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具体と抽象の行き来について

どうも、高尾トンビです。

以前、書いた一行読書「具体と抽象」を読んだ方からコメントを頂いて、そういえば「具体と抽象の行き来」って具体的にどうするのか?については、触れていなかったなあと思ったので、今回はそれに触れたいと思います。

一行読書「具体と抽象」をまだ読んでいない方は、先にこちらをご覧ください。

話がかみ合わないことの原因

話がかみ合わないことの原因は、大きく分けると2つあります。

①まず1つが「話の階層がズレている」
②もう1つが「話の階層は同じだけど、お互いが注目している部分がズレている」
この2つです。

具体と抽象の行き来

①の「話の階層がズレている」という問題であれば、
具体と抽象の行き来でうまくいきます。

抽象化というのは、「情報を減らす」ことで
具体化というのは、「情報を増やす」ことだと捉えてみてください。

その場合、もっと「具体的に言って」と言われて、情報を増やす(細部を伝える)ことで相手に伝わったのであれば、具体化が弱かった(相手に与える情報が不足していた)というケースです。

逆に情報を減らした方が相手に伝わったのであれば、抽象化が弱かった(相手に与える情報が多すぎた)というケースです。

具体と抽象の行き来というのは、会話の中でそれを繰り返す作業です。
「情報を増やす」「情報を減らす」
その繰り返しの中で相手が理解できるポイント(階層)を見つけるイメージです。

「象の鼻としっぽ」

②の「話の階層は同じだけど、お互いが注目している部分がズレている」この場合は、情報を増やしても減らしても「会話がかみ合わない」です。

このケースについては、『具体と抽象』の著者の細谷さんが別の書籍『象の鼻としっぽ』で説明されていて、それが参考になります。

同じ「象」という動物について話をしていても、一方が「鼻」に注目していて、もう一方が「しっぽ」に注目していると、話がかみ合わないというものです。

要するに「お互いが自分の興味がある部分」についてだけ話しているので、かみ合わないということです。人の話をちゃんと聞く気がない。

この場合は、「具体化と抽象化」の話というよりも、「相手の話を聞こうとせずに、自分の話ばかりしている」のが問題なので、「ちゃんと相手の話を聞きましょう」っていうことです。

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