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2014年6月の記事一覧
Infinite reproduction
受話器を放り投げた途端に変容。赤い受話器は放物線を描いて落ちていく、捻るような力で回転するため、背面がのぞく、プラスチックの表面に朝日が反射して光ってみえる、コードがらせん状に動いているのが意識される。
配管勤務に日々の明け暮れ、自分が或る通過儀礼をクリアしてないんじゃないか、と思って、思い返してみたりする。
概念的に三人いる自分が悪意を持った存在に接触、しないように、暫定的に制限された行動の
God knows...
もう3時間近く、恋人のクルミに付き従って郊外にあるアウトレットモールでさまよっている。
片っ端からアパレル店に立ち寄っては、多種多様な衣服を試着するクルミに付き合うのにも、そろそろ疲れてきていた。
恋人のクルミは幼い顔立ちをしていたが、均整のとれた体型と化粧によって、大人びた着こなしもよく似合った。僕自身は女性のファッションにはさほど関心がないので、本人が気に入りさえすればそれでいいと思うのだ