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『ルビンの壺が割れた』がおもしろい

(この記事を読む目安:2分)

こんにちは、とみやまです。

最近、ホラー映画をよく見ています。
邦画、洋画どちらも見ているのですが、日本のホラーと海外のホラーって「怖い」の対象が違うんですよね。日本ではよく「白い服着た髪の長い女性の幽霊」が怖いの代名詞みたいになっていますが、海外のホラー映画では、見た目がグロいゾンビやら悪魔やらがよく出ているように思います。『パラノーマル・アクティビティ』とか『死霊館』シリーズには神父とか悪魔祓いとか出てきますが、日本のホラー映画には除霊師とか霊媒師とかが出てくるといった違いもありますかね。
個人的には『パラノーマル・アクティビティ』シリーズがおもしろかったです。
みなさんのおすすめのホラー映画がもしあれば教えてください。

さて、今回は小説『ルビンの壺が割れた』の感想です。
前回、『スモールワールズ』の感想を書いたときに、『花うた』を読んで『ルビンの壺が割れた』を思い出したと書きましたが、再度この本を読みました。
最初に読んだのは大学生のときだったと思いますが、この本のラスト一行を読んで鳥肌が立ったのを覚えています(読んだことがある方ならわかってくれるはず笑)。



以下、あまり深くは語りませんが、例のごとくネタバレが嫌な方は読まないでください。


『ルビンの壺が割れた』は宿野かほるさんの小説で、男女2人のFacebookのメッセージのやりとりのみで構成され、『花うた』同様地の文が一切ありません。
物語は水谷一馬という男性が、Facebookで偶然見つけた未帆子という女性にメッセージを送るところから始まります。この2人、実は大学の先輩と後輩という関係で、結婚を約束した仲でもあります。ところが、結婚式当日、未帆子は姿を消しました。
初めはいい感じでメッセージのやり取りをしていましたが、やり取りをしていくうちに2人の大学時代過去や秘密が明らかになっていきます。そして、衝撃のラストが……。

読むのは2回目でしたが、またしても衝撃を受けました。後半の展開がエグいです。
今まで読んできた小説の中で衝撃ランキングをつけるとしたら、間違いなく5本の指に入ります。

実はこの小説、発売前に全文が公開がされていたのです(今はされていません)。
理由は、この小説がすごすぎて出版社がコピーをつけられなかったから。無料で公開して、読者からキャッチコピーを募集しようというのです。
こんな裏話があったとは、さらに驚きました。笑

子どもが読むのは少し早いかもしれませんが、最近刺激が足りないなという大人の方、最近本を読んでないから読んでみたいけど何を読もうか迷っている方、通勤時間を有効に使いたい方、長編を読むのは面倒だけどしっかり本を楽しみたい方など、ぜひ読んでみてください。そんなに分厚い本ではないので一気に読めると思います。

もう一度言います。
この本、ガチでエグいです。

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