見出し画像

「会社が嫌だ」が和らいだ唯一の方法

4ヶ月のメンタル休職を経て、2022年1月から今の職場に復帰し、もう間もなくして1年を迎えようとしています。
現在の体調は非常に良好。

ただし、徐々に良くなった訳ではありません。私自身は明らかに「良くなった」と思えるターニングポイントがありました。

それは、「転職活動」。

先に言いますが、転職そのものをオススメしたいわけではありません。結局、私自身は転職はしていないです。休職になる前もなった後も、そして今も同じ職場です。

それなのに転職活動の前と後で、明らかに体調が良くなったんです。より具体的に言うと「転職候補の企業からお祈りされた」翌日からすこぶる体調が良くなりました。


自分で思うに理由は3つあります。

1つ目は「他の世界に触れた」こと。
転職活動中は「絶対に今の会社は辞めるんだ!」という意気込みでスタートしました。ただし、同じような業界や企業には行かないことは予め決めていました。

具体的に言うと、「メーカー」は無し。(現会社が車の会社につき。)
「大手」も基本は無し。

メンタル系の病気の再発は嫌ですし、どんなにホワイトっぽい企業でも全員が全員、会社への満足度が高いわけではない、と考えたからです。

そうなると自ずとスタートアップ企業や地元の企業に絞られるわけですが…

そこで理由2つ目。
「現状の幸せが何かを考えられた」こと。

スタートアップって、結構年収もそこそこ良いですし、私服通勤や在宅ワークも当たり前で、全てが魅力的に見えちゃうんですよね。
私自身もそうで、「絶対ここはいる!」って思った会社が1社ありました。

実際に面接も3回ほどしていただき、結構入る気満々なところまで行ってました。なんなら、向こうの社員の人との懇親会という名のお酒の席にも招いて頂きました。

ただ、そんな状況に並行した裏側では、家族(というか父親)からは結構な反対をされていました。
「その会社は聞く限りはオススメ出来ない」やら「そんなに辞めたいの?」と言ったことも言われておりました。
当初は言われれば言われるほど、反発心(だって親子の関係だもの…)が勝り、「絶対に入ってやる」感が向上してたのですが、今思い返せば、やはり親の言葉ってずっと気にはなってるんですよね。

そんなこんなで「なんで辞めたいんだろう?」「何が嫌なんだろう?」ということを考えるよりも
「なんで今の会社に入ったんだっけ?」や「仕事の中で楽しいこともあった気がするけどなんでだっけ?」
と考えることが多くなりました。


そして、極めつけは3つめの理由。
「隣の芝生は青いけど、家の中はぐっちゃぐちゃ」ということが頭の中に過ぎったこと。

その不安な思いを転職候補先に伝えたんです。すると、向こうも向こうで会社としての課題やら、大手企業ほどの安泰はないことやら、退職金はない…等など、掘り下げれば堀りさげるほど不安も出てくる結果でした。

それでも、私は「でも0から立ち上げていくってそれはそれでワクワクしますね!」なんて先方には伝えていました。
正直言います、、そんなワクワク私はあまり求めない派です…


そして、後日、先方からメールが来ました。
「当社の現在のベンチャーとしてのカルチャーで発揮いただくことが難しいのではないかと思い、慎重に検討した結果…」

え!あんなに楽しく飲んだのに?!
とも、思いましたが、同時にホッとする自分もいました。

むしろビックリするくらい、気楽に受け止める自分がいました。そして、その日を皮切りに驚く程に、朝起きて立ち上がることがさして苦にならなくなってたんです。


妻もめっちゃ言います。
「なんか急に元気になった!良かった!てか、むしろ病気するまでこんなだったね笑」と。

そんなこんなで今に至ります。
元気が出てからは職場の風土改革なんかを推進しようとしたり、活力も依然くらいに戻ってきてます。

転職そのものを勧めたいとは思いませんが、「1度外を見て、中を知る」ってのは何よりも重要なんじゃないでしょうか。

あ!海外旅行が好きな理由はそれか!!(記事書きながら気づきました。)

そんなこんなで、年末の台北ベトナムシンガポール旅行が楽しみです。

おしまい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?