富江弘幸|ビールライター

大学卒業後、出版社等で雑誌・書籍の制作に携わる。中国留学を経て、英字新聞社ジャパンタイ…

富江弘幸|ビールライター

大学卒業後、出版社等で雑誌・書籍の制作に携わる。中国留学を経て、英字新聞社ジャパンタイムズに勤務。現在は様々な媒体で記事を執筆している。JBJAビアジャーナリストアカデミー講師。著書『教養としてのビール』等。※Amazonのアソシエイトとして適格販売により収入を得ています

最近の記事

けやきひろば秋のビール祭り2024で印象に残ったビール3種

けやきひろば秋のビール祭り2024での楽しみ方を昨日のnoteで書いたんですが、今回はいつもとちょっと違った感じで注文してみました。 といっても何か変わったことをしたわけではなく、「今回のラインナップの中で、とにかくこれは飲んでおいてほしいってビールはどれですか」と聞いただけ。 ブルワリーの方に聞くと、迷わず答える派といろいろ迷う派の方がいておもしろかったですね。どちらにしても、そのビールとかブルワリーのコンセプトとかを熱く語ってくれるので、とてもありがたい時間でした。忙

    • けやきひろば秋のビール祭り2024の自分なりの楽しみ方

      今年もけやきひろば秋のビール祭りの季節がやってまいりました。ついこの前、春のビール祭りに参加したと思ったらもう秋。春のビール祭りは5月だったので、4ヵ月経ったんですね。 けやきひろばビール祭りは、数あるビールイベントの中でもかなり好きなイベントで、埼玉県民ということもあってたぶん初回からすべて参加しているんじゃないかな…。しらんけど。 「今回は行けなかった…」という記憶もないので、たぶん毎回参加していると思うんですが、今回は例年よりも短い滞在時間となりそうです。今年の春の

      • 広辞苑第二版から第七版まで「ビール」の項目を調べてみた

        ふと気になりました。広辞苑の各版で、「ビール」がどう説明されているのか、と。説明はアップデートされているのだろうか、と。 で、特に時間がかかることではないので、早速調べてみました。 とある図書館に行ったものの、広辞苑の初版は置いていなかったので、第二版から最新版である第七版まで。どこかで初版があったら調べてみたいと思いますが、ひとまず現状の結果をご覧ください。 広辞苑第二版(昭和四十九年九月二十日第二版八刷発行)はい。こちらが基本になりますね。 ビールの語源はオランダ

        • Calbee × COEDOのアップサイクルなビール!「フルグラ」で使われなかったオーツ麦を使用

          今日のビールは、コエドブルワリーの「Calbee × COEDO「飲んでミーノ」(Mellow IPA)」。 コエドブルワリーといえば、流通にのらないサツマイモを使った「COEDO 紅赤-Beniaka-」に代表されるように、農業ベースのアップサイクルな取り組みを行っているというイメージがあるんですが、今日のビールもまさにアップサイクルなビール。 ちなみにアップサイクルとは、こんな意味です。 「Calbee × COEDO「飲んでミーノ」(Mellow IPA)」は、カ

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          実名で発信してよかったと思ったできごと

          イーロン・マスクがTwitterを実名にするとかなんとかという話。あまりこのニュースの詳細を把握していないんだけど、昔から匿名(ペンネーム的なもの含む)アカウントによるツイートは気になっていた。 もちろん一部のアカウントだが、自分に向けて誹謗中傷的ツイートをする匿名アカウントもあったし、自分の写真を無断で使用する匿名アカウントもあった。その中には、とあるイベントで問題を起こした後にペンネームもアカウントも変え、その問題とは関係ないような振る舞いをするアカウントもあった。

          実名で発信してよかったと思ったできごと

          ビールライターになる転機となった日の話

          ビールライターとして活動するようになって、今年で9年目。「今日からビールライターだ!」という日があったわけではないですが、あの日が転機だったなと思っている日があります。 「どうしてビールライターになったんですか?」「どうすればビールライターになれるんですか?」という質問をたまにいただくので、その回答になるような話を書いておきます。 ちゃんとしたプロフィールは下記をご覧ください。 ライターとして専門を持たないといけないという危機感自分は子供の頃から本が好きでした。なので、

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          正しい情報を出すにはコストがかかる

          正しい情報はタダではないのですよ。 今日も一日ずっと編集作業をしていました。大変だったのは事実確認で、ひたすらエビデンスを探す作業をしていたのですが、正しい情報を出すのはものすごくコストがかかるな……と思ったのです。 その一方で、正しい情報を出してもそれが当たり前だと思われ、間違っていたらどんな恐ろしいことになるかわからないという……。コストをかけているわりには報われない。これは悲しい。しかし、報われないからといって手を抜くわけにもいかないのです。 世の中に文章を出すの

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          著書『教養としてのビール』の台湾版刊行!

          2019年3月に2冊目の著書『教養としてのビール』(サイエンス・アイ新書)を出版しました。 それから1年半が経ち、なんと台湾版も刊行! オリジナルの『教養としてのビール』が出版されて間もない頃に、台湾版も出るっていう話は聞いていたのですが、やはり翻訳には時間がかかるようで。忘れた頃に台湾で刊行と相成りました。 タイトルは『啤酒素養學』。 オリジナルとは表紙の雰囲気がかなり違いますが、中身は一緒。しっかり繁体字に訳していただいています。 翻訳については完全におまかせな

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