BACK TO THE SONG『Will』from Affection
冨永裕輔
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※試聴版。オリジナル版(04:02)は購入後に視聴可能。
Tokyo Star Radio『冨永裕輔 癒しの森 八王子時間』内で今年からスタートしてご好評をいただいているコーナー「BACK TO THE SONG」。
デビュー前のレア音源をメディア初オンエアするという企画です。
コーナーがスタートすると、もう手に入らない過去の貴重な音源を配信して欲しいというお声が届きました。
そのときは配信は難しいかなと感じていましたが、その後noteを始めたことによりその可能性が生まれました。
そして今日初めて、「BACK TO THE SONG」のコーナーで最初に取り上げた作品『Will』を配信します。
ジャケット画像は22歳当時の2006年に『Will』を収録したアルバム「Affection」から引用。この画像もデビュー以降初めて掲載します。
〜セルフライナーノーツ〜
この作品が生まれたのは2005年。
当時、大学4年生だった僕は進路に悩んでいました。
周りの友達がそうであるように就職活動をするか、それともそもそも上京したときからの夢だった歌の道に挑戦するか。
そんな中で、まずは力試しをするためにオリジナルソングを書いてデモCDを作り、小さなライブハウスから開拓していくことを決意します。
しかし最初はバラード曲しか書けず、ライブもCDも単調になりがちでした。
そこで、社会人バンドでお世話になっていたピアニスト石川トモ子さんと共作で、初めて明るいリズムの曲調にトライしたのがこの『Will』でした。
ピアノレコーディングも担当した石川トモ子さん曰く、「朝起きて新しい光の中で歩き出すようなイメージ」のピアノ伴奏に乗せて、前向きな歌詞を紡ぎました。
共に青春時代を過ごした仲間達と、自分だけが違う進路に進む一抹の寂しさ。
先の見えない厳しい音楽の世界に挑戦する、前向きな“意思”。
自分自身を奮い立たせようとして書いたことが、歌詞からも思い出されます。
人生の中では、「居心地は良いが今いる場所は何かが違う」と感じてしまうときがあるのではないでしょうか。
そんなときは、次の扉が開く前触れのように感じます。
慣れ親しんだ場所を離れるのは勇気もいりますし、自分一人で進もうとすると傷つくこともあるかもしれません。
その心の傷みは今まで以上にリアルに感じられて、はじめは辛いかもしれません。
しかしそれこそが、“生きる”ということだと思います。
そして自分が願って生まれてきた本当の道を歩き出したとき、そこにはまるで本当の自分を待っていてくれたような素敵な出会いが訪れるものです。
僕らはどんなに身近な存在であろうとも、ただの一度も他人を“所有”したことはありませんし、そんなことはできません。
相手もそこにいることを選んでくれたから、共に生きることができたのです。
しかしそのことは近ければ近いほど、誰しも忘れがちです。
人に限らず、モノや場所もそうではないでしょうか。
僕らが人生を終えたときに持っていけるものは何一つありません。
本当の意味では、何一つ“所有”することはできないのです。
すべては、ご縁があって同じ時を過ごせていること。
そう考えると、大切なモノや場所、人に対して改めて感謝の気持ちが湧いてきます。
そしてそのことに気づけたとき、到達する視点があります。
それは、「会えるかどうか」以上に、「会いたい人がいる」こと自体が、どんなに幸せなことかということです。
そして、「なれるかどうか」ではなく、「なりたい自分がいる」時点で、もう夢は叶っているということです。
僕の歌にはいつも傷みがありました。
人間は絶望や挫折に際してこそ、謙虚さを取り戻して成長することができます。そして本当に自分らしい生き方を選ぶ覚悟が宿ります。
誰にでも自分を大切に思ってくれている人がいると思います。
しかし自分の道を歩けるのは自分だけなのです。
他の人が代わってあげることはできません。
一歩目はいつも自分一人の強い意思“Will”から始めなくてはなりません。
歩き出せばもう景色は動き出します。
今までより少しだけ強くなった自分がいます。
僕の歌はいつもそうやって生まれてきました。
一曲一曲が葛藤の末にたどり着いた人生への自分なりの答えなのです。
それが同じように悩んだり傷ついただれかの人生のヒントになれたのなら、これ以上幸せなことはありません。
そのことが僕の道のりにも、意味を与えてくれているのです。
夏の陽射しの中で歩き出すような『Will』を、どうぞお楽しみください。
明日もあなたに良いことがありますように♪
「Will」
作詞 冨永裕輔 作曲 冨永裕輔・石川トモ子
時が過ぎる度につよくなれるさ そんな言葉を歌いながら
ずっと歩いていこう どんなときでも 笑い合えれば心は青空
ああ キミがいなくなった春 泣き虫なぼくがいた
でもひとり歩ける世界ずっと広がって 気がつけば夏の風がぼくを呼んでいる
近すぎて見えないことたくさんあるさ それは二人の愛も同じ
一人きりになった今 キミがいてくれたこと ぼくがいることやっと分かるよ
ああ 会いたい人がいる なりたいぼくがいる
それだけで足りないものなんて何もない 見上げれば夏の風がぼくに笑っている
ああ いつか夢を叶えたら胸を張って会いにいこう
だから今 止まらないメロディー歌いながら 開いた夢のとびらを進んでいこう
デビュー前のレア音源をメディア初オンエアするという企画です。
コーナーがスタートすると、もう手に入らない過去の貴重な音源を配信して欲しいというお声が届きました。
そのときは配信は難しいかなと感じていましたが、その後noteを始めたことによりその可能性が生まれました。
そして今日初めて、「BACK TO THE SONG」のコーナーで最初に取り上げた作品『Will』を配信します。
ジャケット画像は22歳当時の2006年に『Will』を収録したアルバム「Affection」から引用。この画像もデビュー以降初めて掲載します。
〜セルフライナーノーツ〜
この作品が生まれたのは2005年。
当時、大学4年生だった僕は進路に悩んでいました。
周りの友達がそうであるように就職活動をするか、それともそもそも上京したときからの夢だった歌の道に挑戦するか。
そんな中で、まずは力試しをするためにオリジナルソングを書いてデモCDを作り、小さなライブハウスから開拓していくことを決意します。
しかし最初はバラード曲しか書けず、ライブもCDも単調になりがちでした。
そこで、社会人バンドでお世話になっていたピアニスト石川トモ子さんと共作で、初めて明るいリズムの曲調にトライしたのがこの『Will』でした。
ピアノレコーディングも担当した石川トモ子さん曰く、「朝起きて新しい光の中で歩き出すようなイメージ」のピアノ伴奏に乗せて、前向きな歌詞を紡ぎました。
共に青春時代を過ごした仲間達と、自分だけが違う進路に進む一抹の寂しさ。
先の見えない厳しい音楽の世界に挑戦する、前向きな“意思”。
自分自身を奮い立たせようとして書いたことが、歌詞からも思い出されます。
人生の中では、「居心地は良いが今いる場所は何かが違う」と感じてしまうときがあるのではないでしょうか。
そんなときは、次の扉が開く前触れのように感じます。
慣れ親しんだ場所を離れるのは勇気もいりますし、自分一人で進もうとすると傷つくこともあるかもしれません。
その心の傷みは今まで以上にリアルに感じられて、はじめは辛いかもしれません。
しかしそれこそが、“生きる”ということだと思います。
そして自分が願って生まれてきた本当の道を歩き出したとき、そこにはまるで本当の自分を待っていてくれたような素敵な出会いが訪れるものです。
僕らはどんなに身近な存在であろうとも、ただの一度も他人を“所有”したことはありませんし、そんなことはできません。
相手もそこにいることを選んでくれたから、共に生きることができたのです。
しかしそのことは近ければ近いほど、誰しも忘れがちです。
人に限らず、モノや場所もそうではないでしょうか。
僕らが人生を終えたときに持っていけるものは何一つありません。
本当の意味では、何一つ“所有”することはできないのです。
すべては、ご縁があって同じ時を過ごせていること。
そう考えると、大切なモノや場所、人に対して改めて感謝の気持ちが湧いてきます。
そしてそのことに気づけたとき、到達する視点があります。
それは、「会えるかどうか」以上に、「会いたい人がいる」こと自体が、どんなに幸せなことかということです。
そして、「なれるかどうか」ではなく、「なりたい自分がいる」時点で、もう夢は叶っているということです。
僕の歌にはいつも傷みがありました。
人間は絶望や挫折に際してこそ、謙虚さを取り戻して成長することができます。そして本当に自分らしい生き方を選ぶ覚悟が宿ります。
誰にでも自分を大切に思ってくれている人がいると思います。
しかし自分の道を歩けるのは自分だけなのです。
他の人が代わってあげることはできません。
一歩目はいつも自分一人の強い意思“Will”から始めなくてはなりません。
歩き出せばもう景色は動き出します。
今までより少しだけ強くなった自分がいます。
僕の歌はいつもそうやって生まれてきました。
一曲一曲が葛藤の末にたどり着いた人生への自分なりの答えなのです。
それが同じように悩んだり傷ついただれかの人生のヒントになれたのなら、これ以上幸せなことはありません。
そのことが僕の道のりにも、意味を与えてくれているのです。
夏の陽射しの中で歩き出すような『Will』を、どうぞお楽しみください。
明日もあなたに良いことがありますように♪
「Will」
作詞 冨永裕輔 作曲 冨永裕輔・石川トモ子
時が過ぎる度につよくなれるさ そんな言葉を歌いながら
ずっと歩いていこう どんなときでも 笑い合えれば心は青空
ああ キミがいなくなった春 泣き虫なぼくがいた
でもひとり歩ける世界ずっと広がって 気がつけば夏の風がぼくを呼んでいる
近すぎて見えないことたくさんあるさ それは二人の愛も同じ
一人きりになった今 キミがいてくれたこと ぼくがいることやっと分かるよ
ああ 会いたい人がいる なりたいぼくがいる
それだけで足りないものなんて何もない 見上げれば夏の風がぼくに笑っている
ああ いつか夢を叶えたら胸を張って会いにいこう
だから今 止まらないメロディー歌いながら 開いた夢のとびらを進んでいこう
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