見出し画像

一人でしない

To meを始めようと思った時に考えていたのは、
きっかけは自分のためだけれども
「自分一人でしない」でおこうと言う事です。

パターンや縫製を任せるように、できるだけ
何か人に頼めるチャンスが来たら人と一緒にしようと思っている。

何故なら、
・単純に私一人でできる事は限られている
・人に何かを頼む事で、金銭のやりとりが生まれればお互いが潤うのではないか
・得意な分野を任されたいと思っている人が居て、頼む事ができたらお互いの能力が生かせて嬉しいのではないか

と考えて居るからです。

常々好きなものや得意なものがある人は、全体像を把握すると同時に
それに専念する環境があれば良いのにと思う。

今は、デザインも、TwitterもInstagramもウェブサイトも自分で初めてみたけども、もっとそれらが得意で、
今後出来てくるTo meの商品やコンセプトを好きな人が居たらお任せできたら嬉しいし、
イベントに出展する時は、常々販売を担当してくれる人が居たらいいのに、と思っている。

究極のこうなりたいを言うと、私は「イラストを描いて、こんなものが欲しい」と伝えるだけの状態になりたい。



それで、「一人でしない」の話に戻るけど
始める時に、というか現在進行形でネックなのが「お金」の事である。

制限なく、
自分の作りたいテキスタイルの色数・服の数型・サンプルの製作までにかかる費用・撮影にかかる費用…などなどを計算したら
手元にあるお金では、足りない事に気がついた。

これから仕事をして、貯金をして、全部が整うまで…と考えたら、
どうも半年以上先にしか始められなさそうだった。

どうしよう、待てない。

そこで、凄く怖いけどもTo meでは商品開発にかかる費用を、
販売で利益を上げると同時に、クラウドファンディング(寄付型・購入型)もしてみようと思います。

心の中に居るちっぽけな常識人の自分が
「自分のワガママで始めたのだから、全部自分で賄いなさい」
と話しかけてくる時があるけども、

私の周りでクラウドファンディングを行い、成功している人たちは、
自分の夢ややりたい事を、自分一人の夢とせずに、
多くの人の夢や、多くの人の希望にしている姿を見せてくれていて、
そのイベントその他の結果がどうであろうとも、

「その人が楽しんでいてくれたらそれでいい」

と思って私はお金を支払っていた。
これは、今までにないお金の使い方で、
しかもとても有意義な使い方だったなあと思う。

果たして私のこの、無謀に思える新しい仕事を、
一緒に夢見てくれる人は居るだろうか。

正直言ってあんまり自信がない。
私は実績があるわけでも、有名なわけでもない。
生活に役立つ物を作るわけでもないし、購買層はかなり限られたデザインになると思う。

それでも、始めてみるしかないなあと思ってこれを書いている。


- - - - - - - -

これを書いてから、クラウドファンディングのリターン用の商品を作ったり家族にお金を借りる事を頼んだりしていたら、公開するまでに間が空いてしまった。

始めると決めて、周りに相談をしたり少し話をしていたら値段も出す前からリターンの商品を欲しいと言ってくれる人や、入金したいので口座を教えて欲しいという人が現れたので少々驚いている。
ありがたいなあ。

皆さんからのサポートは、 新商品の開発やサンプル作り、時々お茶代に使わせて頂きます。