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すぐに「答えを欲しがる」人の特徴

どうも、高尾トンビです!

講師の仕事をしていて、いつも感じることがあります。

それは、すぐに「答えを欲しがる」人が結構多いということです。

どこかに「決まった答え」があるという錯覚

知識や情報を正確に記憶しているかどうかを確認するクイズやテストであれば、「決まった答え」というものが存在します。

しかし、世の中の多くのことには「決まった答え」というものが存在しません。

なぜなら、「置かれている状況」や「問われていること」によって、答えが変わってくるからです。

例えば、「成功したい!」と考えている人であっても、「成功」というものの定義が人それぞれ違っていたり、置かれている状況との兼ね合いで変わるので、決まった正解はありません。

でも、どこかに「決まった答え」があるんじゃないか?と期待し、必死で正しい答えを「探そう」としてしまう人が結構います。

決まった答えを「探して」しまう3つの理由

決まった答えを「探そう」としてしまうのは次の3つのことが原因だと思います。

1.試験の影響
2.親の影響
3.その方が楽

試験の影響

学校で行われる試験は「知識や情報」を正確に記憶しているかどうかを確認することが多いです。

最近になって少しずつ変化していますが、これまでの教育制度のもとでは「決まった答え」を覚えて、それを答えるというパターンが染み付いているので、何かを問われると「決まった答え」を探そうとします。

親の影響

試験とは性質が違いますが、親が何でも決めて子どもに指示する(やらせる)という環境で育ってきた人は、「自分で考える習慣」が付いていないので、誰かの考え(指示)に頼るという意味で、「決まった答え」を探そうとしてします。

その方が楽

決まった答えを探して、それをそのまま答える方が「圧倒的に楽」です。

自分で考える必要がないので、ストレスが少ないです。

特に、自分で考える習慣ができていない人は、考えることが面倒くさいので決まった答えを探そうとします。

他人が決めた「正解」

そもそも、「決まった答え」というのは、誰かが「決めた答え」です。

決まった答えを探して、それを「自分の答え」にするというのは、ひいては「他人の考え」に従うということを意味します。

その構造に気づかないと知らず知らずのうちに、他人にコントロールされることになってしまいます。

素晴らしい考えや意見を参考にすることは大事ですが、それを「絶対視」してしまうと、他人に操られやすい人間になってしまいます。

批判的思考が重要

意見や主張というものは、ロジカルに組み立てられると「もっともらしく」見えます。

もちろん、素晴らしいものも多いとは思いますが、なかにはとんでもないものもあります。

そもそも、個人が書いた文章なので「偏り」があるのが当たり前です。

ロジカルな文章は、その文章そのものではなく「その結論を導き出している前提」や「背景」「意図」に踏み込まなければ、「妥当かどうか?」を判断することは難しいです。

だから、「それは本当に正しいのか?」「違う見方もあるのではないか?」という形で、その「前提」を疑ってみて、妥当かどうかを確かめる必要があります。

そういう考え方を「批判的思考(クリティカルシンキング)」と言います。

令和の時代こそ「批判的思考」が重要!

時代の変わり目では、これまでの常識が通用しなくなることが多いです。

前提条件も変わります。

例えば、人口が右肩上がりで経済の規模も右肩上がりの時代と、人口がどんどん減少し、経済の規模が縮小していく時代とでは「発展するための戦略」が違います。

何の疑いもなく、これまでの「やり方=答え」に頼っているととんでもないことになります。

こういう時代だからこそ、「批判的思考」を持って、これまでの常識や前提を疑ってかかる必要があります。

自分の頭で考えて行動することが必要です。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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