス

ひたすら、それに追われていた気がします。

しかし、お互いだんだん大人になり、どうにか恋人が出来るようにもなり、そのときは報告をしあいました。
女友達との恋ばなでしたね、もはや

この三軍の関係性、とても心地よいものでした。
おそらく、コンプレックスと向き合わなくてもいいからでしょう。

なんとなく似てるタイプの人間

って居心地が良かったのだと思います。
私は、居心地がよければ性別関係なく、
誰でもそれなりに深い関係になります。
というか、対等を意識したら、誰でもそうなりますよね。

予防線張り巡らすタチの悪いビッチみたいだな。

と、一軍男子から言われたのは、ちょっと笑いました。

一軍からしたら

女は全て女

でしょうしね。
やはり、三軍ならではの感覚が、男女の友情を成り立たせた気がします。
それはそれで、ありがたいことなのかもしれません。

あ、その友達は結婚しているので、娘にメロメロとのことです。
微笑ましいはなしに、ほっこりしました。
お互い、コンプレックスだらけだったのに、
幸せにゴール出来て良かったなぁと、本当に思います。

結論:三軍は男女友情余裕


今日もありがとうございました!!















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