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名探偵はなぜ事件を解決できるのか?

どうも、高尾トンビです!

僕は小学校から高校まで推理小説が好きでハマっていました。それ以降はなぜかあまり読まなくなってしまいましたが・・・

「推理小説に出てくる名探偵はなぜ事件を解決できるのか?」ということについて、本質を見極めることができる人の特徴と絡めて解説したいと思います。

名探偵はなぜ事件を解決できるのか?

「名探偵はなぜ事件を解決できるのか?」
「そんな風にストーリーを書いているから」

・・・で終わると解説の意味がないので、ちゃんと説明します。

それは洞察力が優れているからです。

洞察力が優れているので、警察にはなかなか見抜けない本質を見抜くことができ、事件を解決に導くような名推理ができるのです。

洞察力とは何か?

「洞察力とはなんなのか?」を説明する前に、「観察と洞察の違い」を説明します。その理由は「洞察」というものが「観察」をベースに成り立っているからです。

観察と洞察の違い

よく「観察力」と「洞察力」を混同する人がいますが、少し意味が違います。

まず、「観察」とは、「物事の状況をありのままにくわしく見極め、そこにある様々な事情を知ること」で、「観察力」はその力のことです。

一方、「洞察」は、「物事の本質や裏側にある見えない状況を推測すること」で、「洞察力」はその力のこと。

観察力と洞察力の違いは「目に見えるものを対象にしているのか?」
それとも「目には見えないものを対象にしているのか?」です。

「客観なのか?」「主観なのか?」とも言い換えることもできます。

推測とは「おそらくこうだろう」というものなので、その人の主観です。しかし、単なる主観とは少し異なります。

その理由は、「洞察」というのが通常「観察」の後(もしくは同時)に行われるものだからです。

警察の方が情報をたくさん持っているはず

名探偵はするどい推理で、事件の真相を明らかにして真犯人を突き止めます。

しかし、よくよく考えると警察も同じような情報を持っているはずです。さらにいうと、警察の方が情報の数は多いかもしれません。

それなのに、名探偵は警察が見つけることができなかった「重要な証拠」を見つけたり、警察が引き出せなかった「重要な証言」を聞き出せたりします。

その理由は、名探偵の「洞察力」が高いからです。

客観的な事実から、重要な事実を「推測」する

名探偵は、客観的な事実を「観察」し、そこから重要な事実を推測することに長けているのです。

例えば、凶器が「果物ナイフ」だった場合、「なぜ果物ナイフを使ったのか?」→「他に凶器になり得るものはなかったのか?」→「とっさに犯行に及んだのか?」とか

ある証拠は丁寧に隠されているのに、ある証拠は隠されていない場合、「なぜ、全ての証拠を同じように隠そうとしなかったのか?」→「この証拠はダミーじゃないか?」とか

すごく簡単な推理の例ですが・・・名探偵は客観的な事実だけでは読み取れないことを推測しながらどんどん思考を広げていって、警察が調べないような場所を調べたり、警察が聞かないような質問を関係者にぶつけて、真実にたどり着くということをお伝えしたいのです。

まさに名探偵は洞察力を発揮して事件を解決しているのです。

洞察力を鍛えると、見えなかった本質が浮かび上がってくる

よく、上司から「物事の本質を見抜きなさい」と言われることが多い人は、「洞察力」を鍛えましょう!

洞察力を鍛えるには、観察力と推測力(仮説を立てる力)を鍛える必要があります。

客観的な事実をきちんと把握して、そこから導きださせるもの(隠れた規則性や関連性など)を推測し、本当に重要なことをあぶり出すのです。

もちろん、推測したことはちゃんと検証しなければ単なる主観で終わってしまうので、事実と擦り合わせて推論が成り立つのかを検証しましょう。

仮説を立てること、検証することについてはまた別のタイミングで紹介したいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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